最近NISAを始めた投資初心者ですが、情報はどこで収集するのがよいですか？

情報収集の主流は「SNS」「ネットニュース」「動画」

MoneyFixが実施した「投資に関するアンケート」によると、「投資に関する情報をどのように収集しているか」については、「SNS」（58.9％）が最も多く、「ネットニュース」（39.7％）、「動画（YouTubeなど）」（39.7％）と続きました。

SNSで情報を集めている人が、約6割にのぼる結果でした。

また、複数の情報源から情報を収集していることが伺えます。

投資情報を収集する方法

投資に関する情報は、さまざまな方法で集めることができます。

ここでは、代表的な情報収集の方法を紹介します。

金融系ニュースサイト

日経電子版やYahoo!ファイナンスなどの金融系ニュースサイトでは、最新の市場動向や経済ニュース、株式情報などを収集できます。

投資を行うにあたって、金融系のニュースサイトを確認するのは必須といえるでしょう。

投資関連の書籍や雑誌

投資に関する専門書籍や雑誌を読むことで、投資の考え方や手法、最新のトレンドに関する情報を収集できます。

ニュースサイトよりも詳しい分析や、より専門的な情報を入手することができます。

証券会社のリサーチレポート

証券会社は、株式や債券、市場に関するリサーチレポートを提供しています。

口座を開設していると、それらを閲覧できる場合もあります。

ニュースサイトよりも詳しい分析や情報が掲載されているので、定期的に確認するとよいでしょう。

投資コミュニティ

投資に関するオンラインサロンなどのコミュニティも、情報収集の手段として有効です。

コミュニティに参加することで、ほかの人と情報交換することができます。

企業の決算書

企業の四半期ごとや年次の決算書も、重要な情報源の１つです。

特定企業の株式に投資をしている場合は、企業の財務状況や業績を把握しておくことをおすすめします。

投資セミナー

投資に関するセミナーやオンラインウェビナーも多数開催されています。

セミナーでは、業界の専門家から投資に関する情報を収集でき、直接質問することもできます。

インフルエンサー

インフルエンサーは、SNSや動画、ブログなどで、投資に関する情報を発信しています。

市場分析の方法や投資戦略など、それぞれ特色のある情報を発信しています。

銀行の投資相談サービス

銀行では顧客に対して投資相談サービスを提供しています。

投資の提案や投資商品に関する情報を提供しているため、投資するうえでの情報収集に役立ちます。

何から始めればよいかわからない場合や、どんな銘柄を選べばよいかわからない場合など、相談してみるとよいでしょう。

専門家

IFAやFPなどの専門家は、金融や税制などに関する幅広い知識を備えています。

個人の財務状況に合わせた投資の提案や、アドバイスを行ってくれます。

情報収集する際の注意点

投資に関する情報を収集する際は、以下の点に注意しましょう。

目的に合った情報を選ぶ
複数の情報源を参考にする
信頼性の高い情報を参考にする
あくまで参考までに留める
自分の責任で判断する

目的に合った情報を選ぶ

自分の目的に合った情報を発信しているかどうかを確認しましょう。

例えば、「株式投資」をしたいのに、「仮想通貨」についての情報を発信するインフルエンサーをフォローしても、欲しい情報は得られません。

まずはニュースサイトを中心に情報を収集するとよいでしょう。

複数の情報源を参考にする

1つの情報源に依存すると、情報が偏る可能性があります。

複数の情報源から情報を入手することで、誤った判断を防止できるようになります。

各メディアは異なる視点や見解を持っている場合があります。

さまざまな情報を比較し、投資のリスクを多角的に検討することが重要です。

信頼性の高い情報を参考にする

SNSや動画は、情報収集先として便利です。

しかし、投稿者の主観に頼った情報の場合もあり、信頼性に欠ける可能性があります。

情報を収集する際は、企業が提供している信頼性の高いデータやレポートなども参考にすることがおすすめです。

情報はあくまで参考までに

市場は常に変動しているため、いくら情報を収集しても、未来を正確に予測することはできません。

そのため、「絶対に儲かる」などの言葉や、極端な予測には注意が必要です。

自分の責任で判断する

おすすめされていた商品に投資して損したとしても、責任を取るのは自分自身です。

情報はあくまで投資先を決める判断材料であり、投資の成功を確定するものではありません。

投資の意思決定を行う際には、自分の財政状況や目的、リスクなどを総合的に判断することが大切です。

必要に応じて、専門家などの意見を参考にするのも有効です。

資産運用の相談先については、こちらの記事も参考にしてください。