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2人暮らしの生活費は平均いくら?世帯手取り別のシミュレーションや節約術を紹介

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

2人暮らしでかかる生活費や、夫婦の場合はどのように節約すればいいのか気になる人もいるのではないでしょうか。

この記事では、年収や住む地域ごとに、2人暮らしにかかる生活費の内訳や節約の方法を紹介します。上手に家計管理するために、ぜひ参考にしてください。

2人暮らしの生活費平均

生活費の大きな割合を占めるのが家賃です。そのため、2人暮らしにかかる生活費は、住む場所によって大きく変わります。ここでは総務省が公表しているデータをもとに、家賃抜きの生活費と、地域や間取り別の家賃の相場を紹介します。

2人暮らしの生活費(家賃抜き)

2人暮らしの生活費について、総務省が2023年2月に公開した家計調査によると、勤労世帯(60歳未満)の生活費と、無職高齢世帯の1ヵ月あたりの生活費の平均は以下の通りです。

費目 勤労世帯(60歳未満) 無職高齢世帯
食費 6万6187円 6万6165円
光熱・水道費 1万9771円 2万2317円
家具・家事用品 1万2169円 1万31円
服飾費 9,923円 4,911円
保険医療費 1万2384円 1万5356円
交通・通信費 4万7209円 2万7714円
教育費 1,908円 59円
教養・娯楽費 2万5433円 2万1279円
その他の支出 6万7678円 4万7695円
1ヵ月あたりの生活費合計 26万2662円 21万5527円
出典:総務省「家計調査 家計収支編」(以下同)

上記の表から見てわかる通り、勤労世帯(60歳未満)は26万2662円、無職高齢世帯は21万5527円の生活費がかかっていることになります。

これらは家賃を抜いたものなので、実際には住居費もかかります。住宅を購入していてローンが残っていればその返済、賃貸であれば家賃の支払いが必要です。ただし、その金額は地域や間取りによって差が生じます。

世帯収入から見る2人暮らしの生活費(家賃抜き)

2人暮らしの生活費は、世帯年収によって差が生じます。これは、前述した総務省の家計調査からも明らかです。

世帯年収ごとの生活費平均は、以下の通りです。

世帯年収 生活費平均
250万円未満 -
250~300万円 23万1563円
300~350万円 17万5118円
350~400万円 23万2067円
400~450万円 20万9832円
450~500万円 23万8038円
500~550万円 24万2337円
550~600万円 22万4540円

基本的には、世帯年収が上がれば生活費平均も比例して高くなります

年齢を重ねるにつれて世帯年収が上がるケースがほとんどですが、住宅ローンを組んだり、子どもを出産して教育費がかかったりすることで生活費は変動するでしょう。また、居住する地域によって、水道・光熱費や日用品の価格なども変動するので、必要な生活費は人それぞれです。

地域・間取り別2人暮らしの家賃相場

次に、地域や間取り別の、2人暮らしの家賃相場を紹介します。

  ワンルーム・1K・1DK 1LDK・2K・2DK 2LDK・3K・3LDK
東京23区(東京) 約9.3万円 約16.0万円 約23.8万円
大阪市内(大阪) 約5.8万円 約8.9万円 約12.4万円
名古屋市内(愛知) 約5.3万円 約7.7万円 約10.4万円
札幌市内(北海道) 約4.0万円 約5.2万円 約7.3万円
金沢市内(石川) 約5.2万円 約6.5万円 約7.6万円
岡山市内(岡山) 約4.4万円 約6.0万円 約7.2万円
高松市内(香川) 約4.5万円 約5.9万円 約6.1万円
福岡市内(福岡) 約4.8万円 約7.2万円 約11.5万円
那覇市内(沖縄) 約5.5万円 約9.8万円 約14.2万円
出典:LIFULL HOME'S「家賃相場

上表から、地方都市と比べて三大都市、特に東京23区の家賃相場が高いことがわかります。

勤労世帯(60歳未満)が東京23区の2LDK以上の間取りに住んでいる場合は、生活費と家賃を合計すると50万円を超える計算になります。

対して、地方都市である札幌市に住んでいる場合の生活費の合計は、約33万円です。東京23区と札幌市で生活費に約17万円もの差が生じることがわかります。

あわせて読みたい

世帯人数別の家計支出については、みんなのお金に関するデータ 【家計】で詳しく解説しています。

2人暮らしの生活費を世帯手取り別にシミュレーション

2人暮らしの生活費について、世帯の手取り収入別にシミュレーションしてみます。

理想の家計の黄金比率は、アメリカ議員のエリザベス・ウォーレン氏が提唱した「50:30:20ルール」を参考に割合を定めてシミュレーションを行います。

50:30:20ルールは、以下のような数値を基準にした内容です。

  • 手取り収入の50%を必要経費にする
  • 手取り収入の30%を自分の好きなことに使う
  • 手取り収入の20%を預貯金や借金の返済に充当する

また、一般的に家賃は手取りの3分の1が理想的とされているため、それも反映させています。

下表は、世帯手取り月収別の生活費の割合です。

費目 割合 月収20万円 月収25万円 月収30万円 月収35万円 月収40万円
家賃 30% 6万円 7.5万円 9万円 10.5万円 12万円
食費 15% 3万円 3.75万円 4.5万円 5.25万円 6万円
水道・光熱費 5% 1万円 1.25万円 1.5万円 1.75万円 2万円
服飾費 5% 1万円 1.25万円 1.5万円 1.75万円 2万円
医療・保険費 5% 1万円 1.25万円 1.5万円 1.75万円 2万円
通信・交通費 5% 1万円 1.25万円 1.5万円 1.75万円 2万円
教養・娯楽費 15% 3万円 3.75万円 4.5万円 5.25万円 6万円
預貯金 20% 4万円 5万円 6万円 7万円 8万円

