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【2025年度】通信制大学の学費ランキング!全42校で学費が安いのはどこ?

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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通信制大学の学費は学校によって差があります。「学費が安い通信制大学はどこ?」「学費を抑えるためにはどうすればいい?」という疑問を持つ人もいるでしょう。

働きながら学位を取得したい社会人や、経済的に余裕がない学生にとって、学費をどのように捻出するかは大きな課題です。

この記事では、全42校の通信制大学の学費をランキング形式で比較し、学費の内訳や費用を抑える方法についても解説します。

この記事でわかること
  • 通信制大学の学費ランキング
  • 通信制大学の学費を抑える方法
  • 学費負担を軽減できる制度

通信制大学の学費は平均いくら?

公益財団法人私立大学通信教育協会「2025大学通信教育ガイド」によると、入学時にかかる学費平均は、約21万円でした(42校の平均)。

学費は大学によって異なっており、一番安いのは星槎(せいさ)大学の5万円、一番高いのは早稲田大学の94万8000円でした。

多くの通信制大学の学費は、年間で10万~30万円程度 、4年間にかかる総額は、40万~120万円程度が目安となります。

通信制大学の学費の内訳は?

通信制大学の学費の内訳は、以下の通りです。

  • 入学諸費:選考料、入学金、編入料、施設料など
  • 教育費:授業料、教材費、スクーリング受講料、科目試験料など

入学諸費

入学諸費は入学時に支払う費用で、選考料、入学金、編入料、施設料などが含まれます。

1年に新入するか、2年以降に編入かによっても、入学金が異なります。

また、選考料が含まれるかどうかなど、入学にかかる諸費用は、大学によって異なるため、よく確認するようにしましょう。

教育費

教育費は、授業料ほか、教材費やスクーリング受講料、特定の科目には実習費や資格試験の受験料がかかる場合もあります。

ほとんどの大学では、入学諸費用と同時に、1年分もしくは半期分の教育費を入学時に支払います

教育費は取得予定の単位数によっても変わってくるため、シミュレーションしておくようにしましょう。Webサイトに学費シミュレーターを設置している大学もあるので、利用してみましょう。

通信制大学の授業料は、通学制の大学と比べて比較的安価です。ただし、大学や学部によって異なるため、事前によく確認するようにしましょう。

【全42校】通信制大学の学費ランキング!安いのはどこ?

日本全国の通信制大学42校の学費を比較し、学費が安い順にランキング形式で紹介します。

通信制大学の学費ランキング

通信制大学(短期大学を除く)35校の学費ランキングは、下表の通りです。

(※1年入学時にかかる費用の概算です。大学によって、教育費にスクーリング受講料や教材費が含まれる場合と別途必要な場合があります。別途必要な場合について、備考欄に記載しています。また、大学によって、このほかに必要な費用がかかる場合があります。以下同)

