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投資初心者におすすめの証券会社をランキングで紹介!ネット証券を利用するメリットも解説

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。

投資初心者で、どの証券会社で口座開設をすればよいのかわからないという人もいるでしょう。「おすすめの証券会社はどこ?」「ネット証券って大丈夫?」という疑問を持っているかもしれません。

証券会社を選ぶ際は、最低取引金額や取扱銘柄数、手数料などを比較するとよいでしょう。投資初心者であれば、利益に税金がかからず少額から始められるNISAもおすすめです。

この記事では、おすすめの証券会社を13選紹介します。すべてNISAを利用できる証券会社なので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • おすすめの証券会社
  • 証券会社の選び方
  • ネット証券のメリット・デメリット

投資初心者におすすめの証券会社13選

投資初心者におすすめの証券会社を13社紹介します。MoneyFixで実施したアンケート調査をもとに、利用者が多い順にランキングしました。

それぞれ概要とおすすめポイントも載せているので、ぜひ参考にしてください。

楽天証券

\ 総合口座1000万口座!簡単口座開設 /

楽天証券公式HPはこちら

楽天証券は、楽天ポイントを投資信託や国内株式(現物)の手数料に充当できるなど、楽天グループと連携したサービスを提供しています。

楽天ポイントで投資信託を購入する場合は、楽天市場の買い物の際にポイントが最大プラス1倍になる特典もあります。

国内株の現物取引・信用取引・単元未満株では、取引手数料が0円になる「ゼロコース」が魅力です。また、NISAなら国内株式・米国株式・海外ETF・投資信託の取引手数料が無料です。

おすすめポイント
  • 手数料や銘柄数が業界トップクラス
  • NISA関連の取引手数料が無料
  • 楽天グループと連携したサービス
国内株 4,300銘柄
外国株 ・アメリカ:4,681銘柄
・中国:約1,600銘柄
・ASEAN:約250銘柄
投資信託の
買付手数料
無料
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:◎
・情報量:◎
最短口座開設日 翌営業日
※2024年8月時点

楽天証券の概要やメリット・デメリット、口座開設方法については、楽天証券の評判は?気になるメリット・デメリットや口座開設の方法で詳しく解説します。

SBI証券

\ 新規口座開設者数 No.1 /

SBI証券公式HPはこちら

SBI証券は、国内株の取扱銘柄数はトップクラス、外国株は取扱国数・銘柄数ともにトップを誇ります。

特に、高成長が期待できる米国株は5,190銘柄以上の商品を保有しているので、米国株投資に興味がある人にとってメリットになるでしょう。

手数料の安さも業界最高水準で、現物取引・信用取引・単元未満株も、国内株式の売買手数料が0円です。また、NISA関連の取引手数料も無料です。

おすすめポイント
  • 圧倒的な外国株の取扱銘柄数を誇る
  • 手数料の安さが業界最高水準
  • 取引ツールが豊富で、情報量も多い
国内株 約3,500銘柄
外国株 ・アメリカ:6,000銘柄以上
・ロシア:29銘柄
・中国:1,301銘柄
・タイ:77銘柄
・マレーシア:44銘柄
・韓国:68銘柄
・ベトナム:303銘柄
・インドネシア:74銘柄
・シンガポール:38銘柄
投資信託の
買付手数料
無料
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:◎
・情報量:◎
・1株単位での取引可
最短口座開設日 翌営業日

SBI証券を利用するメリット・デメリット、口座開設方法については、SBI証券の評判は?気になる メリット・デメリットや口座開設の方法で詳しく解説します。

マネックス証券

\ ドコモと機能連携開始 /

マネックス証券公式HPはこちら

マネックス証券は、米国株と中国株に力を入れており、業界トップクラスの取扱銘柄数を誇ります。

米国株は5,000銘柄超、中国株は香港証券取引所に上場するほぼすべての銘柄が取引可能です。投資信託は100円から購入可能で、初心者でも気軽に始められます。

取引手数料も業界最低水準で、単元未満株の買付手数料が無料です。NISA関連の取引手数料は無料です。さらに、マネックスカードで決済(クレカ積立)すれば最大1.1%ポイント還元されます。

おすすめポイント
  • アメリカ株、中国株に強い
  • 単元未満株の買付手数料が無料
  • 投信つみたてをマネックスカードで決済すれば最大1.1%ポイント還元
国内株 東京・名古屋・福岡・札幌上場銘柄など
外国株 ・アメリカ:5,000銘柄超
・中国:2,000銘柄超
投資信託の
買付手数料
無料
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:◎
・情報量:○
・1株単位での取引可
最短口座開設日 翌営業日

