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先取り貯金を成功に導くやり方!おすすめの銀行口座も紹介

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

先取り貯金とは、収入から先に貯金分を引いておき、残りのお金で生活する方法です。「先取り貯金の具体的なやり方を知りたい」「便利なサービスがあれば利用したい」と考えている人もいるのではないでしょうか。

先取り貯金は、自動化できるサービスを利用すれば簡単に始められます。

この記事では、先取り貯金を成功させるポイントについて解説します。

この記事でわかること
  • 先取り貯金のメリット・デメリット
  • 先取り貯金を成功させる秘訣
  • 自動で先取り貯金する方法

先取り貯金とは?

先取り貯金とは、給与や報酬を受け取るタイミングで、事前に設定していた金額を貯める「天引き貯金」を指します。毎月残ったお金を貯めるのではなく、あらかじめ設定した金額を先に貯金する点が特徴です。

先取り貯金をするメリット

先取り貯金のメリットは、以下の通りです。

  • 確実に貯金できる
  • 家計の見直しにつながる
  • お金のやりくりが上手くなる

強制的に貯金する仕組みを作ってしまえば、毎月一定額を確実に積み立て可能です。また、先取り貯金に回すお金を捻出するにあたって家計を整理する必要があるため、不要なコストの見直しにつながります。

さらに、残高を活用して無駄なくやりくりするスキルが身につき、お金の使い方が上手くなるでしょう。

先取り貯金のデメリット

先取り貯金のデメリットは、以下の通りです。

  • 自分で口座間送金する場合は手数料がかかる
  • 急な出費に対応しづらい

メイン口座から貯金用の口座にお金を移す際に、手数料が発生する可能性があります。また、一定期間内の引き出しが制限されている貯金方法を選んだ場合は、突発的な支出に対応しづらいでしょう。

できるだけ手数料や手間がかからない方法を選ぶことが大切です。

いくら先取り貯金をすればいい?

先取り貯金に回すお金は、収入の1~3割程度が目安とされています。

ただし、ライフスタイルや年代によって適した貯金額は異なります。例えば実家暮らしで生活費に余裕がある人は、貯金額を増やせる可能性があります。

一方で子どもがいて支出が多い場合、継続的に先取り貯金するためには、貯金額を減らす選択肢が考えられるでしょう。状況にあわせて自身に適した金額を探ることが大切です。

先取り貯金のやり方

先取り貯金を成功させるために押さえておくべきポイントは、以下の通りです。

  • 貯金をする目的や目標を明確に持っておく
  • 毎月の支出をしっかり管理する
  • 自動的に貯金できる仕組みを作る

貯金をする目的や目標を明確に持っておく

具体的に目的や目標を立てておくと、先取り貯金の継続につながります。目的や目標が具体的になるほど、ゴールまでの逆算が簡単になるからです。例えば「5年後に車を買う」といった目標では、達成するために実際どれくらいのお金がかかるのか不透明です。

一方で「5年後に200万円の車を買う」と目標設定した場合、毎年40万円、毎月およそ3.3万円の貯金が必要であると逆算できます。貯金する目的や目標は数字を使って具体化しましょう。

貯金の目的や目標を明確にするためにはライフプランが必要です。
この記事ではライフプランの作り方とは?無料テンプレートでライフプラン表を作成する方法の記事をご覧ください。一般的なライフプランの立て方、見直し方について詳しく解説しています。

毎月の支出をしっかり管理する

支出が多く生活費が足りなければ、先取り貯金を取り崩してしまう可能性があります。毎月の支出をきちんと管理することで、先取り貯金の継続につながります。

家計管理を継続させるためには、以下のようにできるだけ手間の少ない方法を選ぶことがポイントです。

  • 家計簿アプリを使う
  • 生活費の支払いをクレジットカードにまとめる
  • キャッシュレス決済を利用する

先取り貯金を設定するだけでなく、支出の管理まで丁寧に取り組みましょう。

自動的に貯金できる仕組みを作る

先取り貯金をする口座に都度振込手続きをするのは、手間がかかります。

手間をかけずに先取り貯金するには、毎月定額を引き落として貯金できる銀行口座を活用するのが効果的です。同一銀行内に目的別の口座を開設できる便利なサービスもあります。

口座間の移動を自動化しておけば、振り込みを忘れる心配もありません。

自動で先取り貯金ができる!おすすめの銀行口座


先取り貯金を継続するためには、自動的にお金を貯められる仕組みづくりが重要です。ここで紹介する銀行は、目的別に資金が管理できるように1つの銀行で複数口座を作ることができる銀行を紹介します。

住信SBIネット銀行

引用:住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行では、目的別に資金を管理できる「目的別口座」を開設できます。自動振替を設定しておくことで、代表口座から目的別口座へ自動的に送金可能です。

目的別口座には好きな名前や目標達成までの期日を設定できるため、目的意識を持って貯蓄に取り組めます。

また、目的別口座はATMからの出金ができないため、確実に貯めることができます。アプリからの操作に対応しており、手軽に始められる点もメリットです。

定期自動振り込みサービス あり
目的別口座 10個まで可能
円定期預金
外貨預金
取引可能ATM ×
振り込み手数料 -
ATM利用手数料 -
貯金におすすめのサービス・特典 アプリから簡単に操作が可能

GMOあおぞらネット銀行

引用:GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行の「つかいわけ口座」では、目的に応じて最大10口座を使い分けられます。定額自動振替を利用することで、自身で設定した金額をつかいわけ口座へ自動的に振り分けられます。

つかいわけ口座には、それぞれ個別の支店名と口座番号が付与されます。必要なタイミングで簡単に口座を作成でき、ライフプランの変動にあわせた柔軟な先取り貯金が可能です。

定期自動振り込みサービス あり
目的別口座 10個まで可能
円定期預金
外貨預金
取引可能ATM 全国のセブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行のATM
振り込み手数料
ATM利用手数料 0~110円
貯金におすすめのサービス・特典 ATMからの入金に対応

ネット銀行は一般的な都市銀行や地方銀行と比べて金利が高く、手数料が安い傾向にあります。アプリなどで気軽に口 座管理が行えるのも魅力です。この記事では貯金口座におすすめのネット銀行を紹介しています。

まとめ

先取り貯金を継続するためには、自動的に貯められる仕組みづくりが重要です。自動化できるサービスのある金融機関を選ぶと、先取り貯金を簡単に継続できるでしょう。銀行によっては、目的別に複数の口座を使い分けられるところもあります。

先取り貯金にはお金が貯まること以外にも、予算内でやりくりするスキルの習得や家計の見直しに役立つメリットがあります。なかなか貯金がたまらないという人も、先取り貯金なら資産形成に取り組みやすいでしょう。

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