投資初心者ですが、周りに相談できる人がいません。誰に相談すればよいですか？

半数以上の人が「誰にも相談していない」

MoneyFixが実施した「投資に関するアンケート」によると、「投資を始めるとき、誰かに相談したか」については、「相談はしていない」（54.9％）が最も多く、「家族」（19.1％）、「友人・知人」（17.2％）と続きました。

誰にも相談していない人が半数以上、家族や友人・知人など、身近な人に相談した人が約2割という結果でした。

一方、証券会社や銀行などの専門家に相談したという人は少数派でした。

投資の相談先

投資については、専門知識を持つ信頼できる相手に相談するのも効果的です。

家族や友人・知人、自分ではわからないことが、専門家に相談することで解決できるかもしれません。

銀行

銀行は、投資信託や保険商品に関する相談サービスを提供しています。

個人の財務状況に応じた提案や、リスク管理についてのアドバイスを受けられます。

まったくの初心者であれば、普通預金口座を持っている銀行の窓口で「投資をしたい」と相談してみるとよいでしょう。

ただし、銀行では「株式」の売買を行っていないため、「株式投資」の相談については扱っていません。

証券会社

株式や債券、投資信託など、投資全般に関わる相談をするのであれば、証券会社がおすすめです。

専門的な知識を持っているスタッフから、投資に関する具体的なアドバイスが得られます。

株式投資に興味がある場合は、銀行よりも証券会社の方がよいでしょう。

なお、NISA口座の開設先を探しているのであれば、こちらの記事「NISA口座おすすめの証券会社は？選び方のポイントも解説」を参考にしてください。

ファイナンシャルプランナー (FP)

FPは、資産運用や保険、税金などお金に関する総合的な相談を受けられるのが特徴です。

特定の金融機関に所属していないため、中立的な立場からアドバイスを受けられます。

投資だけでなく、ライフプランニングや資産形成全般の相談にも対応してくれます。

IFA（独立系ファイナンシャルアドバイザー）

IFAは、資産運用に特化したアドバイザーのことで、個々の投資戦略に合わせたアドバイスを受けられます。

FPと同じく特定の金融機関に属していないため、中立的な立場からアドバイスを得られるのが特徴です。

投資の相談先には、自分の投資スタイルや資産規模に適したアドバイザーを選ぶことが肝心です。

投資の相談先として適していないのは？

投資の相談先として適していないのは、「保険会社」や「保険代理店」です。

双方とも保険という金融資産に特化しており、株式や債券など投資に関する相談先としては適していません。

ただし、保険代理店だけでなく、IFAやFPを兼ねているアドバイザーもいます。

IFAやFPも兼ねている人であれば、投資に関する相談も受けられるでしょう。

投資の相談をする際の注意点

投資の相談をする際に注意すべき点は、以下の通りです。

複数の相談先に相談する

1ヵ所の相談先だけでなく、複数に相談することも重要です。

相談先を1つに絞ると、得られる情報や、受けられる提案が偏ってしまう場合があります。

相談先によっては、得意な金融商品のジャンルも異なるので、なるべく多くの選択肢を準備しておくとよいでしょう。

相談したあと自分でも調べる

アドバイザーから提案された情報が、最新かつ正確であることを確かめるため、相談したあとは自分自身でも情報を調べるようにしましょう。

情報の正確性を確認するだけでなく、自身の知識を深めるのにも適しています。

金融商品の市場は常に変化しているため、継続的な情報収集が必要です。

最終的には自己責任で判断する

専門家からアドバイスを受けたとしても、最終的な投資判断は自己責任で行う必要があります。

アドバイザーの情報が有益でも、投資の結果が上手くいくとは限りません。

アドバイスをもとに自分自身で十分に検討し、理解したうえで決定を下すことが求められます。

なお、資産運用の相談先については、こちらの記事も参考にしてください。