お金の増やし方とは?収入や貯蓄を増やす方法や注意点を解説

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

将来を見据えて、お金を増やしたいと考える人はいるでしょう。「老後や教育費など、将来必要になる資金を準備できるか不安…」「お金をどうやって増やせばいいの?」など悩んでいませんか?

お金を増やすには、収入をアップさせる方法と、資産運用で増やす方法があります

この記事では、お金を増やすときに知っておきたいポイントを紹介します。

この記事でわかること
  • 収入をアップさせてお金を増やす方法
  • 資産運用でお金を増やす方法
  • お金を増やすために利用できる国の制度

収入をアップさせてお金を増やす方法

収入をアップさせるには、主に次のような方法が考えられます。

  • 現在の勤務先で昇給を目指す
  • 資格などを取得して手当をもらう
  • 給料が高い会社へ転職する
  • 副業を始める

現在の勤務先で昇給を目指す

長期間同じ会社で勤務をしていると、ベースアップ(以下、ベア)や定期昇給により賃金の上昇が期待できます。

ベアとは会社の業績などに応じて、全社員の給与を一律で引き上げることです。定期昇給とは、勤続年数や会社への貢献度などをもとに定期的に賃金が上昇する制度のことです。

定期昇給による収入アップを狙うには、日ごろから会社の業務に意欲的に取り組み、与えられた目標を達成するなどの成果を出す必要があるでしょう。ベアは企業の業績や、業界の賃金動向などで行われるかどうかが決まるため、いつ実施されるか確実ではない点に注意が必要です。

資格などを取得して手当をもらう

勤務先によっては業務に関連する資格を取得すると、資格手当などが付いて収入アップが期待できます。また資格取得者しかできない業務を任され、収入アップにつながる場合もあるでしょう。

資格手当が一時金で支給され、継続的な収入アップにはつながらないケースもあります。しかし、それでも長い目で見れば、資格取得で得た知識が生かされ、収入アップにつながる可能性もあるでしょう。

給料が高い会社へ転職する

給与が高い会社への転職も1つの方法です。しかし収入は増えたものの残業時間が増えるなど、実際に入社してみないとわからないリスクもあります。

業績に応じて収入が決まる歩合給を採用している企業に転職すれば、大きな収入アップが期待できます。しかし、結果が出なければ収入増が見込めない可能性もあります。

副業を始める

代表的な副業としては、以下のようなものがあります。

  • アルバイト
  • クラウドソージング
  • アフィリエイト(ブログやSNS)
  • せどり(転売)
  • YouTubeなどの動画配信

副業に力を入れすぎて、本業に差し支えることがないよう注意が必要です。

会社によっては副業が禁止されていることもあるため、就業規則を確認しましょう。なお、副業で一定額以上の収入が発生すると、確定申告する必要があります。

資産運用でお金を増やす方法

資産運用を上手く行えると、お金を増やせる可能性があります。具体的には、以下のような方法があります。

  • 投資信託
  • 株式投資
  • 債券
  • 外貨預金
  • 金への投資
  • 不動産投資(不動産投資信託)
  • FX

資産運用は大きく貯蓄が増やせる可能性がある一方で、元本割れすることもあります。リスクについて理解したうえで取り組むようにしてください。

投資信託

投資信託とは、投資家から集めたお金を投資のプロであるファンドマネージャーが運用し、その運用成果を投資家に還元する金融商品です。

投資は複数の銘柄や通貨、債券、株式といった資産に分散させた方がリスクを抑えやすい傾向があります。投資信託のメリットは、投資先をファンドマネージャーに任せられるため、初心者でも取り組みやすい点です。また証券会社によっては100円、1,000円など少額から始められます。

株式投資

株式投資は資産運用の中でも値動きが大きく、銘柄選定は自身で行わなければならないため、中上級者向けの資産運用方法といえるでしょう。また、投資先が破綻すると価値がゼロになってしまうリスクもあります。

近年では1株、10株といった少ない単位で購入することも可能で、銘柄によっては1株数百円程度で購入することもできます。ただし株価が高い銘柄では1株でも数万円かかるものもあります。

債券

債券とは国や地方公共団体、企業などが、資金調達するために発行する有価証券のことです。債券を投資家が購入すると、投資家はその発行体にお金を貸すことになり、定期的に利息が受け取れます。満期を迎えると、額面金額が戻ってきます

債券による資産運用は株式投資よりリスク・リターンともに小さい傾向があります。債券の種類にもよりますが、1万円など少額から始められるため、資産運用初心者にもおすすめです。

ただし、債券購入時よりも債券価格が低いときに売却をすると売却損が生じます。発行体が破綻して、約束通りの利息が支払われない、あるいは元本が戻ってこないといったリスクもあります。

外貨預金

円を外貨に交換して預ける預金のことを外貨預金といいます。円は他国の通貨よりも金利が低い傾向があるため、より金利が高い外貨で預金することで、円よりも大きな利息を受け取れる可能性があります。

ただし外貨預金が増えても、円に戻すときの為替レートによっては元本割れする恐れもあるので注意してください。

例えば1ドル100円のときに100万円を1万ドルに交換したとします。1万ドルに利息が付き、1年後1万500ドルになったとしても、1ドル95円になっているときに円に戻すと99.75万円となり元本割れしてしまいます。

米ドルやユーロなど世界に広く流通している通貨であれば、比較的リスクが少ないです。

金への投資

金の価値は世界共通で決められています。そのためインフレで特定の国の通貨や資産の価値が下がっても、金の価値が大きく下落することはありません。そのため、金はインフレに強い資産といわれています。

