カードローンのおすすめランキング|重視するポイントでローン会社を比較

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

カードローンは手軽にお金を借りられるサービスですが、業者や検討すべきポイントがいくつもあります。
慎重に選びたいものの、すぐに借り入れが必要な場合は、そうもいっていられません。
そこで、多くのカードローンの経験者が利用時に検討した重要ポイントに絞ってご紹介します。

【調査データ】カードローンで重視するポイント

カードローンを選ぶ際に重視するポイントとして、最も回答が多かったのは、「金利の低さ」で34.8%

金利で利息が決まるので、なるべく金利を抑えて希望金額を借り入れたい、と考える人が多いのは当然です。「申込の手軽さや利便性」24.2%と「審査/借り入れスピード」22.1%とは僅差で並びました。カードローン利用者の傾向として、長期借入より急な借入で短期に利用することが多く、利便性やスピードが重視される結果となりました。

以下のページで、カードローン選びの5つのポイントについて詳しく説明していきます。

Point
  1. 金利が低い
  2. 利便性が高い
  3. 審査スピード
  4. 借入スピード
  5. 借入限度額

【調査データ】カードローン利用者の実態

◆ 年齢(カードローン利用時)

◆ 性別

◆ 職業

◆ 年収

そもそもカードローンとは?目的別ローンとの違い

カードローンは、銀行や消費者金融が提供するサービスで、契約時に設定された限度額内であれば何度でも借入できる個人向けのローンです。用途が限定されていない点が、目的別ローンとの大きな違いです。

カードローン 目的別ローン
目的 目的は自由(ギャンブルはNG) 住宅やマイカーなど固定の目的のみ
借入回数 繰り返し可能 1回のみ
審査回数 1回のみ 1回のみ
金利 高い 安い

カードローンの種類

カードローンには、大きく分けて「消費者金融カードローン」と「銀行カードローン」の2種類があります。

それぞれの特徴を比較すると、下表の通りです。

消費者金融カードローン 銀行カードローン
取り扱い機関 消費者金融 銀行
審査の厳しさ 甘い 厳しい
審査スピード 最短当日 最短翌日
上限金利 18%程度 14%程度
カードローン名 SMBCモビット
プロミス
アコム
アイフル
楽天銀行スーパーローン
三菱UFJ銀行カードローン
三井住友銀行カードローン
PayPay銀行カードローン

消費者金融カードローンのメリット・デメリット

消費者金融カードローンとは、プロミスやアコムなどの消費者金融会社が扱うカードローンのことです。

メリット デメリット
・口座開設の必要がない
・融資まで最短30分と短い
・無利息期間がある
・金利が高い傾向にある
・総量規制の対象

消費者金融カードローンは、申し込みから最短30分で融資を受けられます。また、多くの消費者金融が無利息期間を設けており、期間内に返済できると金利がかからないのがメリットです。

一方で、銀行カードローンと比べると金利が高いです。また、年収の3分の1を超える融資を受けられない総量規制が適用されるため、他社からの借入額が多い人や無職の人は利用できません。

消費者金融カードローンがおすすめの人
  • 即日融資を受けたい人
  • 口座を増やしたくない人
  • 無利息期間内に返済できる人

銀行カードローンのメリット・デメリット

銀行カードローンとは、その名の通り銀行が扱うカードローンです。

メリット デメリット
・金利が低い
・長期間の借入に向いている
・安心感がある
・融資までに時間がかかる
・返済方法が少ない

銀行カードローンは、金利の低さが大きなメリットです。しかし。融資までに時間がかかるため、いますぐお金を借りたい人には向いていません。また、返済日が決められているなど、返済方法も消費者金融カードローンと比べて制限があります。

銀行金融カードローンがおすすめの人
  • 金利を抑えたい人
  • 融資までに余裕のある人
  • 決まった日に返済できる人

カードローン会社の評価ランキング


実際にカードローン会社を利用した人に、その満足度を聞きました!評価が高かった上位5社までを、ここでご紹介します。

1位:モビット

3.5/5
手続きができる期間が幅広い

(30代・会社員・男性・既婚・年収301~400万円)
ウェブで審査に申込みましたが1時間しないうちに審査結果のメールが来ました。本当に審査しているのか疑問に感じるくらい速かったです。
提携ATMで希望額をすぐに借りられました。
かなり速いとは聞いていましたが、ここまで速いとは思わなかったです。
ウェブでの申込みもできるので手元にスマートフォンさえあればすぐに申し込めます。返済も提携ATMで簡単にできるので便利でした。
限度額は50万円未満でしたが自分の場合はそこまで高額の借り入れはしたくなかったので特に問題はなかったです。
逆に100万円以上だったらここまで簡単に借りられなかったかもしれません。限度額が高いほど金利は低くなります。
私の場合だと50万円未満でしたので金利は18%でした。審査のきびしい銀行のカードローンに比べたら少し高いです。

