楽天銀行スーパーローンとは?特徴金利・審査などを詳しく解説!

執筆者:マネーFIX 編集部

銀行カードローンには多くの種類があります。その中でも、楽天銀行スーパーローンに興味を持った人は、自分に合うか気になっているのではないでしょうか。

この記事では、楽天銀行スーパーローンの金利や審査難易度、返済方法などを紹介します。ほかの銀行カードローンと比較する際の参考にしてください。

楽天銀行スーパーローンの特徴・メリット

楽天銀行スーパーローンは、楽天銀行が提供するカードローンです。楽天銀行スーパーローンの特徴やメリットは、以下の通りです。

  • 楽天会員ランクに応じて審査優遇が受けられる
  • 金利が比較的低い
  • 月々の返済は2,000円から
  • 専業主婦・主夫や学生でも申し込むことができる
  • 限度額は最大800万円
  • ネットで申し込みが完結
  • いつでもどこでも返済・借入可能
  • キャンペーンを頻繁に行っている

楽天会員ランクに応じて審査優遇が受けられる

楽天銀行スーパーローンは、楽天会員ランクが高いほど審査に通りやすくなります。審査に不安がある場合でも、楽天会員ランクが高ければ通る可能性があります。

金利が比較的低い

楽天銀行スーパーローンの金利は、1.9~14.5%と銀行カードローンの中では若干低めです。ほかの銀行カードローンと比較してみましょう。

ローン名 金利
楽天銀行スーパーローン 1.9~14.5%
住信SBIネット銀行カードローン 1.59~14.79%
オリックス銀行カードローン 1.7~14.8%
横浜銀行カードローン 1.5~14.6%
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 1.8~14.6%

0.1%の差であっても、借入額が数百万円の場合、年間で数千円も利息額が変わります。

楽天銀行スーパーローンの借入限度額と金利は、下表の通りです。

借入限度額 金利
10万円以上100万円未満 14.5%
100万円以上200万円未満 8.6~14.5%
200万円以上300万円未満 5.9~14.5%
300万円以上350万円未満 3.9~12.5%
350万円以上500万円未満 3.9~8.9%
500万円以上600万円未満 3.5~7.8%
600万円以上800万円未満 2.0~7.8%
800万円 1.9~4.5%

すでに借りている銀行ローンより楽天銀行スーパーローンの金利の方が低い場合は、借り換えも検討してみましょう。月々の負担が軽くなる可能性があります。

月々の返済は2,000円から

楽天銀行スーパーローンは、月々の返済額2,000円から利用できるため、生活を圧迫しないよう無理のない返済計画を立てることが可能です。

さらに、臨時収入などで金銭的余裕があるときは、追加で返済もできます。

専業主婦・主夫や学生でも申し込むことができる

専業主婦や学生は安定収入がないとみなされ、銀行カードローンの審査に申し込めないことがあります。

この点、楽天銀行スーパーローンでは、専業主婦や学生でも申し込み可能です。ほかの銀行カードローンの審査に通らなかった場合でも、楽天銀行スーパーローンの審査には通る可能性があります。

限度額は最大800万円

楽天銀行スーパーローンの借入限度額は、800万円に設定されています。購入したい物が高額なときや、急な支出によりお金に困った場合など、さまざまなニーズに対応可能です。

ネットで申し込みが完結

楽天銀行スーパーローンは、ネットで申し込みを完結できます。手続きは数分で完了するため、忙しい人でも気軽に申し込むことが可能です。

また、手続きのために外出する必要もありません。手続きするところを人に見られることはありません。

いつでもどこでも返済・借入可能

楽天銀行スーパーローンは、全国10万台以上の提携ATMのほか、PCやスマートフォンで24時間365日いつでも返済・借入ができます。

ATMの利用手数料は、無料と有料があります。有料の場合、手数料は借入金額によって変わります。

  • 借入金額1万円以下:手数料110円
  • 借入金額1万円超:手数料220円

楽天銀行スーパーローンで利用できるATMは、下表の通りです。

手数料 ATM取り扱い機関
無料 ● ローソン銀行
● セブン銀行
● イオン銀行
● 三井住友銀行
● みずほ銀行
● コンビニATMイーネット
有料 ● 三菱UFJ銀行
● りそな銀行
● しんきんバンク

キャンペーンを頻繁に行っている

楽天銀行スーパーローンでは、ポイントプレゼントやキャンペーンを頻繁に実施しています。例えば、2023年1~3月は、以下2種類のキャンペーンを開催していました。

特典 1.入会時に楽天ポイント1,000ポイントプレゼント
● 入会までに楽天ポイント口座を登録・申請する必要あり
● 入会月の翌月末に付与
2.カードローン利用で最大3万ポイントプレゼント
● 入会月の翌月末時点の利用残高に応じて翌々月末に付与
● 入会日から入会月の翌月末までに一括返済した場合は対象外

