auカブコム証券の評判は?気になるメリット・デメリットや口座開設の方法

執筆者:マネーFix 編集部

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auカブコム証券で口座開設を検討している人の中には、「どんな証券会社なの?」「評判は良いのかな?」といった疑問を抱く人も多いのではないでしょうか。

この記事では、auカブコム証券の概要や、メリット・デメリット、口座開設方法について紹介します。

自分の投資スタイルに適しているか判断するためにぜひ役立ててください。

auカブコム証券とは

引用:auカブコム証券

auカブコム証券とは、三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券です。

国内株式だけでなく、FXや債券など幅広く投資商品を取り扱っているのが特徴です。

主な取扱商品
  • 国内株式
  • 米国株式
  • 投資信託
  • 先物・オプション取引
  • 外貨建MMF
  • FX
  • 債権(外国債券)
  • 取引所CFD(株365)
NISA・つみたてNISA
iDeCo(個人型確定拠出年金)
投資信託数 1,623(2022年12月時点)
口座開設数 1,499,590(2022年11月時点)
IPO実績数 503

auカブコム証券の手数料

auカブコム証券の手数料は「ワンショット手数料コース」「1日定額手数料コース」の2種類があり、コースによって取引手数料が異なります。

「ワンショット手数料コース」は1注文あたりの約定代金に応じて、「1日定額手数料コース」は1日あたりの約定代金に応じて手数料が決まります。

国内株式の取引における手数料は、以下の通りです。

国内株式の手数料※1
ワンショット手数料コース(現物) 1日定額手数料コース(現物・信用取引共通)
5万円以下:55円
5万円超~10万円以下:99円
10万円超~20万円以下:115円
20万円超~50万円以下:275円
50万円超~100万円以下:535円
100万円超:約定金額×0.099%+99円(上限4,059円)
1日の約定代金合計
0円~100万円以下:無料
100万円超~200万円以下:2,200円
200万円超~300万円以下:3,300円
300万円超~400万円以下:4,400円
400万円超~500万円以下:5,500円
以降100万円増加ごとに+1,100円

(※1)価格は税込・2022年12月時点のもの

auカブコム証券を利用するメリット

auカブコム証券を利用するメリットについて紹介します。

◆手数料が割引される

auカブコム証券では、手数料の割引サービスがあります。

以下の要件に該当する人は、手数料の割引サービスを受けることが可能です。

  1. 50歳以上
  2. NISA口座を開設している人
  3. 三菱UFJフィナンシャル・グループの株式を取引する場合
  4. auユーザー
  5. KDDIの株を保有している人

◆1株から取引できる

auカブコム証券では、単元未満株を取引きできる「プチ株」というサービスを提供しています。

一般的に、株式の取引は100株が最小単位となりますが、プチ株では1株単位で取引できます。

例えば、株価が2,000円の銘柄を購入する場合、通常ならば100株から購入するため最低20万円を用意しなければなりません。

対してプチ株では1株から、つまり2,000円から投資が可能です。

資金があまりない人や、大金を投じるのに抵抗のある投資初心者にとっては使いやすいでしょう。

auカブコム証券のプチ株の特徴は、以下の通りです。

  1. Pontaポイントで購入できる
  2. 積立で購入する場合は手数料無料
  3. NISA口座でも取引可能
  4. 配当も受け取れる

◆Pontaポイントで投資信託が購入できる

auカブコム証券では、Pontaポイントを使った投資ができます。

ただし、すべての株式取引に使えるわけではなく、投資信託とプチ株に限定されています。

100円以上、1円単位でポイントを使うことができ、現金との併用が可能です。

投資信託の月間平均保有残高に応じてPontaポイントが付与される仕組みになっており、毎月貯めたPontaポイントを次月の投資信託購入に充当できます。

Pontaポイントは日常の買い物や飲食店の利用などでポイントが貯まるので、Pontaポイントを貯めている人ならauカブコム証券はメリットが大きいです。

◆取引ツールやアプリが使いやすい

auカブコム証券では、投資初心者から中上級者までさまざまな人に対応したツールが用意されています。

auカブコム証券が株式取引において提供しているツールは、以下の通りです。

  • EVERチャート
  • カブナビ
  • kabuステーション
  • カブボード
  • カブボードフラッシュ
  • kabuスコープ
  • kabuカルテ
  • 残高照会フラッシュ
  • 保証金シミュレーター