マネックス証券の概要やメリット・デメリット、口座開設方法については、マネックス証券の評判は?気になるメリット・デメリットや口座開設の方法で詳しく解説します。

auカブコム証券

auマネ活プランで還元率UP

auカブコム証券公式HPはこちら

auカブコム証券は、100円から資産形成ができ、ポイントを使った投資も可能な証券会社です。投資信託の月間保有残高に応じて、ローソンなどで使えるPontaポイントが貯まるのが特徴です。また、Pontaポイントで単元未満株や投資信託を購入することもできます。

1日定額プランを選択した場合は、1日あたりの約定金額が現物と信用合算で100万円以下なら取引手数料が無料です。

また、25歳以下であれば、現物株式の取引手数料が無料になる特典があります。

おすすめポイント
  • 買い物や投資に使えるPontaポイントが貯まる
  • 1日定額プランでは、1日あたり約定金額100万円以下なら取引手数料が無料
  • 25歳以下なら現物株式の取引手数料が無料
国内株 東京・名古屋・福岡・札幌証券取引所上場銘柄
外国株 アメリカ:1,799銘柄
投資信託の
買付手数料
無料
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:◎
・情報量:○
・1株単位での取引可
最短口座開設日 翌営業日

auカブコム証券の概要やメリット・デメリット、口座開設方法については、auカブコム証券の評判は?気になるメリット・デメリットや口座開設の方法で詳しく解説します。

野村証券

野村証券は、創業約100年を誇る老舗の証券会社です。国内株の取扱銘柄数はトップクラスで、米国株と中国株にも力を入れています。

オンラインサービスを利用すれば、アメリカ・香港・ドイツ・オーストラリアの株式やETFなどの取引も可能です。

オンライン専用支店「野村ネット&コール」では、店舗(本・支店)よりも手数料が割安です。

また、野村証券では豊富な投資情報をチェックできます。口座開設をすると、以下のレポートを閲覧できます。

  • Nomura21 Global
  • 銘柄ピックアップ
  • 野村週報
  • 国際金融為替ウィークリー
  • 国際金融為替マンスリー
  • 野村マンスリー投資会議(要約)

野村証券独自の情報から、世の中で話題の銘柄までチェックできるのはメリットになるでしょう。

おすすめポイント
  • 取扱銘柄数が多い
  • アメリカ株、中国株に強い
  • 野村証券ならではの投資情報が豊富
国内株 4,833銘柄
外国株 ・アメリカ:809銘柄
・中国:227銘柄
・ドイツ:42銘柄
・オーストラリア:21銘柄
手数料 ・現物:10万円まで152円
・信用取引:524円
・投資信託の買付手数料:銘柄ごとに異なる
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:○
・情報量:○
最短口座開設日 スマホなら即日

SMBC日興証券

SMCB日興証券は、コンサルタントに相談しながら取引ができる「総合コース」と、ネットからの取引で手数料が安い「ダイレクトコース」の2種類から選べる証券会社です。

株・ETF・REITは100円から、米国株式も1株から購入可能です。また、毎月一定の金額で投資信託を買い付ける「投信つみたてプラン」であれば、毎月1,000円から積立できます。

少額から投資ができるのは、投資初心者にとってメリットになるでしょう。

おすすめポイント
  • 総合コースとダイレクトコースの2コースから選べる
  • 100円から株・ETF・REITが買える
  • 投信つみたてプランなら毎月1,000円から積み立てられる
国内株 約1,800銘柄
外国株 ・アメリカ:約2,200銘柄
・中国:約180銘柄
手数料 ・現物:最低137円(税込/約定代金10万円以下の場合)
・信用:無料
・投資信託の買付手数料:0~2.1%(ダイレクトコースの場合)
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:○
・情報量:◎
最短口座開設日 ・スマホなら最短即日
・PCなら最短3日

松井証券

\ 業界最高の投信残高ポイント還元率 /

松井証券公式HPはこちら

松井証券は大正7年創業、100年以上の歴史を持つ老舗の証券会社です。

顧客サポートに力を入れており、ヘルプデスク協会が主催する「2023年度 問い合わせ窓口格付け(証券業界)」において、最高評価である三つ星を13年連続で獲得しています。なるべく手厚いサポートを受けたい、という投資初心者に向いているでしょう。