楽天銀行スーパーローンの注意点・デメリット

楽天銀行スーパーローンのデメリットは、以下の通りです。

  • 即日融資に対応していない
  • カードが郵送でしか受け取れない
  • 審査が厳しい

即日融資に対応していない

楽天銀行スーパーローンの審査結果は最短即日で通知されますが、当日の融資はできません。どうしても即日融資を希望する場合は、消費者金融カードローンがおすすめです。

カードが郵送でしか受け取れない

楽天銀行スーパーローンのカードは、自宅に郵送されます。本人確認が必要なため、自宅以外では受け取ることができません。同居人にローンの利用を知られたくない場合は要注意です。

審査が厳しい

楽天銀行スーパーローンをはじめ、銀行カードローンは消費者金融と比べて審査が厳しい傾向があります。保証会社の審査を受ける必要があり、利用希望者の信用情報などをより厳しく見られます。

収入が不安定だったり、過去に家賃を滞納していたりする場合は、審査通過が難しい可能性があります。楽天銀行スーパーローンの審査については、次項で解説します。

楽天銀行スーパーローンの審査

楽天銀行カードローンの審査について、必要書類や流れ、在籍確認の有無などを解説します。

必要書類

楽天銀行スーパーローンの申し込みに必要な書類は、下表の通りです。

本人確認書類 以下のうち、いずれか2点
● 運転免許証
● 運転経歴証明書
● マイナンバーカード
● パスポート
● 住民基本台帳カード
● 健康保険証
● 在留カード
● 特別永住者証明書
● 各種年金手帳
● 各種福祉手帳
● 公共料金などの領収書
収入証明書類 ● 最新の源泉徴収書
● 年収記載のある所得課税証明書
● 市民県税特別徴収通知書
● 個人の確定申告書

審査の流れ

楽天銀行スーパーローンの審査の流れは、以下の通りです。

  1. 申し込み:公式サイトから申し込みと必要な情報の登録を行う
  2. 仮審査:提出した情報をもとに審査が行われる
  3. 必要書類提出:アプリもしくは郵送で提出
  4. 本審査:仮審査の結果と提出書類の内容をもとに審査が行われる
  5. カード発行:借入が可能になる

在籍確認

楽天銀行スーパーローンでは、電話で在籍確認が行われます。在籍確認は、非通知設定・担当者個人名にて行われるため、カードローン利用を会社の人に知られるリスクは低いです。

社名を聞かれた場合は「楽天銀行の○○(担当者名)」と名乗りますが、楽天銀行は多くの金融商品を取り扱っているため、それだけではカードローンの利用を疑われる心配はあまりないでしょう。

審査スピード

楽天銀行スーパーローンの審査結果は、最短即日で通知されます。ただし、土、日、祝日が間に入る場合や、申し込み状況によっては数日かかることもあります。

審査の難易度

楽天銀行スーパーローンは専業主婦や学生でも申し込むことができるため、ほかの銀行カードローンと比べると審査は甘いといわれています。ただし、銀行カードローンなので、消費者金融カードローンより審査は厳しいです。

楽天会員への審査優遇

楽天会員は、楽天銀行スーパーローンの審査で優遇されます。会員ランクが高いほど、審査には通りやすくなります。

楽天銀行スーパーローンの審査に通りにくい人

楽天スーパーローンの審査に通りにくい人の特徴は、以下の通りです。

  • 他社借入が年収の3分の1を超えている
  • 他社借入件数が4件以上ある
  • 過去5年以内に金融事故を起こしている
  • 同時に複数のカードローンに申し込みをしている
  • 過去6ヵ月以内に楽天スーパーローンに申し込みをした

他社借入が年収の3分の1を超えている

楽天銀行スーパーローンは、他社借入が年収の3分の1を超えていると審査に通りにくいです。すでに多くの債務を抱えている場合、融資しても滞りなく返済できる可能性が低いとみなされます。

年収の3分の1という基準は「総量規制」に根拠があります。総量規制とは、年収の3分の1を超える融資をしてはならないというルールのことです。銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、それ以上の借金を抱えると危険だという基準になります。

他社借入件数が4件以上ある

楽天銀行スーパーローンは、他社からの借入件数が多くなるほど審査に通りにくくなります。

審査に通らなくなる他社借入件数は非公表ですが、目安として4件以上あると厳しいでしょう。審査が比較的甘いといわれている中小消費者金融でも、申し込み条件として他社借入件数を4社以内としています。

