「018サポート」は、都内に住む18歳以下の子どもを対象に、月5,000円の給付金を支給する子育て支援です。
SNSを中心に、手続きのわかりづらさに対する批判の声が挙げられていましたが、2024年度から申請方法が変更されます。
この記事では、018サポートの制度概要と2024年度以降の申請方法について解説します。
018サポートで年間6万円もらえる。4月から申請方法が簡単に。マイナカードの読み取りだけでOK
【記事執筆】FP川辺 拓也
3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。
018サポートの概要
東京都の「018サポート」は、都内に住む18歳以下の子どもを対象に、月5,000円の給付金を支給する制度です。
申請手続きをすると、2023年度分として6万円が支給されます。
2024年度からは、3回(8月、12月、2025年4月)に分けて支給される予定です。
018サポートの給付が受けられる対象者は、以下の通りです。
- 0~18歳(2005年4月2日から2024年3月1日までに生まれた子ども)
- 2023年度中に都内に住所がある子ども(または都内に在住していた子ども)
また、都内に在住していない場合でも、以下のケースであれば給付金の対象となります。
- 一時的に海外へ留学している場合
- 行政的な事情により都外に居住することとなった場合
- 修学、就労、療養等の事情のため、一時的に都外に居住して、都内に在住する父母等と生計が同じ場合
所得制限はありません。
018サポートを受けるためには、オンラインまたは郵送での手続きが必要です。
2024年度以降の手続き方法
現行制度では、申請手続きには以下の書類が必要です。
- 申請者の本人確認書類:マイナンバーカードや運転免許証など
- 子どもの家族関係を確認できる書類:健康保険証や医療証など
- 振込口座を確認できる書類:通帳やキャッシュカードなど
2024年度以降は、マイナンバーカードの読み取りだけで手続きが済むように変更される予定です。
公金受取口座が登録されていれば、カード情報を読み取るだけで申請が完了します。
マイナンバーカードを持っていない場合やオンラインでの申請が難しい場合は、現行制度と同様、オンラインまたは郵送での手続きが必要になります。
ただし、この場合も、子どもの出生日などの書類提出が省略される見通しです。
また、2023年度に申請手続きを済ませている場合、2024年度の手続きは必要ありません。
詳しい手続き方法については、東京都からの追加発表を待ちましょう。