株式の取引手数料は、50万円を超えると有料になりますが25歳以下は無料です。100万円以上の大きな金額でも無料になるのはメリットでしょう。

また、100円から始められる積立投資にも対応しています。少額から自動積立ができるため、投資のやり方がわからない初心者でも始めやすいでしょう。

おすすめポイント
  • 25歳以下ならどれだけ取引しても手数料無料
  • サポート体制が充実している
  • 100円から投資信託ができる
国内株 東京・名古屋・福岡・札幌証券取引所上場銘柄・ジャパンネクストPTS
外国株 アメリカ:1,636銘柄
投資信託の
買付手数料
無料
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:◎
・情報量:○
最短口座開設日 スマホなら即日

松井証券の概要やメリット・デメリット、口座開設方法については、松井証券の評判は?気になるメリット・デメリットや口座開設の方法で詳しく解説します。

PayPay証券

PayPay証券は、取引ツールが直感的で使いやすく、3タップで株式が購入可能です。

保有銘柄の管理も簡単で、厳選された国内株と米国株を扱っています。また、米国株は24時間取引が可能です。投資信託にも対応しており、毎日・毎週・毎月から好きな頻度で積立投資が行えます。

QRコード決済のPayPayアプリを使えば、PayPayポイントを投資に利用することも可能です。100円という少額から始められて、ポイントも使えるのは初心者にとってありがたい点といえます。

おすすめポイント
  • 3タップで簡単に株式が買える
  • 米国株は24時間取引可能
  • PayPayアプリを使えば、PayPayポイントを投資に使える
国内株 約110銘柄
外国株 アメリカ94銘柄
手数料 ・米国株:現地時間9:00~16:00基準価格×0.5%、それ以外の時間帯は0.7%
・国内株:東証の立会時間内基準価格×0.5%
・投資信託の買付手数料:無料
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:◎
・情報量:△
最短口座開設日 2~3週間程度

PayPay証券の概要やメリット・デメリット、口座開設方法については、PayPay証券の評判は?気になるメリット・デメリットや口座開設の方法で詳しく解説します。

大和コネクト証券

大和コネクト証券は、アプリの使いやすさが強みの証券会社です。自分にぴったりな商品を診断でき、簡単に設定や操作ができるため、初心者におすすめです。

日本株・米国株・投資信託では、dポイントかPontaポイントを貯められます。貯まったポイントを投資に回すことも可能です。

また、24時間LINEチャットで気軽に問い合わせができるのも、投資初心者にとってメリットになるでしょう。

おすすめポイント
  • アプリ1つで取引・管理・手続きが完結する
  • dポイントかPnataポイントが使える・貯まる
  • 24時間LINEで問い合わせができる
国内株 約420銘柄
外国株 アメリカ:85銘柄
手数料 ・現物:毎月10回分まで無料
・信用:毎月10回分まで無料
・投資信託の買付手数料:無料
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:◎
・情報量:○
最短口座開設日 最短3日

みずほ証券

みずほ証券は、大手総合証券会社ならではの多彩な銘柄と、充実したサポート体制が魅力です。

豊富な商品ラインナップがそろっており、IPO・PO銘柄など、みずほ証券ならではの投資も可能です。

資産運用と管理のトータルサービス「ファンドラップ」によってプロに運用を任せたり、用途に合わせて専用ダイヤルから問い合わせたりできます。

おすすめポイント
  • 総合証券会社ならではの多彩な銘柄からNISA口座を運用できる
  • ファンドラップなら資産運用と管理を任せられる
  • コールセンターでは用途に合わせた専用ダイヤルが用意されている
国内株 公式サイトに記載なし
外国株 ・アメリカ:135銘柄
・海外ETF:5銘柄
・ドイツ:5銘柄
・中国:18銘柄
・外国株預託証券(DR):5銘柄
手数料 ・現物(コールセンター取引):100万円以下で最低2,750円
・現物(インターネット取引):100万円以下で最低1,045円
・オンライン信用取引:無料
・投資信託の買付手数料:銘柄により異なる
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:△
・情報量:◎
最短口座開設日

DMM株

\ 100万口座達成 /

DMM.com証券公式HPはこちら

DMM株は、現物・信用取引手数料の安さが業界最高水準で、25歳以下は現物取引の実質手数料が無料(取引手数料を全額キャッシュバックすることで実質0円)です。

取引手数料の1%がDMM株ポイントとして貯まり、1ポイント1円で現金に交換したり、あるいは再投資に利用できたりします。

スマホアプリ「DMM株」では、好みに合わせてモードを変更することが可能です。PC取引ツールに匹敵する高機能な「ノーマルモード」か、初心者でも操作しやすい「かんたんモード」から選べます。

