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【誰でもわかるNISA解説】第8回:積立投資って何?―――毎月同じ金額を投資すること

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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2024年1月から新NISAが始まります。

新NISAに関するニュースや記事を目にする機会が増え、NISAについて気になっている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「NISAという言葉を初めて聞いた」「難しくてまったくわからない」という初心者に向けて、制度の概要をわかりやすく解説します。

第7回目の「長期投資」では、長期投資でリスクが少なくなる理由や、長期投資のメリットについて説明しました。

第8回目は「積立投資」ついて説明します。

積立投資とは?


前回はリスクを回避するために、「長期投資」「積立投資」「分散投資」が重要と解説しました。

今回は「積立投資」についてです。

積立投資とは「毎月コツコツと同じ金額を投資する方法」です。

例えば30万円手元にあるとき、30万円分を一度に購入するのではなく、毎月1万円ずつ30ヵ月かけて購入するイメージです。

毎月、定額を預貯金するのと似ています。

積立投資のメリットは?


積立投資のメリットは、「購入単価が平準化される」ことです。

毎月の購入金額を一定にすることで、株価と購入金額は次のような関係になります。

  • 株価が安いとき:購入量が増える
  • 株価が高いとき:購入量が減る

こうすることで、長期的に見ると、平均購入単価を下げる効果が期待できます。

6ヵ月間、毎月1万円を投資する場合で考えてみましょう。

1ヵ月目に6万円分の株を購入すると、6万口購入することができます。

一方、毎月1万円ずつ6ヵ月かけて購入すると、7万口購入することができます。

1万口あたりの平均購入単価は、次のようになります。

  • 1ヵ月目に6万口購入:1万円
  • 6ヵ月かけて7万口購入:約8,500円

この例の場合、6ヵ月かけて毎月1万円ずつ購入する方が、平均購入単価を下げることができました。

このように、一定額を定期的に購入する方法を「ドル・コスト平均法」といいます。

例えば、株価が高いときに買ってしまった場合、「あんなに高いときに買わなければよかった」と後悔することもあるかもしれません。

しかし、積立投資を行うことで、購入単価が平準化できるため、株価の上下に一喜一憂する心配がなくなります。

今回は、「積立投資」について解説しました。

次回は、「分散投資」について解説します。

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