投資初心者におすすめの証券会社をランキング形式で紹介!ネット証券を利用するメリットも解説

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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投資初心者で、どの証券会社で口座開設すればよいのかわからないという人もいるでしょう。「人気がある証券会社はどこ?」「ネット証券って大丈夫?」という疑問を持っているかもしれません。

証券会社を選ぶ際は、最低取引金額や取り扱い銘柄数、手数料などを比較するとよいでしょう。

この記事では、おすすめ証券会社をランキング形式で紹介します。

この記事でわかること
  • おすすめの証券会社
  • 証券会社の選び方
  • ネット証券のメリット・デメリット

投資初心者におすすめの証券会社BEST10


投資初心者におすすめの証券会社を10社、紹介します。マネーFixで実施したアンケート調査をもとに、利用者が多い順にランキング化しました。
まずは国内株、外国株銘柄数、手数料、最短口座開設日を下表で比較します。

1位:楽天証券

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楽天証券は、楽天ポイントを投資信託や国内株式(現物)の手数料に充当できるなど、楽天グループと連携したサービスを提供している点が強みです。現物や信用取引の手数料の安さ、国内現物や外国株取扱銘柄数は業界トップクラス。また、投資信託全銘柄、一部国内ETFの売買手数料や一部米国ETFの買付手数料が無料です。

国内株 4,300銘柄
外国株 アメリカ:4,681銘柄
中国:約1,600銘柄
ASEAN:約250銘柄
手数料 現物:5万円まで55円~
信用:10万円まで99円~
1日定額プラン:現物・信用合計100万円まで無料
利用のしやすさ 取引ツールの使いやすさ:◎
情報量:◎
最短口座開設日 翌営業日
URL https://www.rakuten-sec.co.jp/
おすすめポイント
  • 手数料や銘柄数が業界トップクラス
  • 投資信託全銘柄、一部国内ETFの売買手数料、一部米国ETFの買付手数料が無料
  • 楽天グループと連携したサービス

2位:SBI証券

\ 新規口座開設者数 No.1 /

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SBI証券は、国内株の取扱銘柄数はトップクラス、外国株は取扱国数、銘柄数ともにトップを誇ります。手数料の安さも業界最高水準。またIPO銘柄の取扱実績も豊富で、単元未満株も対応しています。

国内株 約3,500銘柄
外国株 アメリカ:6,000銘柄以上
ロシア:29銘柄
中国:1,301銘柄
タイ:77銘柄
マレーシア:44銘柄
韓国:68銘柄
ベトナム:303銘柄
インドネシア:74銘柄
シンガポール:38銘柄
手数料 現物:5万円まで55円~
信用:10万円まで99円~
アクティブプラン:現物・制度信用・一般信用100万円まで無料
利用のしやすさ 取引ツールの使いやすさ:◎
情報量:◎
1株単位での取引可
最短口座開設日 翌営業日
URL https://www.sbisec.co.jp/
おすすめポイント
  • 圧倒的な外国株の取扱銘柄数を誇る
  • 手数料の安さが業界最高水準
  • 取引ツールが豊富で、情報量も多い

3位:マネックス証券

マネックス証券は米国株式と中国株式に力を入れており、業界トップクラスの取扱銘柄数を誇ります。さらに取引手数料も業界最低水準。単元未満株の買付手数料が無料です。

国内株 東京・名古屋・福岡・札幌上場銘柄など
外国株 アメリカ:5,000銘柄超
中国:2,000銘柄超
手数料 現物:5万円まで55円~
信用:10万円まで99円~
現物・信用:1日定額プラン100万円まで550円、
100万円超300万円ごとに2,750円
利用のしやすさ

取引ツールの使いやすさ:◎
情報量:○
1株単位での取引可

最短口座開設日 翌営業日
URL https://www.monex.co.jp/
おすすめポイント
  • アメリカ株、中国株に強い
  • 単元未満株の買付手数料が無料

