この場合、調整できる費用は5万円です。この5万円のうち、趣味や娯楽などに使える費用を3万円に、習い事費用を2万円に振り分けています。
趣味や娯楽に使うお金とのバランスを取ることで、生活のレベルを落とさず、また厳しい節約をすることなく、子どもに習い事をさせられるでしょう。注意点としては、一度始めた習い事は翌月から「毎月かかる費用」として計上されることです。
子どもの可能性のために色々な習い事をさせたいのが親心ですが、現実的には生活レベルを落とさず、適度に趣味や娯楽に使えるお金を残すことが、無理なく習い事を続けられるコツといえます。中学3年生までは学年に比例して習い事にかかる費用も増えるため、子どもが小さいうちはできるだけ将来の塾や学費の貯蓄を優先するのがよいでしょう。
子どもがやりたい理由、親がさせたい理由を明確にする
子どもの習い事を決めるうえで、子どもがやりたい理由と、親がさせたい理由を明確にすることが重要です。子どもの性格や親の教育方針を考慮したうえで習い事を決めると長続きしやすく、習い事にかかる費用が無駄にならずに済むでしょう。
習い事の候補のうち、予算の都合でいずれかに絞る必要がある場合は、子どもになぜその習い事をやりたいのかを聞きましょう。その際、「友だちが習っている」という理由だけであれば、本当にやりたいことではない可能性があるので、さらに深く聞いてみましょう。
親の場合も同様で、「ママ友が習わせている」「学歴の良い子どもが習っている」といった理由で習わせようとしていないでしょうか。習い事を決める前に、なぜその習い事をさせたいのか自分に問いかけてみましょう。