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カードローンの借り換えおすすめ10社!選択時のメリット・デメリットや注意点を解説

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

カードローンの返済を負担に感じていて、「借り換えについて知りたい」「おすすめの業者を教えて欲しい」という人はいませんか?

現在複数社のカードローンを返済している場合は、借り換えを行えば、返済負担を軽くできる可能性があります。

この記事では、カードローンの借り換えについて解説し、おすすめの金融業者を紹介します。

この記事でわかること
  • 借り換えにおすすめの業者
  • 借り換えのメリット・デメリット
  • 借り換えの注意点
目次 [開く]

カードローンの借り換えにおすすめの金融業者10社

カードローンは金融機関によって金利や限度額に違いがあります。

ここでは、借り換えにおすすめの金融業者を10社紹介するので、参考にしてください。

カードローン 金利 限度額 借り換え専用
サービスの有無
auじぶん銀行カードローン 年0.98~12.5%
(借り換えコース)
100万~800万円
楽天銀行スーパーローン 年1.9~14.5% 800万円
東京スター銀行おまとめローン
(スターワン乗り換えローン)
年9.8%、12.5%、14.6% 30万~1000万円
三菱UFJ銀行バンクイック 年1.8~14.6% 10万~800万円
労働金庫(ろうきん)のカードローン(マイプラン) ・一般:
年5.275~8.475%
・生協会員:
年4.055~7.255%
・団体会員:
年3.875~7.075%
10万~500万円
横浜銀行カードローン 年1.5~14.6% 10万~1000万円
アイフルのかりかえMAX 年3.0~17.5% 1万~800万円
プロミス おまとめローン
(借換用ローン)
年6.3~17.8% 300万円
アコム 借換え専用ローン
(おまとめローン)
年7.7~18.0% 1万~300万円
JCB CARD LOAN FAITH
キャッシングリボ払い
年1.30~12.5%
キャッシング1回払い
年5.00%
キャッシングリボ払い
最大900万円
キャッシング1回払い
5万円

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auじぶん銀行カードローン

auじぶん銀行カードローンは、auIDを保有していると金利優遇を受けられるカードローンです。通常ローンとは別に借り換えコースも設定されており、最大で年0.5%の金利優遇を受けられます。

借り換えコースの限度額は、100万~800万円と広めに設定されており、複数のローンをまとめて借り換えられるのも特徴です。

また、auじぶん銀行の口座がなくても申し込みが可能で、契約までスマートフォンで完結できます。来店の必要なしで契約がしやすく、提携ATMが多いので返済も便利です。

auじぶん銀行カードローンがおすすめな人
  • auIDを保有している
  • 低金利で借り換えたい
カードローン名 auじぶん銀行カードローン
金利 年0.98~12.5%(借り換えコース)
借り換え専用サービス あり
限度額 借り換えコース:100万~800万円(10万円単位)
利用期間 1年(原則として審査のうえ自動更新)
返済方法 ・自動支払い返済
・ATM返済
利用条件 ・契約時の年齢が20~70歳
・安定継続した収入
・保証会社であるアコム株式会社の保証を受けられる

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンは、楽天グループが提供するカードローンサービスです。

金利は、年1.9~14.5%と低めに設定されており、現在加入しているカードローンより金利を低くできる可能性があります。

借り換え専用のサービスは提供されていないものの、金利の低さを生かして、借り換えの提案を積極的に行っているのが特徴です。

時期によっては金利半額キャンペーンをしており、新規会員は年0.95~7.25%で借入ができたりします。

楽天ポイントが貯まるので、日常生活で楽天のサービスを利用している場合は、楽天銀行スーパーローンを検討するとよいでしょう。

楽天銀行スーパーローンがおすすめな人
  • 楽天のサービスを頻?に利用している
  • 金利半減キャンペーンを利用したい
  • 入会ポイントをもらいたい
カードローン名 楽天銀行スーパーローン
金利 年1.9~14.5%
借り換え専用サービス なし
限度額 800万円(10万円単位で選択)
利用期間 1年ごとの自動更新
返済方法 ・指定口座からの自動振替
・提携CD・ATM
・インターネット
利用条件 ・年齢20~62歳
・日本国内に居住
・毎月安定した定期収入がある(専業主婦可)
・楽天カードまたは三井住友カードの保証を受けられる

東京スター銀行おまとめローン(スターワン乗り換えローン)