大学名 入学諸費 教育費 合計 備考
星槎大学 40,000円 10,000円 50,000円 ・選考料:10,000円
・授業料:5,000円/1単位
・スクーリング受講料:10,000円/1単位
・教材費
中部学院大学 20,000円 32,000円 52,000円 ・選考料:10,000円
・授業料:5,000円/1単位
・スクーリング受講料:5,000円/1単位
・教材費、実習費
日本福祉大学 30,000円 41,500円 71,500円 ・選考料:10,000円
・授業料:6,200円/1単位
・スクーリング受講料:5,000円/1単位
サイバー大学 110,000円 - 110,000円 ・授業料:22,000円/1単位
帝京平成大学 30,000円 96,000 126,000円 ・スクーリング受講料:5,000円/1単位
・教材費
法政大学 40,000円 90,000円 130,000円 ・スクーリング受講料:15,000~20,000円/1単位
・教材費
創価大学 36,000円 95,000円 131,000円 ・スクーリング受講料
聖徳大学 46,500円 96,100円 142,600円 ・スクーリング受講料:7,000~10,000円/1単位
日本大学 40,000円 108,500円 148,500円 ・スクーリング受講料
・メディア授業受講料
東北福祉大学 30,000円 130,000円 160,000円 ・選考料:10,000円
・スクーリング受講料:7,000~10,000円/1単位
日本医療大学 10,000円 150,000 160,000円 ・選考料:5,000円
・教材費、実習費
環太平洋大学 30,000円 130,000円 160,000円 ・選考料:10,000円
・スクーリング受講料:5,000~15,000円/1単位
・教材費
玉川大学 40,000円 136,800円 176,800円 ・スクーリング受講料
北海道情報大学 40,000円 137,000円 177,000円 ・スクーリング受講料
・インターネットメディア授業受講料
・教材費
東京福祉大学 30,000円 149,000円 179,000円 ・選考料:10,000円
・スクーリング受講料:8,000~16,000円/1単位
・教材費、実習費
近畿大学 30,000円 150,000円 180,000円  
姫路大学 40,000円 140,000円 180,000円 ・スクーリング受講料:7,000~14,000円/1単位
佛教大学 30,500円 152,500円 183,000円 ・スクーリング受講料
・教材費
九州医療科学大学 30,000円 155,000円 185,000円 ・選考料:10,000円
・科目登録料:30,000円
・スクーリング受講料:4,500円/1単位
・メディア受講料:4,500円/1単位
神戸親和大学 40,000円 155,000円 195,000円 ・スクーリング受講料:5,000~10,000円/1単位
・教材費
東京未来大学 30,000円 164,000円 194,000円 ・選考料:11,000円
・スクーリング受講料:7,500~11,000円/1単位
・教材費:1,500~3,000/科目
日本女子大学 41,480円 150,000円 191,480円 ・スクーリング受講料:10,000~25,000円/1単位
帝京大学 40,740円 162,000円 202,740円 ・一部スクーリング受講料
・教材費
明星大学 60,000円 153,000円 213,000円 ・選考料:10,000円
・スクーリング受講料
・教材費
慶応義塾大学 50,000円 170,000円 220,000円 ・スクーリング受講料:5,000円/1単位
・メディア授業受講料:10,000円/1単位
・教材費
京都芸術大学 50,140円 170,000円 220,000円 ・スクーリング受講料
奈良大学 30,000円 190,000円 220,000円 ・スクーリング受講料:8,000円/1単位
産業能率大学 40,000円 200,000円 240,000円  
大阪芸術大学 40,000円 200,000円 240,000円 ・スクーリング受講料
・教材費
東京通信大学 30,000円 251,000円 281,000円 ・教材費
京都橘大学 30,000円 280,000円 310,000円 ・選考料:10,000円
・教材費
愛知産業大学 50,000円 280,440円 330,440円 ・教材費
大手前大学 20,000円 350,000円 370,000円 ・選考料:10,000円
武蔵野美術大学 55,000円 330,000円 385,000円 ・スクーリング受講料:9,000~15,000円/1単位
・メディア授業受講料:12,000円/1単位
早稲田大学 20,000円 748,000円 948,000円 ・選考料:35,000円
出典:公益財団法人 私立大学通信教育協会「2025大学通信教育ガイド」をもとに作成

通信制短期大学の学費ランキング

通信制短期大学7校の学費ランキングは、下表の通りです。

大学名 入学諸費 教育費 合計 別途費用
聖徳大学 40,000円 100,600円 140,600円 ・スクーリング受講料:6,000~8,000円/1単位
豊岡大学 40,000円 110,000円 150,000円 ・SC管理費:15,000円
・学習管理費:10,000円
近大九州大学 38,000円 116,000円 154,000円 ・スクーリング受講料:8,000円/1単位
帝京大学 40,000円 120,000円 160,000円 ・スクーリング受講料:6,000円/1単位
・教材費
近畿大学 30,000円 150,000円 180,000円
愛知産業大学 30,000円 196,130円 226,130円 ・教材費
自由が丘産能大学 40,000円 200,000円 240,000円
出典:公益財団法人 私立大学通信教育協会「2025大学通信教育ガイド」をもとに作成

通信制大学の学費を抑える5つの方法

通信制大学の学費を抑えるための方法は、以下の通りです。

  • 大学無償化制度や奨学金制度を利用する
  • スクーリングの数を減らす
  • 学費を分割で支払う
  • 最短で卒業する
  • 図書館や古本屋を利用する

大学無償化制度や奨学金制度を利用する

通信制大学の学費を抑えるために、大学無償化制度や奨学金制度はとても有効です。大学無償化制度を利用すると、学費が減免されるため、経済的な負担を大幅に削減することができます。

