ファイナンシャルプランナー(FP)を選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
- FP資格を持っているか
- 相談料はいくらか
- 得意分野はあるか
- 相談したい分野の実績はあるか
- FPのネットワーク
- FPとの相性
FP資格を持っているか
FPに相談する際は、保有している資格を確認しましょう。保有しているFP資格で、知識や実務レベルを判断できます。
FP資格は以下の通りです。
|
資格名 |
難易度 |
国家資格 |
ファイナンシャル・プランニング技師(1~3級) |
1級>2級>3級 |
民間資格 |
AFP、CFP |
CFP=FP1級 AFP=FP2級 |
出典:日本FP協会「FP資格について」
FP業務自体は資格なしでも行えますが、資格を保有している方が信頼性は高いです。FP資格を保有していないFPに相談する際は、経歴や実績を確認しましょう。
相談料はいくらか
FPへの相談料が相場より高くないか、確認しておきましょう。相談料で最も多い価格帯は、5,000円~1万円未満です。
具体的な相談料の目安は、下表の通りです。高過ぎないかの目安にするとよいでしょう。
相談料 |
割合 |
2万円以上 |
5% |
1万円~2万円未満 |
33.5% |
5,000~1万円未満 |
47.3% |
5,000円未満 |
14.2% |
出典:日本FP協会「料金体系について」
FP相談の料金相場については、こちらの記事「ファイナンシャルプランナー(FP)有料相談の費用」で詳しく解説しています。
得意分野はあるか
FPに相談できる分野は多岐にわたりますが、各FPがすべてに精通しているわけではありません。
FPには得意分野があるため、自分が相談したい分野と一致しているか確認しましょう。FPに相談できる分野は、以下の通りです。
- 家計管理
- 老後の生活設計
- 教育資金
- 年金・社会保険
- 住宅資金
- 資産運用
- 税制
- 保険(生命保険・損害保険など)
- 介護医療費
- 贈与相続
十分なアドバイスを受けられるよう、自分が相談したい分野を得意としているFPを探しましょう。
相談したい分野の実績はあるか
相談件数が多いFPの方が経験豊富なので、説得力のあるアドバイスを受けられる可能性がより高くなります。
相談したいFPのプロフィールや実績をチェックしましょう。
FPのネットワーク
相談したいFPがどのようなネットワークを持っているかも確認しましょう。FPだけでは対応できない分野もあるため、悩みを解決できるネットワークがあるかは重要です。
例えば、以下のようなネットワークがあると、受けられるアドバイスの幅は広がります。
- 金融機関、保険会社:紹介を受けられる商品の種類が増える
- 弁護士、税理士、社会保険労務士:FPだけでは対応できない法的な相談もできる
FPとの相性
FPとの面談では、いまのライフスタイルや将来の展望、現在の収入など、個人的な事情をオープンにしたうえで、ライフプランを相談することになります。
また、保険や投資商品を選ぶうえで不明点があれば、自ら説明を求めることも大切です。
そのため、コミュニケーションをとりやすい相手かどうかが、とても重要です。
まずは軽く面談してから、本格的な相談に移るなど、段階的に進めるのもよいでしょう。