他社からの借入件数が4件以上ある場合は、「おまとめローン」を取り扱っている金融機関に借り換えを行い、借入件数を減らすことをおすすめします。

過去5年以内に金融事故を起こしている

過去5年以内に金融事故を起こしている場合、楽天銀行スーパーローンの審査に通るのは困難です。金融事故とは、クレジットカードの支払いや家賃の滞納などを指します。

金融事故を起こすと、信用情報機関のブラックリストに登録されます。ブラックリストは、各金融機関も閲覧できるため、カードローンの審査時に確認されます。信用情報機関のブラックリストに登録されると、カードローンの審査に通るのは難しいでしょう。

信用情報機関のブラックリストに登録されると、最低5年は削除されません。普段からさまざまな支払いを遅滞なく行うことが大切です。

同時に複数のカードローンに申し込みをしている

同時に複数のカードローンに申し込むことも、楽天銀行スーパーローンの審査に通りにくくなる理由の1つです。「借金が多いから、計画通りに返済できない恐れがある」と判断されます。

ほかのカードローンに申し込んでいることは、個人信用情報機関を通じて共有されるため、隠すことはできません。

楽天銀行スーパーローンに申し込むのは、ほかのカードローンの審査が完了してからにするのが賢明です。その方が審査に通過しやすくなるでしょう。

過去6ヵ月以内に楽天スーパーローンに申し込みをした

楽天銀行スーパーローンは、審査に落ちても再び申し込みが可能です。ただし、前回の申し込みから6ヵ月以上経過している必要があります。

楽天銀行スーパーローンの返済

楽天銀行スーパーローンの返済について解説します。

返済日は毎月1日、12日、20日、27から選択可能

楽天銀行スーパーローンの返済日は、毎月1日、12日、20日、27日から選ぶことができます。

ただし、27日は楽天銀行口座を返済口座(登録口座)に登録した場合のみ選択できます。

返済額は、毎月の返済日の15日前に確定します。

返済方式は2種類

楽天銀行スーパーローンの返済方式は、「残高スライドリボルビング返済D」「元利込定額返済」の2種類です。

残高スライドリボルビング返済Dは、利用残高に応じて一定の金額を返済する方式です。利用残高が少ないほど毎月の返済額も小さくなります。なお、2016年7月以前は「残高スライドリボルビング返済」という別の返済方式でしたが、こちらは新規で申し込むことはできません。

一方、元利込定額返済は、利用限度額に応じた一定額を毎月返済する方式です。返済額がずっと変わらないため、返済計画を立てやすくなります。

返済額は2,000円〜で利用残高により決まる

楽天銀行スーパーローンの返済額は、利用残高によって決まります。残高スライドリボルビング返済Dの場合の、利用残高と毎月のローン返済額は、以下の通りです。

利用残高 毎月のローン返済額
10万円以内 2,000円
10万円超30万円以内 5,000円
30万円超50万円以内 1万円
50万円超100万円以内 1万5000円
100万円超150万円以内 2万円
150万円超200万円以内 3万円
200万円超250万円以内 3万5000円
250万円超350万円以内 4万円
350万円超400万円以内 4万5000円
400万円超500万円以内 5万円
500万円超600万円以内 6万円
600万円超700万円以内 8万円
700万円超800万円以内 10万円

いつでも好きなタイミングで追加返済が可能

楽天銀行スーパーローンは、毎月の返済とは別に、いつでも好きなタイミングで追加返済ができます。追加返済することで、元金が予定よりも早く減るため、利子の総額も減らせます。

ボーナスや臨時収入が入ったときなど、金銭的に余裕があるなら追加返済を検討するとよいでしょう。追加返済は1,000円単位(一部ATMでは1円単位)で行うことが可能です。

返済シミュレーション

楽天銀行スーパーローンの返済額は、シミュレーターで算出できます。以下の条件でシミュレーションしました。

  • 利用限度額:200万円
  • 借入額:100万円
  • 返済方式:残高スライドリボルビング返済D
  • 借入金利:5%

結果は、以下の通りです。

  • 支払い回数:295回
  • 総支払額:239万8067円

無理のない返済計画を立てるためにも、ローンを申し込む前にぜひ活用してみてください。

出典:楽天銀行スーパーローン「返済シミュレーション」

まとめ

楽天銀行スーパーローンには、金利が比較的低い、ネットで申し込みが完結する、専業主婦や学生でも申し込むことができるなどメリットが多いです。また、楽天会員ランクに応じて審査優遇が受けられたり、キャンペーンを頻繁に行っていたりするので、積極的に活用するとよいでしょう。

ただし、即日融資に対応していない、審査が厳しいなどデメリットもあるため、ほかの銀行カードローンとよく比較検討してください。

銀行カードローンを利用する際には、金利や借り入れ可能額、返済方法など、様々なポイントを比較することが大切です。おすすめの銀行カードローン11選|メリット・デメリットを解説で紹介しています。

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