4位:岡三オンライン

\ 取引手数料全額キャッシュバック /

岡三オンライン証券公式HPはこちら

岡三オンラインは、大正12年創業の岡三証券が提供しているネット証券サービスです。岡三オンラインは、ネット証券に慣れていない人でも、申し込み段階からきめ細かくフォローしてくれます。また、取引ツールが充実しており、初心者からプロまで満足できるツールを取りそろえています。

国内株 東京・名古屋・福岡・札幌証券取引所上場銘柄
外国株 中国:213銘柄
手数料 現物・信用:ワンショット10万円まで108円~
1日定額プラン:100万円まで無料
利用のしやすさ 取引ツールの使いやすさ:◎
情報量:○
1株単位での取引可
最短口座開設日 当日
URL https://www.okasan-online.co.jp/
おすすめポイント
  • 初心者から上級者まで満足できる取引ツールを揃えている
  • 手続きや取引ツールの使い方に関するサポートが充実

5位:松井証券

\ 業界最高の投信残高ポイント還元率 /

松井証券公式HPはこちら

松井証券は大正7年創業、100年以上の歴史を持つ老舗の証券会社です。顧客サポートに力を入れており、ヘルプデスク協会が主催する「2022年度 問い合わせ窓口格付け(証券業界)」において、最高評価である三つ星を12年連続で獲得。なるべく手厚いサポートを受けたい、という投資初心者に向いています。

国内株 東京・名古屋・福岡・札幌証券取引所上場銘柄・ジャパンネクストPTS
外国株 アメリカ:1,636銘柄
手数料 現物・信用:1日の約定代金50万円まで無料、
以降100万円増えることに1,100円加算1億円超は10万円25歳以下は常に無料
利用のしやすさ 取引ツールの使いやすさ:◎
情報量:○
最短口座開設日 スマホなら即日
URL https://www.matsui.co.jp/
おすすめポイント
  • 25歳以下ならどれだけ取引しても手数料無料
  • サポート体制が充実している

6位:auカブコム証券

auカブコム証券は、投資信託の月間保有残高に応じてローソンなどで使えるPontaポイントが貯まり、Pontaポイントで単元未満株や投資信託が購入できます。1日定額プランを選択した場合、1日あたりの約定金額が現物と信用合算で100万円以下なら、取引手数料が無料です。

国内株 東京・名古屋・福岡・札幌証券取引所上場銘柄
外国株 アメリカ:1,799銘柄
手数料 現物:ワンショット5万円まで55円~
信用:ワンショット10万円まで99円~
1日定額プラン:100万円まで無料
利用のしやすさ 取引ツールの使いやすさ:◎
情報量:○
1株単位での取引可
最短口座開設日 翌営業日
URL https://kabu.com/
おすすめポイント
  • 買い物や投資に使えるPontaポイントが貯まる
  • 1日定額プランでは、1日当たりの約定金額が100万円以下なら取引手数料が無料

7位:野村証券

野村証券は、創業約100年を誇る老舗証券会社です。国内株の取り扱い銘柄数はトップクラスで、米国株式と中国株式にも力を入れています。オンライン専用支店「野村ネット&コール」では、店舗(本・支店)よりも手数料が割安です。

国内株 約3,968銘柄
外国株 アメリカ:765銘柄
中国:299銘柄
手数料 現物:10万円まで152円
信用取引:524円
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:○
・情報量:○
最短口座開設日 スマホなら即日
URL https://www.nomura.co.jp/
おすすめポイント
  • 取り扱い銘柄数が多い
  • アメリカ株、中国株に強い

8位:DMM株

DMM株は、現物・信用取引手数料の安さが業界最高水準、25歳以下は現物取引の実質手数料が無料です。取引手数料の1%がDMM株ポイントとして貯まり、1ポイント1円で現金に交換したり、あるいは再投資に利用できたりします。

国内株 東京・名古屋・札幌・福岡証券取引所上場銘柄
外国株 アメリカ:2,105銘柄
手数料 現物:5万円まで55円~、
25歳以下は実質無料信用:300万円まで88円、
300万円超無料
利用のしやすさ

