※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

Z世代マンション購入者の1/4は世帯年収「400万円未満」。マンション購入にかかる費用をシミュレーションしてみた

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。

昨今、マンションの価格が高騰しており、マンションを購入するかどうか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

株式会社スタイルポートの調査によると、Z世代でマンションを購入した人の約25%が、世帯年収「400万円未満」ということがわかりました。

Z世代でマンションを購入した人は、どれくらいの価格の物件を購入しているのでしょうか。

この記事では、マンションを購入したZ世代の価値観や収入、マンション購入に必要な費用について解説します。

マンションを購入するZ世代の価値観

株式会社スタイルポートは、直近3年以内に新築マンションを購入したZ世代(22歳〜27歳)109名を対象に、「Z世代マンション購入者に関する調査」を実施しました。

出典:株式会社スタイルポート「Z世代マンション購入者に関する調査」(以下同)

マンション購入を一生に一度の買い物であると感じているかについては、「やや持っている」(52.3%)が最も多く、「かなり持っている」(38.5%)、「あまり持っていない」(6.4%)と続きました。

回答者の約9割以上が「一生に一度の買い物」だと実感していることがわかります。

マンション購入を「一生に一度の買い物」だと感じる理由については、「金額がかなり大きい買い物だから」(80.8%)が最も多く、「こだわって購入したいから」(39.4%)、「居住場所を頻繁に変えたくないから」(29.3%)と続きました。

多くの人にとって、金額が大きいことが、「一生に一度の買い物」と感じる理由となっていることがわかります。

一方、マンション購入を「一生に一度の買い物」だと感じていない理由については、「マンションを資産として捉えているから」(60.0%)が最も多く、「キャリアに応じて居住場所も変化させるべきだから」(40.0%)、「価値観の変化に応じて居住場所も変化させていきたいから」(30.0%)と続きました。

世帯年収については、「400万円未満」(25.6%)が最も多く、「600〜800万円未満」(24.8%)、「400〜500万円未満」(14.7%)と続きました。

マンションの購入額については、「3,000万円〜4,000万円未満」(29.4%)が最も多く、「2,000万円未満」(21.2%)、「4,000万円〜5,000万円未満」(18.3%)と続きました。

約6割の世帯は、「4,000万円未満」のマンションを購入していることがわかります。

中古マンション購入の最適なタイミングについてはこちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。
参考:今買っても大丈夫?中古マンション購入の最適なタイミングと平均年収、平均年齢とは? | イエフリコラム

マンションの購入費用をシミュレーションしてみた

マンション購入に必要な費用を、最も回答が多かった「年収400万円」を例にシミュレーション(※)しました。(※三井住友銀行の「新規借り入れシミュレーション(年収から借入可能額を調べる)」を使用)

固定金利を利用した場合

  • 年収:400万円
  • 配偶者年収:0円(専業主婦を想定)
  • 返済期間:35年
  • 返済方法:元利均等返済
  • 金利(年利)の種類:固定金利型特約(10年)
  • 金利(年利):1.540%

上記の内容でシミュレーションした結果は下記の通りです。

  • 借入可能額:2760万円
  • 毎月返済額:8万5048円
  • 総返済額:3572万160円

変動金利を利用した場合

  • 年収:400万円
  • 配偶者年収:0円(専業主婦を想定)
  • 返済期間:35年
  • 返済方法:元利均等返済
  • 金利(年利)の種類:変動金利型
  • 金利(年利):0.475

上記の内容でシミュレーションした結果は下記の通りです。

  • 借入可能額:2760万円
  • 毎月返済額:7万1341円
  • 総返済額:2996万3220円

変動金利を利用した場合、固定金利よりも金利が低く返済額が少なくなります。

ただし、金利が上昇し、返済額が多くなる可能性があります。

住宅金融支援機構が2023年3月に発表した「住宅ローン利用者の実態調査結果」によると、住宅ローン利用者で変動型を選んだ人は69.9%でした。

住宅ローンの金利タイプで悩んでいる人は、こちらの記事「住宅ローンの金利タイプは「変動金利」と「固定金利」どっちを選ぶべき?」も参考にしてみてください。

また、以下の記事では、住宅ローンについてさまざまな観点から解説しています。

出典
  • 株式会社スタイルポート「Z世代マンション購入者に関する調査」https://roov.jp/

キーワードで記事を検索