ほかにも、先物・オプション取引やFXに対応したツールなどもあります。

すべてツールが無料で利用できます。

◆自動売買が利用できる

自動売買において多数の特許を取得しているauカブコム証券だからこそ、他社とは異なったサービスを提供できます。

自動売買とは、取引のルールを設定しておくことで、それ以降自動で取引をしてくれるサービスです。

たとえば「○○円利益が出たら売却」「□□円損失が出たら損切り」といった設定ができます。

自動売買の設定をしておけば、取引のタイミングを逃す心配はいりません。

◆カブヨムが使える

「カブヨム」とは、企業情報などを見ることができ、気になった投資先があれば取引ページに飛んでそのまま取引ができるサービスです。

投資情報以外にも、金融に関するさまざまな情報が掲載されています。

株について勉強したい初心者にはとくに有用です。

auカブコム証券を利用するデメリット

続いて、auカブコム証券のデメリットも紹介します。

◆現物株式の手数料が高い

auユーザーや、取引方法によってはほかの証券会社よりも手数料が安くなりますが、現物株式の取引に関しては他社と比べて手数料が高めです。

特に、約定代金が100万円を超えると手数料が高くなります。

◆米国株の取り扱いが少ない

auカブコム証券が米国株の取り扱いを始めたのは、2022年1月です。

まだまだ取り扱い銘柄数が少ないので、米国株を中心に投資をしたいと考えている人は要注意です。

◆外国株は米国株しかない

auカブコム証券では、外国株式は米国株しか取り扱いがありません。

米国株以外の株式投資を考えている人には、auカブコム証券はおすすめできません。

auカブコム証券がおすすめの人

メリットやデメリットを踏まえて、auカブコム証券がどのような人におすすめのサービスなのか紹介します。

◆Pontaポイントの利用者

まず挙げられるのが、Pontaポイントの利用者です。

auカブコム証券ではPontaポイントで投資ができ、投資でPontaポイントが貯まります。

Pontaポイントは日常の買い物などで貯まるので、日頃からPontaポイントを利用している人にとってauカブコム証券は使い勝手がいいでしょう。

◆auユーザーやKDDIの株を保有している人

auユーザーやKDDIの株を保有している人は、取引手数料の割引サービスを受けることができます。

◆自動売買を取り入れたい人

auカブコム証券では、自動売買について多くの発注方法があります。

業界の中でも自動売買のパイオニアとして取り組んでおり、多くの特許も取得しています。

自動売買を利用すると、設定したルールに則って自動で取引をしてくれます。

仕事で忙しい人や、常に株を意識するのが苦痛という人はauカブコム証券を利用して、自動売買を取り入れてみてはいかがでしょうか。

auカブコム証券で口座開設する方法

auカブコム証券では、以下の手順に沿って口座開設手続きを進めます。

  1. 申込みフォームに個人情報を入力する
  2. 自撮りで本人確認をする
  3. 初期パスワードの設定を行う
  4. 口座開設完了

申込みが完了すると、最短1営業日後にメールで口座番号が送られてきます。

郵送でも口座開設手続きができます。

auカブコム証券に関するよくある質問

auカブコム証券の利用を検討している人が抱えている質問と回答を紹介します。

  • auカブコム証券の手数料コースはどちらがお得?

    取引する金額によって異なります。
    1日の約定代金の合計が100万円以下の人は、手数料無料になる「1日約定手数料コース」がおすすめです。
    一方、1日の約定代金の合計が100万円を超える人は「ワンショット手数料コース」がおすすめです。

  • auカブコム証券の口座開設にかかる時間は?

    申込み方法によって異なりますが、最短4営業日で口座開設が完了します。

  • 口座の解約方法は?

    口座解約を申込み、電話で本人確認が完了したら依頼書が発送されてきます。それを提出すると、解約手続き完了です。

  • auカブコム証券が倒産したら資産はどうなりますか?

    auカブコム証券では、法令に従って分別保管を行っているので、倒産した場合でも資産は返還されます。
    万が一顧客分別金が不足してしまった場合は、1,000万円を上限に補償されます。

まとめ

今回は、auカブコム証券について詳しく紹介しました。

auユーザーやKDDIの株を保有している人、Pontaポイントを日常的に利用している人にとっては特におすすめのネット証券といえます。

また、プチ株を利用すれば、資金があまりないという人でも気軽に投資にチャレンジできるでしょう。

以下の記事では、auカブコム証券以外にもおすすめの証券会社について紹介しています。

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