取引ツールの使いやすさ:◎
情報量:○

最短口座開設日 即日
URL https://kabu.dmm.com/
おすすめポイント
  • 手数料の安さが業界最高水準
  • 取引手数料の1%のDMM株ポイントが貯まる

9位:GMOクリック証券

GMOクリック証券は、1約定ごと(ワンショット)の手数料において大手ネット証券を超える安さを実現。1日定額プランも1日当たりの約定金額が現物・信用それぞれ100万円まで手数料を無料とするなど、手数料の安さとツールの使いやすさにこだわっています。

国内株 東京証券取引所上場銘柄
外国株 取扱なし
手数料 現物:ワンショット5万円まで50円~、
1日定額プラン100万円まで無料信用:ワンショット10万円まで97円~、
1日定額プラン100万円まで無料
利用のしやすさ 取引ツールの使いやすさ:◎
情報量:○
最短口座開設日 2営業日
URL https://www.click-sec.com/
おすすめポイント
  • ワンショット手数料が大手ネット証券より安い
  • 取引ツールが使いやすい

10位:PayPay証券

PayPay証券は、取引ツールが直感的で使いやすく、3タップで株式が購入可能です。保有銘柄の管理も簡単で、厳選された国内株と米国株を扱っています。また、米国株は24時間取引が可能です。

国内株 約163銘柄
外国株 アメリカ147銘柄
手数料 米国株:現地時間9:00~16:00基準価格×0.5%、
それ以外の時間帯は0.7%
国内株:東証の立会時間内
基準価格×0.5%、それ以外の時間帯は1.0%
利用のしやすさ 取引ツールの使いやすさ:◎
情報量:▲
最短口座開設日 2~3週間程度
URL https://www.paypay-sec.co.jp/
おすすめポイント
  • 3タップで簡単に株式が買える
  • 米国株は24時間取引可能

証券会社を選ぶ際のポイント

証券会社を選ぶときは、以下のポイントをチェックしましょう。

証券会社を選ぶ際のポイント
  • 最低取引金額
  • 外国株
  • NISA・iDeCoへの対応
  • 投資情報やセミナーの充実度
  • 投資スタイルに合う機能の充実度

最低取引金額

株式の売買単位のことを1単元と言い、日本の上場会社では基本的に100株を1単元としているため、最低取引金額は株価×100株で計算できます。

【株式の最低取引金額】

最低投資金額=株価×1単元(基本的に100株)金利が低い

ただし、証券会社によっては1株から購入可能です。1株単位で購入できれば、数百円から数千円で株式投資を始められます。

1株単位で購入可能な証券会社の例
  • SBI証券
  • マネックス証券
  • LINE証券
  • auカブコム証券
  • 岡三オンライン

外国株

外国株は、証券会社によって取り扱っている国や銘柄が大きく異なります。外国株を購入したいなら、取扱数が多い証券会社を選びましょう。

外国株を多く取り扱っている証券会社は、以下の通りです。

  • SBI証券
  • 取引可能国:アメリカ(6000銘柄超)、中国(1301銘柄)、韓国(68銘柄)、ベトナム(303銘柄)、ロシア(約29銘柄)、インドネシア(74銘柄)、シンガポール(38銘柄)、タイ(77銘柄)、マレーシア(44銘柄)

  • 楽天証券
  • 取引可能国:アメリカ(約4680銘柄)、中国(約1600銘柄)、ASEAN(シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシアなど)(約250銘柄)

  • マネックス証券
  • 取引可能国:アメリカ(5000銘柄超)、中国(2000超)

  • auカブコム証券
  • 取引可能国:アメリカ(1799銘柄)

