お金の使い方は人によってさまざまですが、上手な使い方を知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、お金を有意義に使うためのポイントを紹介し、ライフイベント別にお金の使い方のコツを解説します。お金の使い方について悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
【監修】株式会社RKコンサルティング
河合 克浩
一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のマネー相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。
お金の使い方は人によってさまざまですが、上手な使い方を知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、お金を有意義に使うためのポイントを紹介し、ライフイベント別にお金の使い方のコツを解説します。お金の使い方について悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
良いお金の使い方とはなんでしょうか。難しい問題ですが、自分にとって満足のいくもの、価値のあるものに使うのが良いお金の使い方といえるでしょう。
ただし、価値観は人それぞれです。服を買うことに満足感を見出すこともあれば、美味しいものを食べることによって満足感を得る人もいるでしょう。
どんなことに満足感を覚えるのか自己分析し、お金の使い道について自分自身でしっかりと考えられるようにしておく必要があります。
お金を有意義に使うためのポイントは、次の4つです。
収支を明確に把握することは、何にどのくらい使っているのかを明確にすることです。
自分が何にどのくらい使っているのかを知ることで、無駄な出費を防ぐことにもつながります。また、何に使ったかわからない「使途不明金」を見つけることもできるでしょう。
収支を明確に把握するには、家計簿をつけるのが一番の方法です。最近はさまざまな家計簿アプリがあるので、自分に合ったアプリを見つけて利用してみてください。
大切なのは、支出の内容を振り返り、本当に必要な支出だったかを確認することです。
自分の人生で、「これだけはやってみたい」と思えることを洗い出してみましょう。そのうえで将来のライフプランを考えることにより、今後やるべきことや優先順位を整理できます。
例えば「いつか自分の家を持ちたい」と思うなら、いつまでに、いくらお金を貯めればいいのか資金計画を立てます。お金が不足する場合、現在の家計の収支を見直す必要があるとわかるでしょう。
収支を明確にし、ライフスタイルの中での優先順位がはっきりすれば、自然と「自分に必要のないもの」がわかります。自分に必要ないものを節約できれば、今度は必要なものにお金を使えるようになります。
節約する順番としても、必要がないとわかったものから優先して節約することをおすすめします。
自分に必要なものを購入するときには、お得に買える方法を考えてみてください。
購入するお店を比較するのも1つの方法です。また、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済を利用すればポイントを貯めることができ、後日有効活用できます。
クレジットカードを使う際には、使いすぎを防ぐためにも、限度額はできるだけ少なくしておき、支払い方法は一括払いを心がけるなどマイルールを設定して使うことが大切です。
お得な買い物ができるようになると、無駄な出費が減り、貯蓄する余裕も生まれます。
お金に関する知識を増やす努力も大切です。
お金に関する基礎知識や金融商品の内容、税金や保険についての知識を身につけることで、効率的にお金が使えるようになったり、お金を増やすことができたりするようになります。
また、節税対策や、保険の見直しもできるようになるでしょう。保険料は固定費なので、見直しの効果は大きいです。
ライフイベントの中には、まとまったお金が必要なケースがあります。金額が大きいほど金銭感覚が失われてしまい、無駄な出費をしてしまいかねないので、ライフイベントごとの正しいお金の使い方を理解しておきましょう。
結婚して子どもを作るのか作らないのか、子どもを作るとしてもその後は片働きなのか共働きを続けるのか、どの選択肢を選ぶかによって必要になるお金は変わります。
子どもを作るなら、子どもの人数は何人か、また大学までの進学を視野に入れるのか、進学先は国公立か私立かによっても必要な金額は異なります。教育方針までしっかりと考えておくことが必要です。
仕事を充実させるために資格取得などのスキルアップにお金を使うのも、自分自身への投資につながる上手なお金の使い方です。特に、資格取得の場合は支援金が利用できることもあるので、要件を満たしているか確認し、積極的に活用することをおすすめします。
また、起業するという選択肢もあります。その場合、起業直後は収入が不安定な状態が続く可能性があるので、事前に半年もしくは1年程度の生活資金を準備しておきましょう。
住宅の購入時には、自分の年収から無理なく購入できる物件を探し、さらに住宅ローンも無理のない返済額に抑えるよう心がけましょう。余裕ができたときには繰り上げ返済を行うことで、返済期間を短くできます。
家をリフォームする場合でも、要件を満たせば住宅ローンが利用できます。また、リフォームの内容によっては補助金が利用できる可能性もあります。自治体のホームページなどで利用方法を確認してください。
お金の上手な使い方がわかったら、資産運用も視野に入れてみましょう。
資産運用とは、投資などの金融商品を利用して資産を増やしていくことです。資産運用を行うことによって、資産を増やすことができると同時に、金融や経済に関する知識を身につけることができます。
ただし、元本割れのリスクがあることや、実際に資産が増えるまでには時間がかかるなどのデメリットがある点を理解しておかなければなりません。
主な資産運用の方法は、以下の通りです。
株や投資信託を行うのであれば、NISAやiDeCoといった非課税制度を利用するのもおすすめです。
運用を行う際の原則は、長期的に積み立てしながら分散して行うことです。しかし、知識がないと、どのような種類の金融商品で運用していけばいいのかわからない可能性もあります。そのような場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみてください。
FPは、お金の専門家です。資産運用に関して相談すれば、自分に合った金融商品を提案してくれるでしょう。資産運用に関しては、適宜見直しが必要なので、長期にわたって相談できるFPを見つけることも重要です。
無料のFP相談なら、こちらから申し込むこともできます。
お金を上手に使うためには、自分がいまどのような使い方をしているかを知ることが大切です。使い方を分析し、不要なものを見つけ出すことで、無駄な出費を抑えられるようになるでしょう。
お金を上手に使う方法は、節約だけではありません。優先順位をつけたり、自分への投資を行ったり、さまざまな方法でお金と上手に付き合っていきましょう。
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FP相談で具体的にどんなことを相談できるのか、解説します。FP相談のきっかけや内容、相談できるお金の悩みなど、具体的な相談の流れを知ることができます。
お金に関する悩みを抱えている方、FP相談を考えている方、ぜひご覧ください。
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