東京スター銀行のおまとめローンは、借り換えとおまとめ専用のローンサービスです。

おまとめローンの特徴は、3種類の固定金利です。審査によって、年率9.8%・12.5%・14.6%のいずれかに決まります。

融資期間は10年間と長く、毎月の返済負担を調整できるのもメリットです。

東京スター銀行のおまとめローンがおすすめな人
  • 固定金利で安定した返済計画を立てたい
  • 長期的に借入を行いたい
  • 高額借入を行いたい
カードローン名 おまとめローン(スターワン乗り換えローン)
金利 年9.8%・12.5%・14.6%(審査によって決定)
借り換え専用サービス おまとめローン(スターワン乗り換えローン)
限度額 30万~1000万円
利用期間 10年
返済方法 ・ATM
・口座引落
・振込
利用条件 ・年齢20~65歳
・給与所得者(正社員・契約社員・派遣社員)
・年収200万円以上
・保証会社(東京スター・ビジネス・ファイナンスまたはアイフル)の保証が受けられる

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、借り換えにもおすすめできるカードローンです。大手銀行が提供しているので、中長期的に利用するのに安心感があるでしょう。

金利が年1.8~14.6%と低く、限度額も800万円までと高額です。そのため、現在高金利のカードローンを利用している人は、借り換えを検討してみましょう。

また、申し込みから返済までWeb上で行えるため、サービスを利用しやすいのも特徴です。

三菱UFJ銀行バンクイックがおすすめな人
  • メガバンクで安心して借り換えを行いたい
  • 金利と限度額が幅広いサービスを使いたい
  • Web上で申し込みから返済まで完結させたい
カードローン名 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
金利 年1.8~14.6%
借り換え専用サービス なし
限度額 10万~800万円(10万円単位)
利用期間 1年(原則として、審査のうえ自動更新)
返済方法 ・自動支払い
・ATM
・振込
利用条件 ・年齢20~65歳
・国内に居住している
・原則安定した収入がある
・保証会社(アコム株式会社)の保証を受けられる

労働金庫(ろうきん)のカードローン(マイプラン)

労働金庫(ろうきん)のカードローン(マイプラン)は、借り換え専用サービスはないものの、ほかの金融機関と比較して金利が低いのでおすすめです。

ただ、ろうきんのカードローンは、申し込み基準が厳しいので、ある程度安定した収入や勤務状況がないと審査に通らない可能性があります。

すでにろうきんの会員で、勤務状況が安定していたりする人は、ろうきんのカードローンを検討するのもよいでしょう。

ろうきんのカードローンがおすすめな人
  • ろうきんの会員
  • 安定収入がある人
  • 長期的な返済計画を立てたい人
カードローン名 カードローン【マイプラン】
金利 ・一般:年5.275~8.475%
・生協会員:年4.055~7.255%
・団体会員:年3.875~7.075%
借り換え専用サービス なし
限度額 10万~500万円
利用期間 1年
返済方法 ・引落
・ATM
利用条件 ・自宅もしくはご勤務先がろうきんの事業エリア内
・給与所得者
・同一勤務先に1年以上勤務
・安定継続した年収(前年税込み年収)が 150万円以上
・20~65歳
・保証機関の保証を受けられる

横浜銀行カードローン

横浜銀行カードローンは、借り換え専用のサービスはありませんが、対応はしています。

金利が年1.5~14.6%と低金利で、借入限度額も最大1000万円と高額なので、現状のカードローンと比較して条件がよい場合は、借り換えを検討してみましょう。

横浜銀行カードローンは、月々の返済を2,000円から設定できます。毎月の返済負担を調整でき、返済時もコンビニや駅ATMで行えます。

横浜銀行カードローンがおすすめな人
  • 対象地域に居住している人
  • 毎月の返済負担を調整したい人
カードローン名 横浜銀行カードローン
金利 年1.5~14.6%
借り換え専用サービス なし
限度額 10万~1000万円(10万円単位)
利用期間 1年ごとの自動更新
返済方法 ・口座引落
・ATM返済
利用条件 ・20~69歳
・安定した収入がある人、および配偶者
・次の地域に居住、勤務している人(神奈川県内全地域、東京都内全地域、群馬県前橋市、高崎市、桐生市)・保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証が受けられる人
・横浜銀行ならびにSMBCコンシューマーファイナンスの個人情報の取り扱いに同意される人

アイフルのかりかえMAX

アイフルのかりかえMAXは、借り換え専用のカードローンサービスです。通常のカードローンとは異なり、総量規制の対象外商品で、年収の3分の1を超えて借入できるのが特徴です。

