ライフプランとは?必要性やメリット・作り方・テンプレートを解説

執筆者:マネーFIX 編集部

人生では結婚や出産など、さまざまなライフイベントが発生します。

これらのライフイベントにはまとまった費用が必要となるため、資金を用意できるか不安になる人もいるのではないでしょうか。

このような不安を解消するのに、ライフプラン(生涯生活設計)が役立ちます。

この記事では、ライフプランを立てることにはどのようなメリットがあるのか、どのようにライフプランを作れば良いのかを紹介します。

将来設計を考える際には、ぜひ作成してみてください。

ライフプランとは

ライフプランとは、充実した人生を送るために立てる計画のことです。

ライフプランは、主に収入や支出など金銭的な事情を考慮して作成します。

例えば、「○歳で子どもが生まれ、□歳で転職する」などの将来の予測を立てておくことで、いつどのように収支が変動するのかが可視化できるという訳です。

ライフプランの必要性

なぜライフプランが必要なのかというと、将来的にお金で困らないようにするためです。

例えば、子どもが生まれると、育てるためにはまとまったお金が必要です。

しかし、どの程度必要なのか具体的に把握して準備しておかないと、教育資金が不足したり、生活が厳しくなったりする可能性があります。

ライフプランを立てて資金を準備することで、暮らしにおける経済的なリスクを抑えることができます。

20代・30代でライフプランを作成する重要性

20代・30代という若いうちにライフプランを作成することは非常に重要です。

なぜなら、結婚や出産、転職、マイホームの購入など、大きなライフイベントが多いためです。

ライフプランを作成できていないと、いつまでにいくら蓄えればよいか分かりません。

ライフプランの作成にあたっては、ファイナンシャルプランナーなどに相談すると良いでしょう。

ライフプランを作成するメリット

ライフプランを作成する主なメリットは、以下の3点です。

1.金銭的に余裕を持って生活できる

いつどのくらいの支出が発生するか把握しておくことで、それに備えて早いうちから資金の準備が可能です。
ライフイベントが迫ったときに、資金が足りないと焦る心配もないでしょう。

2.ライフイベントを希望通り実現しやすくなる

例えば、マイホームを○歳で購入したいという目標がある場合、いつまでにどのくらいの頭金を用意して、ローン返済にはいくら必要になるか想定できれば実現しやすくなります。

3.老後の不安を解消できる

老後は現役時代のような収入を得ることが難しいため、資産を切り崩して生活するケースも少なくありません。
どのくらいの資産があれば足りるのか不安という人もいるでしょう。
ライフプランを作成すれば、いくら必要になるのかを把握したうえで、老後も困らないように準備できます。

ライフプランを作成するデメリット

結論をいえば、ライフプランを作成するデメリットは特にありません

強いて挙げるとすれば、時間と手間がかかることぐらいです。

将来的に資金面で苦労するのを避けたいなら、時間や手間をかけてでもライフプランを作成しておいた方が良いでしょう。

ライフプランの作り方

ここでは、自分でライフプランを作成する方法について解説していきます。

1.ライフイベントを洗い出す

ライフイベントを洗い出すことで、いつどのくらいの資金が必要になるのか予測できます。

家族がいる場合は、自分だけでなく、配偶者や子どものライフイベントまで把握する必要があるでしょう。

主なライフイベントの例は、以下の通りです。

ライフイベントの例
  • 就職
  • 転職
  • 結婚
  • マイホーム購入
  • 出産
  • 子どもの進学
  • 退職

2.ライフデザインを設計する

ライフデザインとは、将来どんな人生を歩みたいかという構想のことです。

ライフデザインを行うには、これからやりたいことや行動する時期を、具体的かつ明確にしておかなければなりません。

ライフデザインで決めておきたいことについて、以下におもな例を挙げました。

  ライフデザインで決めておきたいこと
人生の目標や夢 〇歳で車を買いたい
〇歳でマイホームを買いたい
〇歳で海外旅行に行きたい
キャリアについて 〇歳で転職したい
〇歳までに部長に昇進したい
〇歳までに年収を□円以上にしたい
家庭について 〇歳で結婚したい
〇歳で第一子が欲しい
子どもは〇人欲しい