金は定期的に買い付けて購入価格を平準化させることで、リスクを抑えた運用も可能です。積立で買い付ける方法であれば、1,000円程度から始められます。

ただし金による資産運用は、利息や配当といった利益がありません。金で資産運用した場合の利益は、購入時よりも高い価額で売買したときに得られる売却益のみです。

不動産投資

不動産投資とは不動産を購入して他人に貸し出し、賃料を得る資産運用方法です。不動産を保有していて、入居者がいる限り、安定した家賃収入が受け取れます。

インフレ局面になると不動産価格も上昇するため、不動産投資はインフレに強い資産運用といわれています。ただし、不動産を購入する際に大きな資金が必要です。

物件を購入する際は、不動産投資ローンを利用するケースが一般的です。しかし、空室が発生すると、家賃収入がゼロでローンの返済だけが生じるリスクがあるため注意が必要です。

不動産投資は上級者向けの資産運用方法といえるでしょう。

不動産投資について詳しく知りたい方は、不動産投資会社おすすめ10選!初心者が知っておきたいポイントの記事をご覧ください。具体的な始め方などを詳しく解説しています。

REIT(不動産投資信託)

REITとは、投資家から集めたお金で不動産に投資をして運用し、賃料や売買益などの利益を投資家に還元する投資信託です。

REITで資産運用をする際の利益としては、購入したときよりも高い価額で売却することで得られる売却益や、運用会社が出した利益や元本の一部を投資家に還元する分配金などがあります。

数千円程度から始められる商品もあるうえ、不動産の選定は運用会社が行うため、資産運用初心者に比較的おすすめです。

FX

FXとは、2国間の通貨を売買して、差額による利益を狙う資産運用方法です。2国間の通貨のうち、金利が高い方の通貨を購入して、低い方の通貨を売却することで生じる「スワップポイント」という金利差が得られることもあります。

FXは、レバレッジという仕組みを利用することで自己資金よりも大きな金額での取引ができます。ただし、その分損失が出たときに一瞬で自己資金を失うリスクもあります。

かつてはFXを始める場合、多くの自己資金が必要でしたが、いまでは数百円程度の自己資金で始めることも可能です。

お金を増やすときのポイント

資産運用などで貯蓄を増やすために知っておきたいポイントは、以下の通りです。

  • 貯蓄の目的や目標金額を明確にする
  • 投資にはリスクがあることを理解する
  • 国の制度を利用する
  • お金の増やし方に悩んだらFPに相談する

貯蓄の目的や目標金額を明確にする

貯蓄をするときは、その目的や目標金額を明確にすることが大切です。

目的が明確だと貯蓄のモチベーションが高まります。いつまでに、いくら貯めたいのかをはっきりさせたうえで、どうしたらそれを達成できるか考えるようにしましょう。

投資にはリスクがあることを理解する

投資はどのような商品であっても元本割れするリスクがあります。特にハイリスク・ハイリターンの投資を行うときは、知識や経験が必要になることを心得ておきましょう。

100万円で10%のリターンが狙える商品で10万円を目指すよりも、1000万円で1%のリターンを狙える商品で10万円の利益を目指した方が、投資リスクは低い傾向があります。しかし、用意する元本が大きいほど準備には長い時間がかかります。リスクを抑えた投資で利益を狙うには、時間をかけて少しずつ元手を増やしていくことも大切です。

また投資をする場合は、生活費を充てるのではなく余剰資金で行うのが原則です。仮に生活費を投資に充てると、失敗したときに生活に悪影響を与えてしまう可能性があります。

国の制度を利用する

国民の資産形成を後押しする目的で、NISAやiDeCoといった税制優遇制度が用意されています。資産運用をするときは、こうした国の制度を賢く利用することが大切です。

NISA

一般的な投資では、投資で得た利益に約20%の税金がかかります。しかしNISA口座で運用した場合、成長投資枠なら年間240万円、つみたて投資枠なら年間120万円まで非課税です。

2024年から始まる新制度により、非課税で保有できる期間が無期限になります。

iDeCo

iDeCoとは個人型確定拠出年金の愛称で、老後の資産形成を後押しするための制度です。自身で掛金を支払い、あらかじめ用意された商品の中から自分で商品を選んで運用します。iDeCoの運用商品の中には、満期まで持っていれば元本割れしない元本確保型商品(保険・定期預金など)もあります。

iDeCoは、掛金が全額所得控除になる点がメリットです。一方、原則60歳まで掛金が引き出せない点はデメリットです。

お金の増やし方に悩んだらFPに相談する

ファイナンシャルプランナー(FP)は、「家計のホームドクター」ともいわれるお金の専門家です。保険相談やライフプランニング、iDeCoやNISAを含めた投資全般の相談、住宅ローン、老後の備えといった内容について相談できます。

FPによって保険、不動産、相続など得意分野が異なる場合があります。そのためFPを選ぶときは、自身の相談内容に合っているか事前に確認しましょう。

お金を増やしたいと考えているのなら、マネードクターのFP相談がおすすめです。

マネードクターでは、収入や支出、将来の目標などのヒアリングを丁寧に行ったうえで、毎年の収支が一目でわかるキャッシュフロー表を作成してくれます。将来的に課題となる点が見つかれば、対策についてのアドバイスも受けられます。お金の増やし方のコツなども教えてもらえるでしょう。

まとめ

お金を増やす方法には収入をアップさせる方法と、資産運用を活用する方法があります。収入をアップさせるには勤務先で昇給を目指すこと以外にも、資格を取得して手当を得たり、副業を始めたりする方法があります。

一方、資産運用はリスクがあるため、知識・経験を身につけなければなりません。効率的な資産運用をするには、NISAやiDeCoといった国の制度の活用も有効です。自分だけではどうしたらいいかわからない場合や、お金の不安を解消したいときはFPに相談してみましょう。

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