おすすめポイント
  • 手数料の安さが業界最高水準
  • 取引手数料の1%のDMM株ポイントが貯まる
  • スマホアプリの「かんたんモード」は初心者にやさしい
国内株 東京・名古屋・札幌・福岡証券取引所上場銘柄
外国株 アメリカ:2,105銘柄
手数料 ・現物:5万円まで55円~、25歳以下は実質無料
・信用:300万円まで88円、300万円超無料
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:◎
・情報量:○
最短口座開設日 即日

DMM.com証券の概要やメリット・デメリット、口座開設方法については、DMM.com証券の評判は?気になるメリット・デメリットや口座開設の方法で詳しく解説します。

GMOクリック証券

\ 100万口座達成 /

GMOクリック証券公式HPはこちら

GMOクリック証券は、総合口座100万口座突破の実績があり、安心して利用できる証券会社です。

1約定ごと(ワンショット)の手数料においては、大手ネット証券を超える安さを実現しています。1日定額プランも、1日あたりの約定金額が現物・信用それぞれ100万円まで手数料は無料です。

取引ツールは、株・FX・CFDなど取引する銘柄ごとに用意されています。また、Apple Watchで相場を確認できるツールも開発されています。

おすすめポイント
  • 総合口座100万口座突破の実績がある
  • ワンショット手数料が大手ネット証券より安い
  • 取引ツールが使いやすい
国内株 東京証券取引所上場銘柄
外国株 取扱なし
投資信託の
買付手数料
ファンドごとに異なる
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:◎
・情報量:○
最短口座開設日 2営業日

GMOクリック証券の概要やメリット・デメリット、口座開設方法については、GMOクリック証券の評判は?気になるメリット・デメリットや口座開設の方法で詳しく解説します。

岡三オンライン

岡三オンラインは、大正12年創業の岡三証券が提供しているネット証券サービスです。ネット証券に慣れていない人でも、申し込み段階からきめ細かくフォローしてくれます。

また、取引ツールが充実しており、初心者からプロまで満足できるツールを取りそろえています。

取引できる商品ラインナップは豊富で、NISAやiDeCoといった初心者が始めやすい投資から、信用取引などの上級者向けの投資まで取引可能です。

おすすめポイント
  • 初心者から上級者まで満足できる取引ツールをそろえている
  • 手続きや取引ツールの使い方に関するサポートが充実
  • 商品ラインナップが多い
国内株 東京・名古屋・福岡・札幌証券取引所上場銘柄
外国株 中国:香港証券取引所上場の香港ドルで取引されている普通株式
手数料 ・現物・信用:ワンショット10万円まで108円~
・1日定額プラン:100万円まで無料
・投資信託の買付手数料:無料
利用のしやすさ ・取引ツールの使いやすさ:◎
・情報量:○
・1株単位での取引可
最短口座開設日 当日

岡三オンラインの概要やメリット・デメリット、口座開設方法については、岡三オンラインのおすすめポイントはこれ!手数料やキャンペーン情報もで詳しく解説します。

証券会社の選び方


Money Fixで実施した「NISAに関するアンケート」の中で、「NISA口座の金融機関を選ぶ際に最も重視する(した)こと」について調査しました。

その結果、「手数料や口座維持費などのコスト」(36.2%)が最も多く、「ポイント還元があるか」(21.9%)、「取り扱い商品のラインナップの幅広さ」(19.8%)と続きました。

ここでは同アンケートの結果をもとに、証券口座の選び方について下記項目を解説します。

  • 手数料などのコスト
  • ポイント還元があるか
  • 取扱商品の種類
  • 希望する決済方法に対応しているか
  • 特典やキャンペーンを実施しているか
  • 外国株の種類
  • 最低取引金額
  • NISA・iDeCoといった制度への対応
  • 投資情報やセミナーの充実度
  • 投資スタイルに合う機能の充実度
  • 管理画面の使いやすさ

手数料などのコスト

証券会社を選ぶ際、手数料が無料または安い会社を選ぶようにしましょう。

手数料にもさまざまな種類がありますが、特に初心者が利用する投資信託の買付手数料をまとめると、下表の通りです。

証券会社名 投資信託の買付手数料
楽天証券 無料
SBI証券 無料
マネックス証券 無料
auカブコム証券 無料
野村証券 銘柄ごとに異なる
SMBC日興証券 0~2.1%
松井証券 無料
PayPay証券 無料
大和コネクト証券 無料
みずほ証券 ファンドごとに異なる
GMOクリック証券 無料
岡三オンライン 無料

主要ネット証券会社はすべて、投資信託を無料で買付できます。店頭型証券だと手厚いサポートが受けられる反面、手数料がかかる傾向があります。

もし、頻繁に売買するのであれば、手数料が安い証券会社を選ぶのがおすすめです。反対に、取引回数が年に数回であれば、手数料よりも商品のラインナップなどを重視した方がよいでしょう。

