18歳未満の子ども1人あたり月5,000円を支給する東京都の「018サポート」の申請が開始しています。
案内チラシが、受給対象外の17万人に誤って送付されてしまいました。
018サポートを受け取るには、生年月日と居住地について受給条件を満たす必要があります。
この記事では018サポートの受給対象者や、いつまで続く見通しなのかについて解説します。
【年6万円支給】東京都018サポート。2024年3月2日以降に生まれた子どもはもらえない?


【記事執筆】FP
川辺 拓也
3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。
018サポートの対象者
018サポートの受給対象者は、次の通りです。
- 0~18歳(2005年4月2日から2024年3月1日までに生まれた子ども)
- 2023年度中に都内に住所がある子ども(または都内に在住していた子ども)
原則は都内に住所がある子どもが対象となりますが、以下の要件に該当していれば、給付金の対象になります。
- 一時的に海外へ留学している場合
- 行政的な事情により都外に居住することとなった場合
- 修学、就労、療養等の事情のため、一時的に都外に居住して、都内に在住する父母等と生計が同じ場合
支給期間中に都内に転入もしくは都外に転出した子どもがいる世帯や、出生した世帯も支給対象となります。
申請者は子どもを監護する父母等となり、2023年12月15日までに申請した人は、2024年1月に一括で6万円が支給されます。
所得制限はありません。
申請はオンライン申請と郵送での申請があるので、東京都福祉局のホームページから申請してください。
今回の6万円は2023年度分なので、2024年3月2日以降に生まれた子どもは支給対象外です。
018サポートが継続すれば、2024年度分の支給を受けることができるでしょう。
今後の継続は「社会情勢をみながら」
現時点では、018サポートが2024年以降も継続するかは不透明です。
2023年度における東京都の当初予算案では、新規事業としては最高額の1261億円が盛り込まれています。
2023年3月に行われた東京都議会予算特別委員会では「事業が2年から3年限りになる可能性もあるのか」という質問に対し、小池都知事は「社会情勢を踏まえながら進めていく」と回答しています。
018サポートは「すべての子どもたちの成長を切れ目なく支える」コンセプトのもと、始まった支援です。
コンセプトになぞれば、今後も継続して事業は実施すると考えられます。
018サポートの今後の動向に、注目が集まります。
なお、018サポートの申請方法についてはこちらの記事「【018サポート】受付開始。子ども1人最大6万円を支給。申請期日は12月15日」を参考にしてください。