しかし、多額の返済を抱えると返済負担が増加するため、返済計画を慎重に立てる必要があります。

また、通常キャッシングと同様に融資スピードが速く、最短即日で借入ができます。

アイフルのかりかえMAXがおすすめな人
  • 高額借入をしたい人
  • 融資を早めに受けたい人
カードローン名 アイフルのかりかえMAX
金利 年3.0~17.5%
借り換え専用サービス アイフルのかりかえMAX
限度額 1万~800万円
利用期間 最長10年
返済方法 ・インターネットバンク
・提携ATM
・振込
・口座振替
・スマホアプリ
利用条件 満20歳以上で定期的な収入と返済能力を有し、アイフル基準を満たす人

プロミス おまとめローン(借換用ローン)

プロミスには、複数社の借入を1つにまとめられる「おまとめローン(借換用ローン)」があります。

通常サービスと異なるのは限度額で、通常500万円なのに対しておまとめローンは300万円に制限されているのが特徴です。

返済限定のサービスで追加借入はできませんが、総量規制の対象外で、年収の3分の1を超える借入ができます。

現状、複数社から借入があり、1社にまとめて返済したい人はプロミスの利用を検討するのもよいでしょう。

プロミスがおすすめな人
  • 複数社から借入している
  • 年収の3分の1を超える借入がある
カードローン名 おまとめローン(借換用ローン)
金利 年6.3~17.8%
借り換え専用サービス おまとめローン(借換用ローン)
限度額 300万円まで
利用期間 最長10年
返済方法 ・インターネットバンク
・プロミスATM
・提携ATM
・振込
・口座振替
・スマホアプリ
利用条件 ・20~65歳
・本人に安定した収入がある

アコム 借換え専用ローン(おまとめローン)

アコムは消費者金融大手のカードローンサービスで、借り換え専用のローンも提供しています。

通常ローンは限度額が800万円に設定されていますが、借り換え専用ローンは限度額が300万円までと低めの設定です。

また、返済の最長期間が最終借入日から12年3ヵ月、1~146回と長いので、毎月の返済を負担に感じている人にもおすすめです。

すでに借入がある人や、毎月の返済負担が重いと感じている人は、アコムの借り換え専用ローンを検討してみましょう。

アコムがおすすめな人
  • 複数社から借入している人
  • 返済期間を伸ばして毎月の負担を軽減したい人
カードローン名 借換え専用ローン
金利 年7.7~18.0%
借り換え専用サービス 借換え専用ローン(おまとめローン)
限度額 1万~300万円
利用期間 最長12年
返済方法 ・インターネットバンク
・アコムATM
・提携ATM
・振込
・口座振替
利用条件 20~72歳

JCB CARD LOAN FAITH

JCB CARD LOAN FAITHは、キャッシングリボ払いとキャッシング1回払いの2種類があるカードローンです。借り換え専用サービスは提供していませんが、他社からの乗り換えや借り換えには対応しています。

JCB CARD LOAN FAITHの金利は、キャッシングリボ払いでも最大12.50%と低いため、利息負担を軽減できる可能性があります。

限度額が最大900万円と大きいため、ある程度まとまった金額の借り換えにも利用しやすいカードローンです。

JCB CARD LOAN FAITHがおすすめな人
  • 金利を低く抑えたい人
  • まとまった金額の借り換えをしたい人
カードローン名 JCB CARD LOAN FAITH
金利 ・キャッシングリボ払い:年1.30~12.5%
・キャッシング1回払い:年5.0%
借り換え専用サービス なし
限度額 ・キャッシングリボ払い:最大900万円
・キャッシング1回払い:5万円
利用期間 1年ごとの自動更新
返済方法 ・引き落とし
・ATM
利用条件 ・20~69歳
・毎月安定した収入のある人

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カードローンの借り換えとは?