「家賃」「食費」「水道・光熱費」が必要経費50%、「服飾費」「医療・保険費」「通信・交通費」「教養・娯楽費」が自由に使えるお金30%、「預貯金」が20%という形で計算しています。月収が低い場合には、趣味や娯楽に使えるお金なども少なくなることがわかります。

2人暮らしで生活費を抑えるポイント

2人暮らしで生活費を抑えるためのポイントは、以下の2つです。

  • 固定費を節約する
  • 変動費を節約する

「固定費」と「変動費」に分けて節約方法を検討することが重要です。生活費を抑える

固定費を節約する

家計には大きく分けて固定費と変動費があり、固定費を優先的に節約することで、毎月の出費を継続的に軽減できるでしょう。

固定費とは、毎月一定の金額が発生する費用のことで、具体的には以下のような項目が挙げられます。

  • 住居費
  • 保険料
  • 通信費用
  • 水道・光熱費
  • 自動車関連費
  • サブスクリプション

節約できる項目がないか、チェックしてみてください。

固定費を節約するためのアイデアをもっと詳しく知りたい方は、家計の見直し方法や節約アイデアをご覧ください。より具体的な節約方法が紹介されています。

変動費を節約する

変動費の節約は、固定費とは異なり、一度変更すれば継続的に支出を抑えられるわけではありません。そのため、継続的に節約をする意識が重要です。

固定費の節約を優先的に行い、さらに節約をしたい場合には変動費の節約に意識を向けるとよいでしょう。

変動費の具体的な項目は、以下の通りです。

  • 食費
  • 日用品費
  • 交際費
  • 交通費
  • 医療費
  • 美容費
  • 娯楽にかかる費用

ほかにも、お金のかからない趣味を見つけたりすることで、生活費を抑えられます。

2人暮らしで上手に家計管理を行うポイント

2人暮らしで上手に家計管理を行うポイントは、以下の通りです。

  • 2人で家計を把握する
  • 家計簿をつけて収支を明確にする
  • 話し合いをして共通認識を持つ
  • 収支をしっかり共有する
  • 目的に応じた口座を作る
  • FPに相談する

2人で家計を把握する

2人で家計を把握するためには、生活をするのに必要な最低限の費用を算出するのがおすすめです。

具体的には、家賃や食費、水道・光熱費、交通費、通信費などが挙げられます。どの項目にどれだけの費用がかかっているのかを把握することで、どこを節約するべきなのか判断することが可能です。

詳しいお金の管理については、夫婦でお金を管理する方法で詳しく解説しています。

家計簿をつけて収支を明確にする

家計簿をつけることで、どの項目にいくら使っているのかを可視化でき、無駄な費用を削るのに役立ちます。

家計簿は、クレジットカードを利用しながらアプリと連携して使うのがおすすめです。そうすることで、自動で項目ごとに入力されるため、買い物の都度手動で入力する手間がなくなります。

ただし、項目数を増やし過ぎると管理に手間がかかるため、各項目に含める範囲を広めに設定することが継続するコツです。

話し合いをして共通認識を持つ

一人暮らしであれば、自分一人が意識すれば生活費を抑えられるかもしれませんが、2人暮らしの場合は協力しながら節約をする必要があります。

具体的には、2人の現在の収支状況や将来の理想プラン、子どもを持つか否か、子どもの進路などを話し合っておくとよいでしょう。そうすることで、いつまでにいくら貯蓄するべきなのかの目安が明確になります。

お互いに明確な共通認識を持っておくことで、協力し合いながら生活費を抑えられるようになるでしょう。

収支状況をしっかり共有する

お互いの収支状況を把握しておくことで、無駄遣いがないかなど、客観的な視点で確認できるようになります。

2人の収支状況を管理するためには、前述したようにクレジットカードと家計簿アプリを連携させて、リアルタイムでお互いの状況を確認できるようにするのがおすすめです。

ただし、話し合いをしっかり行わずに収支状況を共有すると、趣味や娯楽にお金を使っていることが揉める要因となりやすい点に注意してください。

目的に応じた口座を作る

目的に応じた口座を作ることで、預貯金や投資の使い分けができるようになります。

具体的には、以下のような口座を作っておくのがおすすめです。

  • 貯蓄用口座
  • 投資用口座
  • 緊急用の口座

毎月決まった金額を貯蓄用の口座に振り込んでおくことで、残ったお金の中で生活費を賄うように意識できます。貯蓄用の口座に振り込んでおく金額は、2人でしっかりと話し合っておきましょう。

FPに相談する

上手に家計管理を行いたいなら、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのもよいでしょう。

FPに相談できる内容の例は、以下の通りです。

  • 生活費管理の方法
  • 将来の目標設定や目標に向けた資産計画
  • 資産形成のための投資戦略
  • 税金の最適化
  • 適切な保険の選び方
  • 債務整理や借金返済計画

FPに相談することで、ライフプランを明確にでき、自分たちだけでは気づけなかった問題点を可視化することができます。

まとめ

2人暮らしにかかる生活費の平均と、家計管理の方法や生活費を抑えるポイントを紹介しました。2人の将来、家族のことを話し合ってから、明確な目的意識を持って生活費を抑えることが大切です。

貯蓄用、投資用など目的別に口座を開設すると、管理しやすくなります。計画的に老後資金などを検討したい人は、お金のプロであるFPに相談するのもおすすめです。

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