また、日本学生支援機構や各大学が提供している奨学金を利用することで、授業料や生活費の一部をまかなうこともできます。

詳しくは次章で解説します。

スクーリングの数を減らす

スクーリングの受講料は、1単位あたり数千~数万円かかるケースが多いです。そのため、スクーリングの回数を抑えることで、受講料を削減することができます。

また、スクーリングの回数を抑えることで、交通費や宿泊費といった関連費用も軽減できます。学校までの距離が遠い場合、特に大きな効果が期待できるでしょう。

学費を分割で支払う

通信制大学の学費を一括で支払うことが難しい場合、分割で支払う方法もあります。多くの大学では、学費の負担を軽減するために分割払いを可能にしています。

分割支払いが可能かどうか、大学に確認してみましょう。

最短で卒業する

通信制大学の学費を抑える効果的な方法の1つは、最短で卒業することです。最短期間で卒業することで、授業料やその他の費用を必要最低限に抑えることができます。

3年次への編入や、短期大学であれば、最短2年で卒業することもできます。

図書館や古本屋を利用する

通信制大学での学習を進めるためには、通常の教材だけでなく、参考書籍を購入する機会もあるでしょう。図書館や古本屋を利用することで、これらの費用を抑えることができます。

大学無償化制度や奨学金制度

大学無償化制度や奨学金制度を利用することで、学費負担を軽減する方法があります。

  • 大学無償化制度(高等教育の修学支援新制度)
  • 日本学生支援機構(JASSO)の奨学金
  • 大学の奨学金

大学無償化制度(高等教育の修学支援新制度)

「高等教育の修学支援新制度」は、学習意欲のある子どもの進学を支援することを目的としています。一般的に「大学無償化制度」と呼ばれるのは、この制度のことです。

授業料・入学金の減免と、給付型の奨学金により、大学、短期大学、高等専門学校、専門学校を無償化する制度です。

資産基準、家計基準、学力基準を満たすことで、2つの支援を受けることができます。

  • 授業料等の減免制度:決められた上限額まで学費が減免される
  • 給付型奨学金:学生の生活費(約21万~91万円)を対象者に支給する

また、本制度は国が指定した大学が対象です。通いたい大学が制度の対象となっているかどうか、事前に確認するようにしましょう。

大学無償化制度について、詳しくは高等教育の修学支援新制度についてわかりやすく解説を参考にしてください。

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金

奨学金制度を利用することで、経済的な負担を軽減しながら学業に専念することができます。

JASSOの奨学金は、給付型と貸与型があり、貸与型には無利子の「第一種」と有利子の「第二種」があります。

JASSOの奨学金は、経済的な理由で進学できない人を救済することが目的の奨学金です。

そのため、家計基準や最低限の学力基準を満たしていれば、必ずしも成績上位者でなくても受け取ることができます。

JASSの奨学金について、詳しくはJASSO(日本学生支援機構)の奨学金とは?を参考にしてください。

大学の奨学金

通信制大学では、多くの大学が独自の奨学金制度を設けています。

例えば、一部の通信制大学では、学費全額や一部を借りることができる奨学金があります。

返済方法は、在学中は無利子で、卒業後に一定期間内に分割で返済する方法が一般的です。

また、特定の条件を満たすことで返済が免除される場合もあります。

奨学金の詳細や有無は、学校ごとに異なるため、各大学のWebサイト等で確認してください。

教育ローンの利用もおすすめ

通信制大学の学費負担を軽減するために、教育ローンの利用も1つの選択肢です。

教育ローンは、一般的なローンと異なり、金利が低めに設定されています。銀行の教育ローンの金利は2~5%で、1000万円以上の借入が可能です。

また、国の教育ローンは、銀行の教育ローンより金利は低いですが、借入金額の上限は350万円です。

ただし、教育ローンは奨学金とは異なり「返済できるかどうか」が貸付の条件になります。そのため、所得が低いと対象外となる可能性もあります。

教育ローン選びで迷ったらクラウドローン

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まとめ

通信制大学は、一般的な大学と比べると学費が安価なため、働きながら学位を取得したい人や経済的な制約がある人にとって、とても魅力的な選択肢です。

ただし、大学によって学費が異なるので、本記事のランキング等を参考に、比較検討してください。

また、大学無償化制度や奨学金、教育ローンを利用すれば、経済的な負担を減らしながら学び続けることが可能になります。

これらの制度が利用できるかどうかも、大学を選定する際に確認するようにしましょう。

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