東京都が独自に実施する子育て世帯への給付「018サポート」は、2023年12月15日が申請期限です。
申請期限を過ぎた場合、給付金は支払われるのでしょうか。
この記事では、018サポートの申請期限を過ぎてしまった場合や、児童手当と合わせた支給額について解説します。
018サポートと児童手当で最大年24万円!申請しないともらえないので注意
【記事執筆】FP川辺 拓也
3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。
018サポートの給付スケジュール
018サポートは、18歳以下の子どもがいる世帯を対象に、子ども1人につき月5,000円を給付する制度です。
2023年12月15日までに申請を終えた場合、給付金は2024年1月に一括で支給されます。
2023年4月以降、都内に在住している子育て世帯には、子ども1人あたり6万円が支給されます。
都内に転入した場合や、年度内に出産した場合は、転入月や出生月の翌月分から2024年3月分が支給されます。
例
- 2023年6月15日に転入:子ども1人あたり4万5000円(9ヵ月分)
- 2023年10月10日に出産:子ども1人あたり2万5000円(5ヵ月分)
申請期限を過ぎてしまった場合でも、018サポートの給付は受けられます。
ただし、給付金の支払いが遅くなるので注意が必要です。
児童手当とあわせていくら受け取れる?
児童手当と018サポートをあわせると、1ヵ月あたりいくら受け取れるのか確認しましょう。
児童手当は、中学生まで受け取れますが、子どもの人数や養育者の所得によって支給額が異なります。
ここでは、通常給付の世帯、特例給付の世帯、児童手当が支払われない世帯に分けて支給額をシミュレーションします。
なお、児童手当の所得制限については、こちらの記事「児童手当の所得限度額の計算方法」を参考にしてください。
通常給付の世帯
通常給付の場合、3歳未満は1万5000円、3歳から小学生までは1万円(第3子以降は1万5000円)、中学生は一律1万円を支給します。
018サポートとあわせた給付額は、下表の通りです。
合計支給額は、月2万円から1万5000円となります。
特例給付の世帯
特例給付の場合、中学生まで一律5,000円が支給されます。
018サポートとあわせた給付額は、下表の通りです。
特例給付の場合、中学生までは合計1万円、高校生は5,000円が支給されます。
児童手当が支払われない世帯
018サポートは所得制限がないので月5,000円支給されますが、児童手当は一定の所得を超えると支払われません。
児童手当とあわせると、最大で子ども1人あたり年間24万円を受給できます。
018サポートの申請は、オンラインや郵送での手続きができるので、まだ済ませていない人は期限内に終わらせておきましょう。
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東京都の「018サポート」については、こちらの記事も参考にしてください。
・東京都【018サポート】受付開始。子ども1人最大6万円を支給。申請期日は12月15日