カードローンの借り換えは、現在利用中のカードローンから、条件のより良い他社のカードローンへ契約を移行する方法です。この手続きでは、新たに契約したカードローンを使って既存のカードローン残高を完済します。

多くの場合、より低金利のカードローンに借り換えることで、毎月の返済額や返済総額を削減できる可能性があります。

例えば、年利18%のカードローンから年利10%のカードローンに借り換えた場合、100万円の借入で年間約8万円の利息負担を軽減可能です。

借り換えとおまとめローンの違い

借り換えとは、ある金融機関から借りたローンで、別の金融機関から借りているローンを返済することです。

複数の会社から借入していて、すべてのローンを1つの会社に1本化して支払う場合には、借り換えではなく「おまとめローン」といいます。

それぞれの違いは以下の通りです。

借り換え

A社と契約して、B社のローンを完済する

おまとめローン

A社と契約して、B社とC社とD社のローンを完済する

複数の会社でローンを組んでいると、返済期日や返済額などが異なり、借入状況が把握しづらくなります。それらをおまとめローンで1つにできれば、返済スケジュールも立てやすくなるでしょう。

また、借入金額が大きくなると金利が下がる会社もあるので、そういった会社でローンをまとめれば、返済の負担がさらに軽減されます。

おまとめローンについては、おまとめローンのおすすめ8選|消費者金融・銀行どちらがいい?選び方のポイントを紹介も参考にしてください。

カードローン借り換えのデメリット

カードローンの借り換えを行う場合は、デメリットも理解しておきましょう。

  • 再審査が必要になる
  • 手続きに手間と時間がかかる

再審査が必要になる

カードローンの借り換えを行う際、新たな貸金業者と契約するため再審査が必要です。

再審査が必要になると、以下のようなデメリットがあります。

  • 審査に時間がかかる
  • 審査に通らない可能性がある
  • 借入限度額が変わる可能性がある

再審査が必要になることや、そもそも審査に通らない可能性、現在よりも借入限度額が下がる可能性も考慮しましょう。

手続きに手間と時間がかかる

カードローンの借り換えは、新たなカードローンの契約や既存のローン返済など手続きに時間と労力を必要とします。

借り換えの手続きは、以下の流れで行われます。

  1. 情報収集と比較検討
  2. 新規カードローンの申し込みと審査
  3. 新規カードローンの契約と資金受け取り
  4. 既存のカードローンを返済

情報収集と比較検討の段階では、さまざまな金融機関の商品をチェックする必要があります。金利、返済期間、借入限度額などの条件を確認して自身の状況に適切な商品を見つけるには、手間と時間がかかります。

また、申し込みから返済、資金受け取りを考えると、複数の金融機関とやり取りが必要になるのもデメリットです。

カードローン借り換えのメリット

すでにカードローンを利用している場合、借り換えを利用するメリットがあります。ここではカードローン借り換えのメリットについて、以下の2つを解説します。

  • 返済負担を軽減できる
  • リボ払いやフリーローンも借入の対象になる

返済負担を軽減できる

カードローンの借り換えを利用すると、現在の返済負担を軽減できる可能性が高まります。理由としては、金利の引き下げや返済期間の調整を行えるからです。

例えば、100万円を年利18%で借りている場合、5年間で約150万円の返済が必要です。これを年利10%のカードローンに借り換えると、約120万円の返済で済みます。

また、返済期間の延長によって、毎月の返済額を抑えられるので、返済負担を軽減できます。ただし、返済期間の延長は、返済総額が増える可能性もあるため、自身の経済状況を考慮して慎重に判断してください。

さらに借り換えは、単に毎月の返済負担が軽減できるだけでなく、返済の見通しが立ちやすくなるので、精神的な負担も軽減できるのがメリットです。

リボ払いやフリーローンも借入の対象になる

カードローンの借り換えは、リボ払いやフリーローンなども対象です。

リボ払いは、クレジットカードの支払い方法の1つで、毎月一定額または残高の一定割合を支払う仕組みです。しかし、リボ払いの金利は比較的高く設定されていることが多く、長期的には負担が大きくなる可能性があります。

例えば、年利15%のリボ払いで50万円の残高がある場合、毎月1万円ずつ返済すると完済まで約4年かかり、返済総額は約66万円です。

フリーローンは使途自由の個人向けローンで、金利がカードローンより高めに設定されるケースが一般的です。例えば、年利18%のフリーローンで30万円を借りて3年で返済する場合、返済総額は約39万円となり、利息だけで約9万円の支払いが必要になります。

カードローンの借り換えでは、これらのリボ払いやフリーローンの残高も一括で借り換えられるのがメリットです。

例えば年利10%のカードローンに借り換えて、前述のリボ払いとフリーローンを合わせた80万円の借入を5年で返済すると、返済総額は約102万円となり、返済額が約14万円少なくなります。