NISA・iDeCoといった制度への対応

投資をする際には、譲渡益や分配金、配当金などに税金がかからないNISAや、税制優遇のメリットが多いiDeCoといった制度の活用もおすすめです。

ただし、NISAやiDeCoはすべての証券会社で取り扱っているとは限りません。

また、NISAは扱っているものの、長期投資に向いている「つみたてNISA」は対象外としている証券会社もあります。

NISAやつみたてNISA、iDeCoを利用する際は証券会社の対応状況を確認しておきましょう。

投資情報やセミナーの充実度

各証券会社では、投資の基礎知識や、投資に関連するニュース、投資に役立つアナリストのレポートや、目的別セミナーなどさまざまな情報を提供しています。

ただし、その情報量は証券会社によって違いがあります。

投資に関する情報収集を効率的に行いたい人は、投資情報やセミナーが充実した証券会社を選びましょう。

取引用口座とは別に、情報収集用の口座を開設するのも手です

投資スタイルに合う機能の充実度

一口に投資といっても、主に日本株の取引をしたい人や外国株の取引をしたい人、IPO狙い、信用取引中心など投資スタイルは人それぞれです。

外国株の取引をしたい人は外国株の取扱銘柄が多い証券会社、IPO狙いの人はIPO銘柄が多い、あるいは主幹事数が多い証券会社など、自分のスタイルに合った会社を選ぶことが大切です。

【投資スタイルに合った証券会社選びの例】
外国株の取引をしたい SBI証券、マネックス証券など
IPO狙い SBI証券、野村證券、大和証券など
信用取引中心 松井証券、LINE証券など

ネット証券を利用するメリット

投資をするときは、ネット証券の利用も検討しましょう。

ネット証券を利用するメリットは以下の3つです。

ネット証券を利用するメリット
  • 取引が簡単
  • 店舗型証券会社に比べて手数料が安い
  • 投資に関する情報を手軽に入手できる

取引が簡単

ネット証券は申し込みや手続きをインターネット上で完結できるため、店舗まで出向く必要がありません。

また、パソコンやスマートフォンを使って、場所を選ばずに売買やチャート分析ができます。

忙しくて時間を割くことができない人でも、ネット証券なら自分のライフスタイルに合わせて取引ができます。

店舗型証券会社に比べて手数料が低い

ネット証券は店舗型証券会社に比べて手数料が安い傾向にあります。

ネット証券は店舗を持たないため、賃借料や建物の維持費がかかりません。

また、営業の担当者と面談したり、コールセンターに電話したりすることがないため、人件費も抑えられています。

ただし、営業担当者によるアドバイスや電話注文を行っていないわけではありません。

投資に関する情報を手軽に入手できる

ネット証券は、投資に関するさまざまな情報を公式サイトやアプリを通じて提供しています。

会社四季報や、注目ニュース、重要指標の発表スケジュールなど、時間や場所を選ばずに投資に関する情報を入手できるのもネット証券の魅力です。

ネット証券を利用するデメリット

ネット証券を利用するにあたっては、次のようなデメリットもあります。

ネット証券を利用するデメリット
  • 店舗のように親身なアドバイスがもらえない
  • アクセスエラーなどネット特有の障害が発生する可能性がある

店舗のように親身なアドバイスがもらえない

ネット証券でも、投資に関するアドバイスを受けることができます。

しかし、店舗型証券会社のように専門の担当者と対面で相談するわけではないため、親身になってアドバイスしてもらえるとは限りません。

アクセスエラーなどネット特有の障害が発生する可能性がある

まれなケースではありますが、ネット証券では店舗型証券会社にはない、特有のトラブルに遭う可能性があります。

たとえば、アクセスエラーなどは、ネット特有の障害といえます。

また、自分が利用している証券会社の名を騙るスパムメールを誤って開いてしまい、結果として証券口座のIDやパスワードを盗まれてしまう可能性も否定できません。

まとめ

投資初心者向けに、おすすめの証券会社をランキング形式で紹介しました。取り扱い銘柄数が豊富、IPOに強い、サポート体制が充実しているなど、各社さまざまな特徴があります。ネット証券は取引が簡単で、手数料が安いのがメリットです。

記事を参考に、自分に合った証券会社を選んでみてください。

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