証券会社によっては、取扱商品や「25歳以下」などの条件によって手数料が無料になるものもあります。また、新NISA開始に合わせて楽天証券・SBI証券・マネックス証券・auカブコム証券・松井証券はNISA関連の手数料を無料化しました。

取引したい商品や、自分の条件によって手数料が安くなる会社を選ぶのも1つの手です。

ポイント還元があるか

証券会社によっては、投資金額に応じて特定のポイントが貯まります。

証券会社ごとで貯まるポイントをまとめると、下表の通りです。

証券会社名 貯まるポイント
楽天証券 ・楽天ポイント
SBI証券 ・Vポイント
・Pontaポイント
・dポイント
・JALポイント
・PayPayポイント
マネックス証券 ・マネックスポイント
auカブコム証券 ・Pontaポイント
野村証券 なし
SMBC日興証券 ・Vポイント
・dポイント
松井証券 ・松井証券ポイント
PayPay証券 ・PayPayポイント
大和コネクト証券 ・dポイント
・Pontaポイント
みずほ証券 なし
DMM株 ・DMM株ポイント
GMOクリック証券 なし
岡三オンライン ・dポイント

Vポイントやdポイント、Pontaポイントが貯まる証券会社が多く、SBI証券は貯めるポイントが選べます。

ポイントを貯めたり、使ったりしながらお得に投資をしたい人は、普段よく利用するポイントに注目して選ぶのがおすすめです。

取扱商品の種類

取扱商品とは、国内株式・外国株式・信用取引・債券・IPO(新規公開株)・FXなどのことです。購入できる商品の種類の幅が広い証券会社は、下表の通りです。

証券会社名 取扱商品
楽天証券 ・国内株式
・外国株式
・投資信託
・FX
・債券
・金、プラチナ、銀
・おまかせ資産運用サービス
・CFD
・先物、オプション
・バイナリーオプション
・NISA
・iDeCo
SBI証券 ・国内株式
・外国株式
・投資信託
・おまかせ資産運用サービス
・債券
・FX
・先物、オプション
・CFD
・金、銀、プラチナ
・保険
・NISA
・iDeCo
岡三オンライン ・現物株式
・ETF
・ETN
・REIT
・信用取引
・投資信託
・FX
・CFD
・IPO(新規公開株)
・NISA
・iDeCo

証券会社によって取扱商品が異なるため、自分が取引したい商品があるかは必ずチェックしましょう。

希望する決済方法に対応しているか

株式や投資信託で積立投資をする場合、クレジットカードで決済する「クレカ積立」を利用できる証券会社があります。

クレカ積立ができれば、決済額に応じたポイントをもらえるので、お得に投資ができます。クレカ積立ができる証券会社・対象クレジットカード・ポイント還元率をまとめると、下表の通りです。

証券会社名 対象クレジットカード ポイント還元率
楽天証券 楽天カード 最大1.0%
SBI証券 三井住友カード 最大5.0%
マネックス証券 マネックスカード 最大1.1%
auカブコム証券 auPAYカード 1.0%
PayPay証券 PayPayカード 0.7%
大和コネクト証券 セゾンカードUCカード 最大1.0%

例えば、三井住友カードを持っている人がSBI証券で投資積立をすると、最大5.0%のポイントが貯まります。毎月5万円のクレカ決済で2,500ポイントが貯まり、年間なら3万ポイント、20年投資を続ければ60万ポイントも貯まります。

ポイント還元率が高い証券会社や、普段から使っているクレジットカードでポイントを貯められる証券会社を選ぶとよいでしょう。

特典やキャンペーンを実施しているか

証券会社によっては、特典やキャンペーンを用意しているところがあります。特に口座開設でポイント還元やプレゼントがもらえるキャンペーンは、条件が少なく誰でも取り組みやすいです。

2024年6月現在で口座開設キャンペーンを実施している証券会社と、キャンペーン内容をまとめると下表の通りです。

証券会社名 キャンペーン内容 適用条件
楽天証券 2,000円相当の株ギフトプレゼント クイズに正解&口座開設等
マネックス証券 4,200ポイントのdポイントプレゼント クイズに正解&エントリーして新規口座開設・NISA口座開設・アンケート回答
auカブコム証券 NISA口座開設と投信取引で、もれなく最大5,000Pontaポイントプレゼント NISA口座開設と投信取引
松井証券 松井証券ポイントを2,000ポイントプレゼント 新規で松井証券総合口座およびNISA口座を開設&クイズに正解
PayPay証券 1,000ポイントのPayPayポイントプレゼント クイズに正解してPayPay証券口座&NISA口座開設
大和コネクト証券 1,000ポイントのdポイントまたはPontaポイントプレゼント 大和コネクト証券の口座開設とdアカウントまたはPonta会員IDの連携
岡三オンライン 最大5,000ポイントのdポイントプレゼント 新規口座開設と条件達成

