将来を誓い合っている男女にとって、結婚は大切なイベントです。しかし、どんなに愛し合っていたとしても、資金が準備できなければ結納や結婚式、披露宴を行えません。では、結婚前にはどれだけの費用が必要になるのでしょうか。
この記事では、結婚前に必要な費用の目安や結婚資金の準備方法、結婚資金を効率的に貯めるコツを解説します。
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【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩
一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。
将来を誓い合っている男女にとって、結婚は大切なイベントです。しかし、どんなに愛し合っていたとしても、資金が準備できなければ結納や結婚式、披露宴を行えません。では、結婚前にはどれだけの費用が必要になるのでしょうか。
この記事では、結婚前に必要な費用の目安や結婚資金の準備方法、結婚資金を効率的に貯めるコツを解説します。
一般的に、結婚前に必要な費用と相場は、以下の通りです。
出典:ゼクシィ「結婚トレンド調査2022首都圏」(以下同)
合計すると500万~530万円になります。ただし、挙式の規模や形式、地域などの条件によっていくら必要なのかの目安は異なります。
結婚にあたっては、約500万円もの資金を準備する必要があります。
しかし、前述したゼクシィの調査結果によると、結婚前のカップルの貯蓄額の全国平均が296.9万円となっています。500万円もの資金を全額準備するのは難しいというカップルも多いようです。
結婚資金を準備するためには、預貯金以外に以下のような方法があります。
結婚資金を準備する方法としてまず挙げられるのが、親からの援助です。同調査によると、以下の通り大半のカップルがお互い、あるいは片方の両親から資金援助を受けています。
全国における割合 | |
---|---|
男性側の親・親族からのみ 援助があった |
8.4% |
女性側の親・親族からのみ 援助があった |
12.1% |
男女両方の親・親族から 援助があった |
72.4% |
親・親族から援助があった 合計割合 |
92.9% |
分からない・無回答 | 7.1% |
また、親からの援助金額の全国平均は192万5000円でした。
ブライダルローンとは、使い道を結婚関連費用に限定して資金を借りられるローンのことです。金利が3~10%と比較的低いのも特徴です。
ただし、使途が限定されることや、事前の提出種類が多いこと、そして申し込みから融資までに時間がかかる点には注意してください。利用予定であれば、余裕を持って手続きを進めることをおすすめします。
ブライダルローンの利用を検討している方は、低金利なブライダルローンの選び方やメリット・デメリットについて詳しく解説した『おすすめの低金利なブライダルローン』を参考にしてみてください。
ブライダルローンを検討する際は、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのもおすすめです。お金の専門家であるFPに相談すれば、将来的なライフプランも含め、結婚資金に関する疑問を解消できるでしょう。
場合によっては、結婚式のプランを変更したり、規模を縮小したりすることも検討しなければなりません。理想と現実のバランスを考えながら、実現できる範囲でプランや規模を検討する必要があります。
例えば、以下のような方法が考えられます。
婚約者と相談して、自分たちに合った結婚式のプランを考えることをおすすめします。
結婚に向けて効率良く貯蓄するためのコツは、以下の通りです。
同棲や引っ越しをして家賃を減らすことで、貯蓄に回せる額を増やせます。家賃は大きな割合を占める固定費なので、節約効果は大きいでしょう。
例えば、それぞれ6万円の部屋に住んでいた男女が8万円の部屋で同棲すれば、単純計算では「6万円×2人-8万円=4万円」なので、4万円分の家賃を削減できます。
実際には引っ越し費用や敷金・礼金など初期費用が発生します。それでも、長期的に見れば収支をプラスにできるケースは多々あるでしょう。一般的には、別々に住むより食費や光熱費なども割安になるため、検討する価値は十分にあります。
同棲を考えている方は、『同棲に向けていくら貯金すべき?』の記事を読むことをおすすめします。同棲に必要な貯金額や貯金のコツを詳しく解説しています。
結婚を目標として預貯金するなら、専用口座を作るのがおすすめです。生活費と一緒の口座で預貯金をしていると、ついつい生活費として使ってしまいがちです。また、専用口座の預貯金額が増えていくと、モチベーションも高まるでしょう。
専用口座を作ったら、収入が入った時点で先に入金することも重要です。結婚資金用の預貯金分を引いて残った資金で生活する習慣をつけることで、お金を使いすぎてしまうリスクを減らせます。
毎月の収支を管理するためには、家計簿をつけることも重要です。家計簿をつけることで、収支を数字として可視化でき、無駄な支出に気づきやすくなります。
収支を把握したうえで、以下の節約ができないか確認してみてください。
家計簿は手書きでもいいですし、エクセルやアプリなどを使う方法もおすすめです。
結婚前に必要な費用は、一般的には500万円程度です。同棲して家賃を減らしたり、専用口座を作ったり、家計簿をつけたりするなどして、効率的に貯めていく必要があります。
貯金ゼロでの結婚に関してはこちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。
参考:婚活男性必見!貯金ゼロでも結婚は可能?究極の解答へのガイド | 婚活パラダイス
自分たちだけで貯めるのが難しい場合には、親からの援助や、ブライダルローンなども検討してみてください。場合によっては、結婚式の規模を縮小する手もあります。結婚資金について疑問があるなら、FPへ相談するのもおすすめです。
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