PayPay証券の評判は?気になるメリット・デメリットや口座開設の方法

執筆者:マネーFix 編集部

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PayPay証券では、スマートフォン1つで1,000円から投資を始めることができます。

気軽に投資家デビューを果たしたい人におすすめの証券会社です。

この記事では、PayPay証券の概要や、メリット・デメリット、口座開設方法について紹介します。

自分の投資スタイルに適しているか判断するためにぜひ役立ててください。

PayPay証券とは

引用:PayPay証券

PayPay証券では、スマートフォンから手軽に投資を行うことができます。

ソフトバンクやみずほ証券が主要株主で、バックアップ体制が強固なのも安心です。

PayPay証券は、「資産運用をより身近に」をコンセプトとしています。

リスクを最小限に抑えて投資に挑戦できるため、初心者に人気で、PayPay証券の利用者のうち約7割が投資初心者です(同社調べ)。

PayPayポイント(ボーナス)を運用できることも魅力の1つといえるでしょう。


主な取扱商品
  • 国内株式(個別株・ETF・REIT)
  • 米国株式(個別株・ETF)
  • 投資信託
  • 日本株CFD
  • IPO
  • つみたてロボ貯蓄
  • NISA
NISA・つみたてNISA
iDeCo(個人型確定拠出年金)
投資信託数 8商品
口座開設数 約17万5,000(2021年3月時点)

PayPay証券の手数料

PayPay証券には、ほかの証券会社にあるような約定代金による定額プランはなく、取引時間によって手数料が変動します。

そのため、利用する時間帯によっては他社よりも高額になる可能性があります。

日本株の手数料※1
取引時間 手数料
東京証券取引所の立会時間内 基準価格に0.5%を乗じた価格
東京証券取引所の立会時間外 基準価格に1.0%を乗じた価格

(※1)価格は税込・2022年12月時点のもの

東京証券取引所の立会時間は、午前9時00分~11時30分、午後12時30分~15時00分となっており、それ以外の時間帯に取引を行う場合、基準価格に1.0%を乗じた手数料がかかります。

例えば、購入代金が1,000円の場合、立会時間内なら手数料が5円、立会時間外になると手数料が10円です。

1,000円前後の少額投資であれば、それほど大きな負担ではありません。

しかし、購入金額が100万円の場合、時間外に取引を行うと1万円の手数料が発生するので注意が必要です。

米国株の場合は、以下のように手数料が変動します。

米国株の手数料※1
取引時間 手数料
現地時間9:30~16:00
(日本時間 23:30~6:00※夏時間22:30~5:00)
基準価格に0.5%を乗じた価格
上記以外の時間 基準価格に0.7%を乗じた価格

(※1)価格は税込・2022年12月時点のもの

例えば、購入金額が1,000円の場合、時間内なら5円、時間外になると7円の手数料が発生します。

さらに米国株の場合は、0.35円/ドルの手数料が加算されるので注意が必要です。

日本株・米国株ともに、1,000円ほどの少額投資であれば比較的手数料が安いネット証券といえるでしょう

PayPay証券を利用するメリット

PayPay証券を利用するメリットは、次の3点です。

  • アプリが使いやすい
  • 漫画で学べる初心者向けコンテンツが充実
  • 1,000円~の少額で投資が始められる

PayPay証券は、スマートフォンで簡単に投資を行えるように、3ステップで取引が完了する仕様になっています。

「おいたまま買付」では、登録した金融機関から直接引き落としされます。証券口座の残高を気にすることなく、気軽に投資を行える点がメリットです。

PayPay証券では、投資の基礎知識や各銘柄の情報が漫画化されており、初心者が投資について学べる環境が整っています。

加えて、PayPay証券では、100株単位ではなく1,000円から取引できます

コツコツと少額投資を続けて、単元株以上になると株主優待をもらえるのも嬉しいポイントです。

通常は100株単位での購入となるIPO銘柄も、PayPay証券なら1株単位で購入できます。

PayPay証券を利用するデメリット

PayPay証券のデメリットは、以下の通りです。

  • 指値注文の取引ができない
  • 時間帯によっては取引手数料が高い
  • 取扱銘柄が少ない

PayPay証券は指値注文での取引に対応していません。

指値注文とは、株価があらかじめ指定していた価格になった際に、自動で取引が行われる注文方法のことです。

自分の希望通りの取引ができる点がメリットですが、損失が広がるリスクもあるので初心者には不向きかもしれません。

PayPay証券は、時間帯によって取引手数料が変動することが特徴です。

証券取引所の営業時間であれば、安い手数料で取引できますが、営業時間外になると他社よりも割高になります。

また、取扱銘柄が限定的なのもデメリットです。

日本株は159銘柄、米国株は147銘柄の取り扱いがあります(2022年12月時点)。

主要なネット証券では数千以上の銘柄を取り扱っていることと比較すると、PayPay証券は取扱銘柄数が少ないといえるでしょう。

PayPay証券がおすすめの人

メリットやデメリットを踏まえると、PayPay証券は次のような人におすすめのサービスといえます。

  • 株の勉強をしたい人
  • スキマ時間を使って投資に挑戦したい人
  • 大企業・有名企業に投資したい人
  • 少額で取引したい人

PayPay証券は、初心者向けに作られたサービスといえます。

スマートフォンのアプリさえあれば気軽に投資に挑戦できるので、これから投資家になりたいという人に向いています。

大企業や有名企業の株を1,000円から購入できることも、人によっては魅力に感じる点でしょう。

PayPay証券で口座開設する方法

PayPay証券では、以下の手順に沿って口座開設手続きを進めます。

  1. 申込者基本情報を入力
  2. 本人確認書類の提出
  3. 口座開設完了

口座開設完了後に、「口座開設完了のご案内」が郵送されてきます。同書類にログインIDやパスワード、入金口座番号が記載されています。

PayPay証券に関するよくある質問

PayPay証券の利用を検討している人が抱く疑問や不安を解消するために、よくある質問と回答を紹介します。

  • PayPay証券とSBI証券や楽天証券の違いは?

    手数料と取扱銘柄数が大きな違いといえます。SBI証券や楽天証券は、購入金額10万円の場合、手数料が99円です。一方、PayPay証券では時間帯によって異なり、500~1,000円発生します。

    また、取扱銘柄はSBI証券と楽天証券ともに2,500以上の取り扱い数がありますが、PayPay証券は日本株159銘柄、米国株147銘柄となっています。

  • 口座の解約方法は?

    電話かメールで口座解約を申し込むと、必要な手続きをメールで案内してくれます。口座は解約せずに取引を一時休止する場合には、とくに連絡する必要はありません。

まとめ

PayPay証券は、スマートフォンから気軽に利用でき、小額からでも投資できるので、初心者におすすめのネット証券です。

手数料が取引する時間帯によって変わる点などが、ほかの証券会社との違いといえます。自分の投資スタイルに合うかどうか、記事を参考に判断してください。

以下の記事では、PayPay証券以外にもおすすめの証券会社について紹介しています。

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