フリーローンについては、おすすめの低金利のフリーローン(多目的ローン)5選|メリット・デメリットと注意点を紹介で詳しく解説しているので参考にしてください。

カードローンの借り換えによる返済シミュレーション

カードローンの借り換えによる返済負担の軽減効果を、借入額別にシミュレーションしてみましょう。

ここでは、返済期間5年(60回)で、金利が18%から13%に下がった場合でシミュレーションします。

100万円を借り換えた場合

100万円の借入を金利18%から13%に借り換えた場合、借り換えによる変化は以下の通りです。

項目 毎月返済額 返済総額
借り換え前(18%) 2万5393円 152万3580円
借り換え後(13%) 2万2753円 136万5180円
差額 2,640円 15万8400円

金利が5%下がることで、月々の返済額が2,640円減少し、5年間で15万8400円もの節約ができるとわかります。

150万円を借り換えた場合

150万円の借入を金利18%から13%に借り換えた場合、借り換えによる変化は以下の通りです。

項目 毎月返済額 返済総額
借り換え前(18%) 3万8090円 228万5400円
借り換え後(13%) 3万4130円 204万7800円
差額 3,960円 23万7600円

5年間での総額の節約は2万3760円で、100万円の借り換えの場合と比べて約1.5倍の効果が得られています。

200万円を借り換えた場合

200万円の借入を金利18%から13%に借り換えた場合、借り換えによる変化は以下の通りです。

項目 毎月返済額 返済総額
借り換え前(18%) 5万787円 304万7220円
借り換え後(13%) 4万5506円 273万360円
差額 5,281円 31万6860円

5年間での総額の節約は3万1680円で、100万円の借り換えの場合と比べて2倍の効果が得られています。

250万円を借り換えた場合

250万円の借入を金利18%から13%に借り換えた場合、借り換えによる変化は以下の通りです。

項目 毎月返済額 返済総額
借り換え前(18%) 6万3484円 380万9040円
借り換え後(13%) 5万6883円 341万2980円
差額 6,601円 39万6060円

5年間での総額の節約は39万6060円で、借入額の約15.8%に相当します。

300万円を借り換えた場合

300万円の借入を金利18%から13%に借り換えた場合、借り換えによる変化は以下の通りです。

項目 毎月返済額 返済総額
借り換え前(18%) 7万6180円 457万800円
借り換え後(13%) 6万8259円 409万5540円
差額 7,921円 47万5260円

5年間での総額の節約は47万5260円です。

借入額が大きくなるほど、借り換えによる節約額も大きくなるため、現在の返済が負担に感じている場合は、借り換えの検討をおすすめします。

カードローンの借り換えをした方がいい?

カードローンを借り換えた方がよい場合と、そうでない場合があります。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

おすすめの人

以下のように感じている人には、借り換えをおすすめします。

  • 金利が高いと感じている
  • 毎月の返済額が負担と感じている
  • 利用限度額が少ないと感じている

契約しているカードローンよりも金利の低いカードローンがある場合は、借り換えを検討しましょう。

借入する会社によって月々の返済方法が異なります。別のカードローンに移ることで、月々の返済額を減らしたり、利用限度額を増やしたりすることが可能です。

おすすめしない人

一方、以下のような人は、必ずしも借り換えが必要ではありません。

  • 現在のカードローンの金利が低い
  • 借入金額が小さく、返済の負担も小さい
  • 返済に負担を感じていない
  • 過去5年以内に延滞、自己破産している

ほとんど金利が変わらない場合には、借り換えをしても返済金額の負担はあまり減りません。また、そもそもの借入金額が小さい場合には、少しぐらい金利が下がったとしても、返済総額はあまり変わりません。

現在の返済に負担を感じていない人は、借り換えはしなくてもよいでしょう。

過去5年以内に延滞や自己破産している人は、借り換え先の審査に通らない可能性があります。ローンの借入や返済状況は記録され、審査の際に確認されるので注意が必要です。

カードローンの借り換え審査は厳しい?

審査基準は会社それぞれで異なり、新規の申し込みよりも基準が厳しくなるかどうかは借り換え先次第です。しかし、借り換えは新規の申し込みより審査が厳しい傾向にあります。

理由としては、カードローンの借り換え時の審査が、総量規制の対象となることなどが挙げられます。

ここではカードローンの借り換え審査について以下の3つを詳しく解説します。

  • 借り換え審査の流れ
  • 審査に通りやすくするポイント
  • 総量規制に注意

借り換え審査の流れ

借り換え審査の流れは、以下の通りです。

  1. 借り換えたい残高(利息含む)を算出する
  2. 低金利な借り換え先を探す
  3. 希望する限度額を考える
  4. 申し込み
  5. 借り換え審査
  6. 融資
  7. 借り換え前の残高を完済する