まずはやりたいことを書き出し、次にライフイベント表作成の段階で費用を具体的に算出していきます。

3.ライフデザイン設計からライフイベント表を作成する

ライフデザインを設計し将来やりたいことが明確になったら、それをもとにライフイベント表を作成しましょう。

ライフイベント表とは、いつどのようなイベントがあり、それにはどのくらいの費用がかかるのか時系列にまとめた表のことです。

ライフイベント表を作成することで、いつまでにいくら用意すれば良いのかが可視化できます。

ライフイベント表の具体例は、以下の通りです。

家族の年齢 ライフイベント かかるお金
2022 40 37 12 車の買い替え 200万円
2023 41 38 13 子の中学進学 10万円
2024 42 39 14 家のリフォーム 100万円
2025 43 40 15 子の高校受験 50万円
2026 44 41 16 子の高校進学 10万円

4.キャッシュフロー表を作成する

キャッシュフロー表とは、収支の流れを表にしたものです。以下の項目について記載します。

  • 年次
  • 家族構成と年齢
  • ライフイベント
  • 収入合計
  • 支出合計
  • 年間収支
  • 資産残高

具体例を見てみましょう。

金額の単位:万円
年度 2022 2023 2024 2025 2026
夫の年齢 40 41 42 43 44
妻の年齢 37 38 39 40 41
子の年齢 12 13 14 15 16
ライフイベント 車の買い替え 子の中学進学 家のリフォーム 子の高校受験 子の高校進学
夫の収入 560 580 600 620 640
妻の収入 100 100 100 100 100
その他の収入 50 60 70 80 90
収入合計 710 740 770 800 830
生活費 200 210 210 210 220
住居費 120 120 120 120 120
保険医療費 15 15 15 15 15
教育費 50 60 50 100 80
その他の費用 300 100 200 100 100
支出合計 685 505 595 545 535
年間収支 25 235 175 255 295
資産残高 525 760 935 1,190 1,485

キャッシュフロー表を作成するためには、収支の内訳をできるだけ正確に書き出す必要があります。

日ごろから家計簿をつけておくと、より詳細に把握することができるでしょう。

また、人生においてどのようなライフイベントがあるのか、それぞれに必要な金額はどの程度かを理解しておく必要もあります。

必要な金額を算出するのが難しい場合は、ファイナンシャルプランナーに相談してみる手もあります。

ライフプラン表のテンプレート

ライフプラン表を作成する際には、テンプレートを使用すると簡単です。

下記にリンクを貼っておきますので、ぜひ活用してみてください。

日本FP協会のテンプレート

Microsoftのテンプレート

ライフプランの活用方法

ライフプランを作成すると、「今のままでは老後の必要資金が貯まらない」「結婚の資金確保が難しそう」といった問題点が見えてきます。

そのため、ライフプランをもとに家計を見直す必要があるでしょう。

例えば、携帯電話料金や加入している保険を見直すことで、固定費の削減が可能です。

また、資産運用で何%の利回りが必要なのか、毎月いくら運用に回せば良いのかといったこともわかります。

ライフプランを作成することで、具体的な対策を講じられるでしょう。

なお、金融庁「ライフプランシミュレーション」では、12の質問に答えるだけで、将来の家計を診断できますので、こちらも参考にしてください。

ライフプランはFPに相談してみよう

自分でのライフプランの作成が難しい場合は、ライフプランのプロであるファイナンシャルプランナーに相談してみることをおすすめします。

ファイナンシャルプランナーに相談することで、質の高いライフプランが作成可能です。

その結果、将来必要な資金がより明確になり、金銭的な不安が大きく改善されるでしょう。

将来の支出だけでなく、資産の増やし方についてもアドバイスをもらえます。

ファイナンシャルプランナーは、ネットで検索して探すことができます。

人によって得意分野が異なるため、自分が相談したい分野を得意とするファイナンシャルプランナーを選びましょう。

まとめ

ライフプランを作成すると、将来必要となる資金を明確にすることができます。

しかし、ライフプランを自力で正確に作成することは簡単ではありません。

ライフプランの作成にあたっては、ファイナンシャルプランナーなどプロの力を借りてみるのもおすすめです。

まずは気軽な相談から始めてみたい、FP相談を試してみたい場合は、無料相談を利用してみてはいかがでしょうか。


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