FIREを実現するために踏むべきステップは、以下の3つです。
- FIRE後に必要な生活費を算出する
- 資産を増やす
- できるだけ支出を抑える
1.FIRE後に必要な生活費を算出する
まずは、FIRE後に必要な生活費を算出します。例えば、上記の表で示した通り、必要な年間の生活費が360万円の場合、必要な資金は9000万円です。
FIREは、支出を運用益以内に収めることで生計を立てていく考え方のため、生活費の設定がとても重要になります。
家賃や固定費などの支出だけでなく、社会保険料の負担なども考慮に入れておく必要があります。
会社員と退職後では、保険種類や保険料が異なるため、よく調べてシミュレーションしましょう。
さらに、家族のライフイベントなども考慮に入れておく必要があります。
単純に1ヵ月あたりの支出だけで算出すると漏れてしまう可能性があるため、長期的なスケジュールを立てておくようにしましょう。
また、事故や病気などによる突発的な支出への備えも考慮に入れておくと、より安定度が増します。
2.資産を増やす
資金計画で必要な資産を把握したうえで、資産を増やすための貯蓄や投資をはじめましょう。
資産を増やすためには、投資がおすすめです。
日本の預金利息は利率が低く、資産を増やすには向いていません。
早期に投資を始めて長期的に運用すれば、資産を効率よく増やすことができます。
また、FIRE後は資産運用で生計を立てることを前提としているため、準備段階から投資に慣れておくことも必要です。
投資には、インデックス投資や分散型投資信託、株式投資やアクティブ型投資信託など、様々な方法があります。
投資の種類によって、ローリスクローリターンのものや、ハイリスクハイリターンのものもあります。
投資で資産を増やすにあたっては、投資方法の特徴を理解したうえで、過度なリスクを取ることを避け、分散投資を行うことが賢明です。
3.余計な支出を抑える
FIREを実現するために、支出を抑えることはとても重要です。
支出を抑えれば、必要な生活費が小さくなります。そして、より早く資金を準備することに繋がります。