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退職金「1000万円以上」が約6割。およそ半数の人は「資産運用」に回している

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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厚生労働省の「簡易生命表(令和3年)」によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳でした。

寿命が長いということは、退職後の人生も延びるということです。老後のお金の使い方について慎重に考える必要があるでしょう。

アドバイザーナビ株式会社の調査によると、退職金の一部や全額を資産運用している人が、全体の半数以上いることがわかりました。

この記事では、退職金の使い道に関する調査結果や、自分で資産運用をする際のリスクについて解説します。

退職金の使い道

アドバイザーナビ株式会社が55歳以上で退職した人を対象に、「退職金に関する調査」を実施しました。

退職金はいくらでしたか?

出典:アドバイザーナビ株式会社「退職金に関する調査」(以下同)

退職金の金額は「1000万円未満」(38.9%)が最多で、「1000万円〜2000万円」(33.6%)と続きました。

全体の約6割の人が1000万円以上の退職金をもらっていることがわかります。

退職金はどうしていますか?


退職金の使用方法については、「一部運用している」(39.8%)が最多で、「全額預金している」(38.9%)と続きました。

「全部運用している」と合わせると、退職金を運用している人は約半数にのぼります。

資産運用に(投資)に回している割合を教えてください(一部運用している人)


退職金をどの程度投資に回しているかについては、「30%」が最多で、「10%」、「20%」と続きました。

約6割の人は、退職金の30%以内を投資に回していることがわかります。

どのような運用をしていますか?


運用方法については、「投資信託」(64.2%)が最多で、「日本株式」(54.7%)、「外国株式」(26.4%)と続きました。

日本株式や投資信託は半数以上の人が選択しており、人気が高いことが伺えます。

どこで運用していますか?


どこで運用しているかについては、「証券会社」(43.4%)が最多で、「ネット証券」(41.5%)と続きました。

資産運用の担当者はいますか?


資産運用の担当者がいるかどうかについては、「自分で運用している」(50.9%)が最多で、「担当者がいる」(34.0%)と続きました。

近年はネット証券が人気で、担当者をつけず自分で運用することも容易になりました。

なお、こちらの記事「退職金のおすすめ運用方法5選!必要性や運用する際のポイントを解説」では退職金のおすすめの運用方法や運用する際のポイントなどを解説しています。

退職金をどのように運用するか悩んでいる人は、参考にしてください。

自分で資産運用するリスクと対策

次に、自分で資産運用をする際のリスクを確認しましょう。

  • 適切に投資できずに損をする可能性がある
  • 資産運用に関して相談できない

適切に運用できずに損をする可能性がある

資産運用には、投資家から集めたお金を運用の専門家がバランスよく分散投資する「投資信託」や、1社単位で株を購入する株式投資などがあります。

投資信託は、国債や株式などさまざまな商品に分散投資しているので、ひとつの投資商品が下落しても投資の総額が大きく下がることはありません。

一方、株式は、投資先の企業の株価が投資額に直結します。

投資先の特徴を理解せず、よくわからないまま投資をすると大きく損をしてしまう可能性があります。

資産運用に関して相談できない

自分で資産運営する場合、わからないことがあっても身近に相談できる人がいません。

そのような場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)や資産運用アドバイザー(IFA)に相談するのもよいでしょう。

自分で資産運用をしている場合は、大事な資産を守るために、専門的な知識を有している人への相談も検討してみましょう。

下記の記事では、ファイナンシャルプランナーの選び方や、おすすめの資産運用方法について紹介しています。

おすすめ資産運用方法5選|投資先の選び方や初心者に役立つ相談先などを紹介
ファイナンシャルプランナーに家計相談するときの選び方の注意点やアドバイスの例を紹介!

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