借り換えの申し込み前に、総残高をしっかりと把握しておき、良い条件で借り換えが行える会社を探すことが重要です。希望限度額を決めたら、通常のカードローンと同様に申し込みを行います。

審査を通過すれば、融資金が振り込まれるので、融資金で借り換え前の残高を完済します。完済後に完済証明書の提出が求められる場合もあるため、滞りなく提出しましょう。

審査に通りやすくするポイント

一度に複数の会社に申し込んだり、返済を延滞したりするなど、金融機関からの信用を損なうような行為は印象が悪くなります。そういった行為は避けるようにしましょう。

また、会社員の人は、勤続年数が短いと返済の安定性を疑われる可能性があります。最低でも勤続3ヵ月以上、できれば6ヵ月経過してから審査に申し込みした方がよいでしょう。

総量規制に注意

借り換えの際に問題になりやすいのが総量規制です。総量規制とは、年収の3分の1を超える借入ができない決まりのことです。

複数の会社から借入を行う場合も、総額として年収の3分の1までしかお金を借りられません。

カードローンの借り換え先を選ぶときの注意点

ここでは、借り換え先を選ぶときの注意点について以下の5つを解説します。

  • 借り換えの目的をはっきりさせる
  • 金利を比較する
  • 申し込み条件を確認する
  • 借入・返済のしやすさを確認する

借り換えの目的をはっきりさせる

カードローンの借り換えを検討する際は、まず自身の明確な目的を設定するとよいでしょう。

例えば、現状で安定収入があり返済総額を抑えたいのなら、なるべく低金利なカードローンに借り換えするとよいでしょう。

また、月々の返済負担を軽減したいなら、借り換えに寄り返済期間を伸ばすのが有効です。

目的を明確にすることで、どのようにして借り換えを行えばよいか見定めやすくなります。

金利を比較する

金利の違いは返済総額に影響するため、各社の金利を比較しましょう。比較する際は、固定金利と変動金利の違い、実質年率、金利の適用条件などに注意が必要です。

例えば、借入額100万円、返済期間5年の場合、返済総額に以下の違いがあります。

現在の金利

年利15%(返済総額:約142万円)

借り換え先

年利10%(返済総額:約127万円)

この場合、借り換えにより約15万円の返済額削減が可能です。

申し込み条件を確認する

カードローンの借り換えを検討する際、各金融機関の申し込み条件を確認しましょう。申し込み条件は金融機関によって異なり、条件を満たせないと借り換えできない可能性があります。

主な申し込み条件には、以下のようなものがあります。

  • 年齢制限:20歳以上65歳以下などの制限がある
  • 収入条件:年収100万円以上などの最低基準が設けられている
  • 勤続年数:安定した職歴を求められる
  • 在籍確認:勤務先への在籍確認に応じる必要がある

借入・返済のしやすさを確認する

カードローンの借り換えを検討する際、金利だけでなく借入・返済のしやすさも重要な判断基準です。借入・返済がしやすいと、急な出費に対応できて、滞りなく返済できます。

借入のしやすさを確認する際のポイントは、以下の通りです。

  • 借入方法に選択肢があるか
  • 即日融資が可能か

返済のしやすさについては以下の点に注目します。

  • 返済方法に選択肢があるか
  • 返済日の設定できるか
  • 手数料なしで繰り上げ返済ができるか

例えば、スマートフォンアプリから残高確認や返済予定を変更できるサービスがあれば、日々の管理がしやすくなります。また、給与日の3日後に返済日を設定できれば、返済がスムーズになるでしょう。

まとめ

カードローンの返済が負担になっている場合は、借り換えを検討するのがおすすめです。借り換えにより、金利が下がったり、複数のローンをまとめたりすることで、返済総額が削減されて、毎月の返済負担を軽減できます。

ただし、再審査が必要となり、手続きに時間がかかるので注意しましょう。

借り換えを検討する際は、auじぶん銀行カードローンや楽天銀行スーパーローンなど、低金利で借入限度額の高い業者がおすすめです。

また、アイフルのかりかえMAXやプロミスなど、借り換え専用サービスを提供している業者も選択肢となります。

借り換えを行う場合は、自身の返済能力や目的をしっかりと見極め、金利や申し込み条件、借入・返済のしやすさなどを比較検討するとよいでしょう。適切な借り換えを行うことで、毎月の返済負担を軽減できる可能性があります。

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