2位:楽天銀行スーパーローン

3.4/5
スムーズに手続きができて満足だった

(20代・会社員(事務系)・女性・未婚・年収201~300万円)
審査スピードは、スマホから休日の午前中に申し込んで、翌日の午前中には審査完了のお知らせが来て、ローンが利用できるようになったので迅速さを感じられたので、満足でした。
審査完了してから、1時間ほどで10万円以上の金額を借り入れできて、借り入れ完了のお知らせもメールで1時間以内で届いたのでかなり満足でした。
スマホから申込みができて、本人確認書類もスマホからアップロードするだけで提出できて、つまづくことなくスムーズに手続きできたので満足でした。
限度額は、他社では100万円以上になれば良いほうだったのですが、200万円以上借り入れできるようになっていて、資格取得のためや住宅購入のためなど複数の用途で利用できるようになっていたので、満足でした。
借り入れ金額は100万円近い金額だったのですが、多少変動はあったものの2%ほどの金利で済んで月々の支払いの負担がとても軽くなったので満足でした。

3位:プロミス

3.3/5
ウェブならいろいろと調べながら進められるので、ストレスがありません

(40代・会社員・女性・未婚・年収401~500万円)
審査に関しては、ウェブ上で申込みから契約まで完結するので、非常に便利だと感じました。
店頭であれこれと手続きをするのと比べると、心理的なストレスはかなり軽減されます。
ローンカードを発行したため、それが届くまでに1週間ほどかかりました。
これは事前に想定していたことなので、全く不満に感じることはありませんでした。
ウェブで申し込みが完結するのは大きなメリットだと思います。
有人にしろ、無人にしろ、店舗で諸々の手続きをするのは、初心者にとって意外とハードルが高いです。
自分の場合、必要としていた金額は5万円だったため、それを十分カバーできる限度額でした。

4位:アコム

3.3/5

5位:アイフルカード

3.3/5

おすすめのカードローン会社の選び方

ここでは、カードローンを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

  • 金利が低い
  • 審査スピードが早い
  • 審査に通りやすい

金利が低い

金利の低いカードローンを選べば、利息を抑えることができ、返済期間が長期に及ぶ心配がありません。

カードローンの金利を比べる際は、必ず上限金利を確認しましょう。上限金利は借主を保護するために法律で定められており、借入額に応じて年10~20%となっています。

各カードローンの上限金利は下表の通りです。

カードローン 上限金利
銀行カードローン 楽天銀行スーパーローン 14.5%
三井住友銀行カードローン 14.5%
三菱UFJ銀行カードローン 14.6%
PayPay銀行カードローン 18.0%
消費者金融カードローン SMBCモビット 18.0%
プロミス 17.8%
アコム 18.0%
アイフルカード 18.0%

審査のスピードが早い

審査スピードはカードローンによって異なります。急ぎで融資を受けたいなら、審査が早いものを選びましょう。

各カードローンの審査スピードは、以下の通りです。

カードローン 審査スピード
銀行カードローン 楽天銀行スーパーローン 最短当日
三井住友銀行カードローン 最短翌営業日
三菱UFJ銀行カードローン 最短翌営業日
PayPay銀行カードローン 最短60分
消費者金融カードローン SMBCモビット 最短30分
プロミス 最短20分
アコム 最短30分
アイフルカード 最短20分

三井住友銀行や三菱UFJ銀行は、カードローンの審査結果が出るのは最短でも翌営業日で、融資までにはさらに時間がかかります。メガバンクは営業時間を設けており、審査に時間を要するためです。

即日融資を希望するなら、ネット銀行か消費者金融のカードローンから選ぶことをおすすめします。

審査に通りやすい

審査が通るか不安なら、審査に通りやすいカードローンを選びましょう。

大手消費者金融は審査通過率を公表しています。

消費者金融名 審査通過率
SMBCモビット 47.0%
プロミス 38.9%
アイフル 35.0~40.0%
アコム 42.1%

カードローンを使った理由

カードローンを使った理由として、最も多かったのは「生活費」の41.3%でした。

いまの生活を整えるための資金という観点で、「借金の返済用」「家賃払い」「一時的な資金不足を補うため」も合わせると、計73.8%にのぼります。日々の暮らしのために、カードローンを使う人が多いことがわかります。

また、「冠婚葬祭」や「医療費」など、急に予期しない出費が発生したと思われる項目については、計15.2%という結果になりました。

一方、趣味や娯楽、欲しい商品の購入、自己啓発、美容など生活に潤いをもたらすための出費については、計54.4%という結果になりました。

カードローンを今後も利用したい?

