ふるさと納税で「空き家管理サービス」が受けられる。空き家を放置すると思わぬトラブルの原因に

執筆者:マネーFix 編集部

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人口減少とともに増え続ける空き家が、いま、大きな社会問題となっています。
放置された空き家にはさまざまな危険があるため、継続的な管理が求められますが、実際は手入れが行き届かないことも多いようです。
そこで注目されているのが、「空き家管理サービス」です。
昨今は、ふるさと納税で「空き家管理サービス」を提供する自治体も増えてきています。
この記事では、空き家を放置することで起こるリスクとともに、ふるさと納税で利用できる空き家管理サービスについて紹介します。

空き家は20年で1.5倍

総務省が2018年に実施した「住宅・土地統計調査」によると、2018年10月1日現在の住宅総数は、6240万7000戸でした。
このうち、空き家は848万9000戸で、空き家率は13.6%にのぼっています。
空き家の戸数は、20年間で約1.5倍に増加しており、今後さらに増えることが予想されています。

空き家放置で起こるトラブル

空き家といっても、適切に管理されていれば問題ありませんが、放置されているとさまざまなトラブルが生じる可能性があります。
空き家を放置することで発生するトラブル事例は以下の通りです。

  • 家屋の倒壊
  • 火災の発生
  • 害虫の発生
  • 雑草の繁殖
  • ごみの不法投棄
  • 近隣の不動産価値の低下

こうしたトラブルの多くは、近隣住人の生活にも影響を与えてしまう可能性があります。
そのため、空き家の所有者は、定期的な清掃や修繕など、適切な管理が欠かせません。

ふるさと納税の空き家管理サービス

近年、ふるさと納税の返礼品として、空き家の所有者向けに、空き家管理サービスを提供する自治体が増えています。
「空き家 管理」で検索すると、「ふるさとチョイス」で421件、「さとふる」で102件の空き家管理サービスが見つかりました。(2023年4月時点)
ここでは、具体例を紹介します。

栃木県矢板市

回数:1回 
寄付金額:5,000円

  • 目視による建物外観の確認
  • 目視による草木の確認
  • 郵便受けの確認

福岡県太宰府市

回数:年4回
寄付金額:5万円

  • 目視による建物外観(外壁・塗装・雨どいなど)の確認
  • 目視による草木の確認
  • 郵便物の管理
  • 建物周辺の簡易清掃
  • 室内の通気、換気

大阪府大東市

回数:3回/月1回
寄付金額:10万円

  • 全室換気
  • 通水
  • 防犯確認
  • 簡易清掃
  • 雨漏り、カビ確認
  • 郵便受けの確認
  • 庭木の確認
  • 建物外部の目視点検

寄付金額は1万円以下から50万円を超えるものまで幅広く、内容も見回りだけのものから、清掃やごみの廃棄等を行うものまでさまざまです。
自身で管理ができない場合はこうしたサービスを利用し、トラブルが起こる前に対策をするようにしましょう。

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