決められた期間内に条件をクリアできるかをチェックしたうえで、キャンペーンおよび証券会社を選ぶようにしましょう。

外国株の種類

外国株は、証券会社によって取り扱っている国や銘柄が大きく異なります。外国株を購入したいなら、取扱数が多い証券会社を選びましょう。

外国株を多く取り扱っている証券会社は、以下の通りです。

証券会社 取扱可能国 銘柄数
SBI証券 アメリカ 6,000超
中国 1,301
韓国 68
ベトナム 303
ロシア 29
インドネシア 74
シンガポール 38
タイ 77
マレーシア 44
楽天証券 アメリカ 約4,680
中国 約1,600
ASEAN
(シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシアなど)
約250
マネックス証券 アメリカ 5,000超
中国 2,000超
auカブコム証券 アメリカ 1,799

SBI証券では、米国株が5,190銘柄超と種類がかなり豊富にあります。また、韓国やロシアなど、珍しい国の株式投資も可能です。

銘柄数を重視するなら、SBI証券を選ぶとよいでしょう。

最低取引金額

株式の売買単位のことを1単元といい、日本の上場会社では基本的に100株を1単元としているため、最低取引金額は株価×100株で計算できます。

株式の最低取引金額

最低投資金額=株価×1単元(基本的に100株)

ただし、証券会社によっては1株から購入可能です。1株単位で購入できれば、数百円から数千円で株式投資を始められます。

1株単位で購入可能な証券会社の例
  • SBI証券
  • マネックス証券
  • LINE証券
  • auカブコム証券
  • 岡三オンライン

NISA・iDeCoといった制度への対応

投資をする際には、譲渡益や分配金、配当金などに税金がかからないNISAや、税制優遇のメリットが多いiDeCoといった制度の活用もおすすめです。

ただし、NISAやiDeCoはすべての証券会社で取り扱っているとは限らないので、各社の対応状況を確認しておきましょう。

NISA口座におすすめの証券会社は、こちらの記事「NISA口座のおすすめ証券会社10選!初心者におすすめの投資信託も紹介」も参考にしてください。

投資情報やセミナーの充実度

各証券会社では、投資の基礎知識・投資に関連するニュース・投資に役立つアナリストのレポート・目的別セミナーなど、さまざまな情報を提供しています。

ただし、情報量は証券会社によって違いがあります。投資に関する情報収集を効率的に行いたい人は、投資情報やセミナーが充実した証券会社を選びましょう。

取引用口座とは別に、情報収集用の口座を開設するのも手です。

投資スタイルに合う機能の充実度

一口に投資といっても、主に日本株の取引をしたい人や外国株の取引をしたい人、IPO狙い、信用取引中心など投資スタイルは人それぞれです。

外国株の取引をしたい人は外国株の取扱銘柄が多い証券会社など、自分のスタイルに合った会社を選ぶことが大切です。

投資スタイルに合った証券会社選びの例
  • 外国株の取引をしたい:SBI証券、マネックス証券など
  • IPO狙い:SBI証券、野村證券、大和証券など
  • 信用取引中心:松井証券、LINE証券など

管理画面の使いやすさ

投資をするなら、管理画面や取引ツールの使いやすさも重要です。シンプルすぎても情報が足りず、機能が多すぎても初心者には難しく感じる場合があります。

管理画面が見づらかったり、デザイン性が良くなかったりすると、スムーズに操作ができずに取引のタイミングを逃す可能性もあるでしょう。

無料で口座開設して試しに使ってみたり、デモトレードができる証券会社であれば、デモトレードで使いやすさを試してみたりするのがおすすめです。

証券会社の種類

証券会社には、大きく分けて以下の2種類があります。

  • ネット証券
  • 店舗型証券

ネット証券

ネット証券とは、インターネット経由で株式や投資信託などの取引ができる証券会社のことです。ネット証券の特徴は、以下の通りです。

  • オンラインで申し込みできる
  • 取引手数料が安い
  • オンラインサービスが充実している

店舗型証券のように担当者が付かない代わりに、取引手数料が安く、オンラインで手軽に利用できるのがネット証券の魅力です。店舗の営業時間や場所を問わず利用できるため、忙しくて時間が取れない人も利用しやすいでしょう。