実際にカードローンを使った人に、今後も利用したいか質問したところ、「利用すると思う」(25.2%)、「利用しないと思う」(51.3%)、「どちらともいえない」(23.5%)という結果でした。必要があれば利用する可能性がある人は、約半数といえます。

なお、利用した金融機関に対して、「とても満足」「まあまあ満足」と答えた人は、計39.6%、「不満」「やや不満」は計17.7%となっており、満足を感じた人が上回りました。一方、「どちらでもない」という回答は42.7%にのぼります。つまり、8割以上の人が不満を持たなかったといえます。

カードローンで実際に借入した金額とは

5万円単位で見てみると、最も多かったのは「~5万円未満」(30.2%)、次いで「5万円~10万円未満」(18%)でした。10万円単位では、「~10万円未満」(48.2%)、「10万円~20万円未満」(13.8%)と続きました。つまり、10万円未満の利用者が全体の半数近くを占めることがわかります。

一方で、「100万円以上」(8.3%)は、「3万円~5万円未満」と同率で、「1万円~2万円未満」(7.6%)や「15万円~20万円未満」(5.7%)を上回っています。

10万円未満の借入が圧倒的に多いものの、100万円以上の借入も一定の需要があることがわかります。

審査開始から審査完了までにかかった時間

審査にかかった時間が「1時間未満」(48.8%)、「30分未満~2時間未満」(59.4%)、「2時間以上1日未満」(12.4%)という結果でした。

1時間未満の内訳を見てみると、「30分以上1時間未満」(26.3%)が最も多く、次いで「30分未満」(22.5%)が僅差で並んでいます。

2時間未満で審査が完了した人は約6割にのぼり、9割近くの人が1日以内に審査が完了しています。

カードローンを利用してよかったこと

カードローンを使って良かった点として最も多かったのは、「急な出費に対応ができた」という意見です。前項の調査の結果でわかる通り、大半は数時間で審査が完了します。急に借入が必要になった場合に頼もしいサービスです。

「買いたいものが手に入った」(23.8%)、「趣味や娯楽に使えるお金が増えた」(16.9%)など、生活にゆとりをもたらす使い道の人も見られました。欲しいものを手に入れたいときに便利なサービスといえます。

カードローンに関するみんなの質問

  • カードローンとクレジットカードのキャッシングは何が違いますか?

    カードローンもクレジットカードのキャッシング機能も、急いで借り入れをしたいときには便利なサービスです。比較する主なポイントとしては、「借入限度額」「金利」「返済方法」となります。

    カードローン キャッシング
    審査 審査あり:30分~1日
    ※数日の場合もあり
    審査なし
    借入限度額 10万円~800万円 10万円~100万円
    金利 1.9%~18% 15.0%~18.0%
    返済方法 口座引落
    提携ATM
    口座引落
    提携ATM
    指定口座への振込
    返済方式 毎月返済
    臨時返済
    一括返済
    リボ払い

    ※カードローン会社及びクレジットカード会社が公開している情報を調査して作成(2022年6月10日時点)

  • 在籍確認の電話が職場にかかってくるって本当ですか?

    在籍確認の電話では社名を名乗らないなどの配慮が行われています。

    在籍確認とは、利用者が申請した勤務先や連絡先が正しいかどうか、カードローン会社が確認することを言います。

    一般的には、勤務先に電話をかけて在籍確認をすることが多いですが、社名や借入のためといった要件を電話口で伝えることはありません。

    本人が不在の場合、同僚や上司が対応すると思われますが、「外出中」や「会議中」といった回答であれば在籍するという証明になるため、確認としては完了です。

    ちなみに、同僚などに「なんの電話だったの?」と聞かれた場合、カードローンと答えにくい場合は、「前に参加したセミナーの案内だった」などという回答はいかがでしょう。

    なお、家族にも知られたくないといった場合は、封書で届く利用明細についても不安です。

    会社によっては、Web明細にしているところもあるので、気になる方は利用前にご確認ください。

  • もし返済が遅れたらどうなりますか?

    カードローンの利用停止、遅延損害金、一括返済などが発生します。

    返済が滞った場合、返済が完了するまでカードローンの利用を停止されることがあります。

    数日程度の延滞であれば、停止することなく利用できることもありますが、一定期間を過ぎても返済が無い場合は利用停止となります。

    その場合は、必要な金額を支払うまで利用することができません。

    また、返済が遅れた場合は、遅れた日数分の遅延損害金、つまり延滞利息が発生して、余計な出費が発生することになります。

    長期にわたって返済が滞り、督促にも応じない場合などは、借入残高に延滞損害金を含めた金額の一括返済を求められます。

    さらに、過去から現在にいたるまでのローンやクレジットの取引に関する情報「信用情報」 にも、延滞等の記録が登録されることになります。

    信用情報は、貸金業者等が顧客の信頼性を判断するためにも用いられるもので、信用が高まれば融資等を受けやすくなり、逆に信用が損なわれれば今後のサービスに悪い影響をもたらします。

    返済が遅れそうな場合は、あらかじめカードローン会社に連絡して返済方法などを相談しましょう。

    万が一、返済が遅れた場合も、早急な対応が必要です。

まとめ

この記事では、カードローンについて詳しく紹介しました。借入額が多く、金利を抑えたい人は銀行カードローン、即日融資を希望する人は消費者金融がおすすめです。各カードローンのメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合ったカードローンを選ぶようにしてください。

おすすめのカードローンや人気ランキングについてはこちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。
参考:おすすめカードローン&人気ランキング!

調査概要
  • 調査実施会社:株式会社ウェブクルー
  • 実施期間:2022年4月28日
  • 有効回答数:480
  • 調査方法:インターネット調査(Surveroidを利用)https://www.surveroid.jp/

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