先述した教育費の平均を踏まえると、最も費用のかかる大学入学時までに300万~500万円を貯蓄しておくと望ましいです。
300万~500万円あれば、大学入学の初年度にかかる入学金や授業料の支払いは問題なくできます。
もし子どもが2人以上いるならば、1人当たり300万円を目安に貯めておくとよいです。2人なら600万円、3人なら900万円の準備が必要です。
子どもの教育費をシミュレーション
進学ルート別に教育費をシミュレーションしてみましょう。
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1人 |
2人 |
3人 |
すべて国公立 |
638万1462円 |
1276万2942円 |
1914万4386円 |
小学校から私立 |
1122万872円 |
2244万1744円 |
3366万2616円 |
中学校から私立 |
990万6489円 |
1981万2978円 |
2971万9467円 |
高等学校から私立 |
900万8935円 |
1801万7970円 |
2902万6905円 |
大学のみ私立 |
846万7462円 |
1693万4924円 |
2540万2386円 |
すべて私立 |
1136万4655円 |
2272万9310円 |
3409万3965円 |
すべて国公立で進学した場合が最も教育費は安く、すべて私立に通わせた場合が最も高いです。
なお、私立大学は文系を想定して計算しています。理系はさらに1人あたり約132万円がかかります。
子どもが2人いる場合
子どもが2人いる場合、必ずしも兄弟姉妹が同じ進路を歩むわけではありません。ここでは、兄弟姉妹で異なる進路を選んだ場合、どのように教育費が変化するかを見てみましょう。
1人目はすべて国公立、2人目は大学のみ私立の場合
1人目 すべて国公立 |
638万1462円 |
2人目 大学のみ私立 |
846万7462円 |
合計 |
1484万8924円 |
1人目は中学校から私立、2人目は高校から私立の場合
1人目 中学から私立 |
990万6489円 |
2人目 高校から私立 |
900万8935円 |
合計 |
1891万5424円 |
1人目は高校から私立、2人目は大学のみ私立の場合
1人目 高校から私立 |
900万8935円 |
2人目 大学のみ私立 |
846万7462円 |
合計 |
1747万6397円 |
子どもが3人いる場合
次に、3人兄弟姉妹でシミュレーションします。
1人目はすべて国公立、2~3人目は大学のみ私立の場合
1人目 すべて国公立 |
638万1462円 |
2人目 すべて国公立 |
638万1462円 |
3人目 大学のみ私立 |
846万7462円 |
合計 |
2123万386円 |
1人目はすべて国公立、2人目は高校から私立、3人目は大学のみ私立の場合
1人目 すべて国公立 |
638万1462円 |
2人目 高校から私立 |
900万8935円 |
3人目 大学のみ私立 |
846万7462円 |
合計 |
2385万7859円 |
1人目はすべて国公立、2人目は小学校から私立、3人目は中学校から私立の場合
1人目 すべて国公立 |
638万1462円 |
2人目 小学校から私立 |
1122万872円 |
3人目 中学校から私立 |
990万6489円 |
合計 |
2750万8823円 |