店舗型証券

店舗型証券とは、実店舗を持ち、個別に担当者が付くタイプの証券会社です。

担当者から投資のアドバイスを受けられたり、投資の運用を任せられたりなど、手厚いサポートが特徴です。店舗型証券は、投資が初めてで商品の選び方や運用方法に不安がある人にぴったりでしょう。

また、PCやスマートフォンの操作、およびセキュリティ対策に不安がある人にもおすすめです。

ただし、ネット証券と比較して取引手数料が高い点には注意しましょう。例えば、投資信託の買付手数料は、ネット証券ではほとんどが無料です。一方で、野村証券やみずほ証券といった店舗型証券では、銘柄ごとに決められた手数料がかかります。

ネット証券を利用するメリット

ネット証券を利用するメリットは、以下の通りです。

  • 取引が簡単
  • 店舗型証券会社に比べて手数料が安い
  • 投資に関する情報を手軽に入手できる

取引が簡単

ネット証券は申し込みや手続きをインターネット上で完結できるため、店舗まで出向く必要がありません。

また、パソコンやスマートフォンを使って、場所を選ばずに売買やチャート分析ができます。忙しくて時間を割けない人でも、ネット証券なら自分のライフスタイルに合わせて取引ができます。

店舗型証券会社に比べて手数料が低い

ネット証券は、店舗型証券会社に比べて手数料が安い傾向にあります。賃借料や建物の維持費がかからないためです。

また、営業の担当者と面談したり、コールセンターに電話したりすることがないので、人件費も抑えられています。

投資に関する情報を手軽に入手できる

ネット証券は、投資に関するさまざまな情報を公式サイトやアプリを通じて提供しています。

会社四季報や、注目ニュース、重要指標の発表スケジュールなど、時間や場所を選ばずに投資に関する情報を入手できるのもネット証券の魅力です。

ネット証券を利用するデメリット

ネット証券を利用するにあたっては、次のようなデメリットもあります。

  • 店舗のように気軽に相談できない
  • アクセスエラーなどネット特有の障害が発生する可能性がある

店舗のように気軽に相談できない

ネット証券であっても、投資に関するアドバイスを受けられます。

しかし、店舗型証券会社のように専門の担当者に気軽に相談できたり、担当者に任せたりすることができません。

アクセスエラーなどネット特有の障害が発生する可能性がある

まれなケースではありますが、ネット証券では店舗型証券会社にはない、特有のトラブルに遭う可能性があります。

例えば、アクセスエラーはネット特有の障害といえます。

また、自分が利用している証券会社の名を騙るスパムメールを誤って開いてしまい、結果として証券口座のIDやパスワードを盗まれる可能性も否定できません。

【初心者でもできる】ネット証券による投資の始め方

ネット証券は、店舗型証券のように担当者からのアドバイスは受けられませんが、手軽さやコスト面を考慮すると投資初心者におすすめです。

以下では、ネット証券で投資を始める手順を紹介します。

  • 証券会社を選ぶ
  • 口座開設をする
  • 入金する
  • 金融商品を購入する

証券会社を選ぶ

前項の「証券会社の選び方」で解説した以下のポイントを踏まえて、証券会社を選びましょう。

  • 手数料や口座維持費などのコスト
  • ポイント還元があるか
  • 取扱商品の種類
  • 希望する決済方法に対応しているか
  • 特典やキャンペーンを実施しているか
  • 外国株の種類
  • 最低取引金額
  • NISA・iDeCoといった制度への対応
  • 投資情報やセミナーの充実度
  • 投資スタイルに合う機能の充実度
  • 管理画面の使いやすさ

ネット証券の口座は無料で開設できるため、気になった証券会社は気軽に口座開設ができます。利用してみて自分に合わないと感じたら、別の証券会社で口座開設してみましょう。

口座開設をする

証券会社が決まったら、新規口座開設の申し込み手続きを行います。口座開設に必要なものは以下の通りです。

  • 現住所記載の本人確認書類
  • マイナンバー確認書類
  • メールアドレス

最近では、大和コネクト証券のようにマイナンバーカードをスマホで読み取るだけで、本人確認が完了するパターンもあります。

口座開設の手続きに煩わしさを感じるなら、手続きが簡単な証券会社を選ぶのもよいでしょう。

入金する

口座開設が完了したら、口座に資金を入金します。先に購入費用を入金しておけば、欲しい商品が見つかったときにスムーズに取引が可能です。

証券会社のグループ銀行の口座と連携させるサービスを利用すれば、即時反映もできます。

また、クレカ積立に対応している証券会社であれば、決済方法をクレジットカードに設定して入金するとよいでしょう。投資金額に応じたポイントが貯められてお得です。

金融商品を購入する

最後に、金融商品の購入をすることで取引が開始されます。

投資信託の購入方法は以下の通りです。

  • 積立購入:毎日・毎週・毎月など、決まった頻度で定期的に商品を購入する方法
  • スポット購入:単発でまとまった金額の商品を購入する方法

株式の購入方法は以下の通りです。

  • 指値注文:価格を指定して購入する方法
  • 成行注文:価格を決めずに購入し、指値よりも優先的に取引を成立させる方法

株式の場合は、「指値」または「成行」を選んで注文します。指値注文は取引相手がいないと購入できず、成行注文は想定外の価格で取引が成立してしまいます。それぞれリスクがあるので注意が必要です。

つぶれそうな証券会社はある?

「証券会社がつぶれたらどうしよう」と不安を感じている人もいるでしょう。しかし実際には、つぶれそうな証券会社はありません。

つぶれそうな証券会社がないといえる理由と、もしつぶれたらどうなるのかを解説します。

つぶれそうな証券会社はないといえる理由

2024年8月現在、破綻の危機が迫っている証券会社は国内にはないため、つぶれそうな証券会社がないといえます。

証券会社の経営の安定具合は、JCRの格付けを参考にするとよいでしょう。

最新のJCRの格付けを確認すると、どの証券会社も「A」か「B」で判定されています。危険性が高いとされる「C」で判定されている証券会社はいまのところないため、どの証券会社も経営は安定しているといえます。

もし証券会社がつぶれたらどうなる?

証券会社がつぶれた場合でも、基本的に資産は全額返還されます。証券会社が預かる金銭は、自社の資産とは区分して管理する「分別管理」が法律で義務付けられているためです。

分別管理がされていなかった場合でも、「日本投資者保護基金」から1人あたり1000万円を限度として補償されます。

証券会社に関するよくある質問

  • 株式投資の初心者におすすめの銘柄は?

    株式投資の初心者の場合は、10万円程度の低価格の銘柄から選ぶのがおすすめです。

    10万円程度の国内株式であれば、以下のような銘柄があります。

    ・旭化成
    ・三菱UFJフィナンシャル
    ・グループ
    ・新日本電工

    また、長期保有をするなら、企業の強みや将来性を理解しやすい「自分がよく知っている企業」を選ぶのもおすすめです。

  • 証券口座は持っているだけでも大丈夫?

    ネット証券であれば、口座を維持する費用は発生しないので、とりあえず口座を開設して持っているだけでも問題ありません。

    ただし、店舗型の証券会社や銀行の場合は、一定の期間放置すると口座管理手数料を課される可能性があります。

  • 米国株が買える証券会社は?

    ネット証券では、以下の証券会社で米国株を購入できます。

    ・楽天証券
    ・SBI証券
    ・マネックス証券
    ・auカブコム証券
    ・松井証券
    ・DMM株

    中でもSBI証券やマネックス証券では、5,000銘柄以上の米国株を取り扱っています。米国株の銘柄数を重視するなら、SBI証券やマネックス証券を選ぶのがおすすめです。

  • NISAでおすすめの証券会社は?

    NISAをやるなら、楽天証券かSBI証券がおすすめです。

    MoneyFixが実施した「NISAに関するアンケート」によると、NISAで利用している金融機関は、楽天証券とSBI証券の2社を合わせて全体の9割近くを占めていました。

    証券会社ランキング

    NISA向けにおすすめの証券口座については、NISA口座のおすすめ証券会社10選!初心者におすすめの投資信託も紹介で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

  • 手数料が最も安い証券会社は?

    株式投資であれば、楽天証券かSBI証券が手数料最安水準です。

    楽天証券では、約定料金にかかわらず「ゼロコース」を選択すると、0円で国内株式の取引ができます。

    SBI証券では、一定の条件を満たすと国内株式の手数料が無料になります。新NISAでは米国株式・海外ETFの手数料も無料です。

    また、投資信託の買付手数料であれば、すべての主要ネット証券で無料になっています。

まとめ

投資初心者におすすめの証券会社13選を紹介しました。

証券会社には取扱銘柄数や手数料、サポート体制などさまざまな特徴があります。特に、以下5つを考慮して選ぶのがおすすめです。

  • 手数料などのコスト
  • ポイント還元があるか
  • 取扱商品の種類
  • 希望する決済方法に対応しているか
  • NISA・iDeCoといった制度への対応

証券会社選びに迷うようであれば「NISAに関するアンケート」で人気が高く、コストやポイント面でお得に投資ができる「楽天証券」か「SBI証券」を選ぶとよいでしょう。

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