明治安田生命の学資保険『つみたて学資』は、返戻率の高い商品として人気があります。
しかし、返戻率が高いという理由だけで、加入を決めるのは不安でしょう。
本記事では、明治安田生命の『つみたて学資』の返戻率が高い理由、加入するメリット・デメリットなどについてまとめています。
明治安田生命の学資保険がどのような契約プランなのかについて知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
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明治安田生命の学資保険『つみたて学資』は、返戻率の高い商品として人気があります。
しかし、返戻率が高いという理由だけで、加入を決めるのは不安でしょう。
本記事では、明治安田生命の『つみたて学資』の返戻率が高い理由、加入するメリット・デメリットなどについてまとめています。
明治安田生命の学資保険がどのような契約プランなのかについて知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
「明治安田生命」は、「明治生命保険相互会社」と「安田生命保険相互会社」が合併した約140年の歴史を持つ保険会社です。
同社は、過去に保険金不払いによる行政処分などもありましたが、それ以降は、顧客の信頼回復を最重要課題として取り組み続け、2017年には、「明治安田フィロソフィー」を制定しました。
いつまでも安心を届け、人に一番優しい生命保険会社になることを掲げ、あらゆる業務における判断基準となっています。
明治安田生命の『つみたて学資』はとてもシンプルな内容で、受取総額が「200万円のプラン」「300万円のプラン」の2種類のみとなっています。
保険料払込期間は、「10歳」「15歳」「一括」の3択で、学資保険の保障内容を拡充する特約はありません。
保険名 | つみたて学資 |
---|---|
返戻率 | 109.0%(※1) (契約者や被保険者の年齢・性別で異なり、教育資金と満期保険金の合計額が払込保険料総額を下回ることがある) |
加入条件 | ・契約者加入年齢 満18歳~45歳、ただし被保険者が2歳以上の場合は40歳まで ・被保険者年齢 満0歳~6歳 ・出生予定日の140日前から申し込み可能 |
保険金の受け取り方 | 教育資金3回、満期保険金1回 合計4回 |
払い込み方法 | 月払い/半年払い/年払い |
払込期間 | 10歳、15歳 |
満期(保険期間) | 21歳 |
払い込み免除保障 | ・契約者が死亡した場合 ・契約者が身体障害表(※2)の第1級または、第2級の障害状態に該当した場合 |
(※1)109.0%のケース 契約者:30歳男性/被保険者(子ども):年齢0歳/保険契約の型:Ⅰ型/10歳払い込み満了/新年掛(※3)(口座振替料率)/2022年1月1日時点での保険料率 (※2)明治安田生命の約款で別途定められている (※3)新年掛 契約日が平成22年3月1日より後の場合の年払いのこと
満期時点での返戻金の高さで選ぶ
おすすめの学資保険!明治安田生命の『つみたて学資』のメリットとしては、次の2点が挙げられます。
『つみたて学資』の最大のメリットは、返戻率の高さです。高い返戻率が実現できるのは、保険料払込期間を15歳という早い時期に設定しているためです。
以下、『つみたて学資』の高い返戻率の仕組みについて詳しく紹介します。
明治安田生命の『つみたて学資』は、契約者や被保険者の年齢、性別、支払方法次第では109.0%という高還元率を誇ります。
元本割れする学資保険もある中、『つみたて学資』の高還元率は、大きなメリットであるといえるでしょう。
また、『つみたて学資』は、特約がなく、シンプルな設計であるため、元本割れになる可能性はあまりありません。
『つみたて学資』の保険料の支払いは、子どもの年齢が最長15歳までの期間で完了します。
比較的早い時期に保険料の払い込みが完了することが、『つみたて学資』の高還元率を実現している理由です。
保険会社は、預かった保険料の一部を運用し、万が一のときの支払いや返戻金などの原資を効率的に増やそうとしています。
保険料の支払いを早く完了させると、保険会社が早い段階で運用資金を準備できるため、運用で利益を出しやすくなるのです。
なお、学資保険ではない通常の生命保険では、保険料の払い込みが完了する日を保険期間に合わせることが一般的です。
『つみたて学資』は、入院・手術で給付金を受け取る特約や育英年金などのプラスの保障が用意されていません。
教育資金を積み立てている期間中の保障の多さよりも、返戻率を重視したい人におすすめです。
『つみたて学資』のデメリットとしては、次の2点が挙げられます。
『つみたて学資』には、子どものけがや病気でかかった医療費を保障する特約が用意されていません。
明治安田生命の他商品にでは多くの特約が用意されているものの、『つみたて学資』に関しては、返戻率を上げるためにシンプルな設定となっています。
『つみたて学資』は、子どものけがや病気を保障する特約を付けたい人には、向いていません。
教育資金や満期保険金は、満期日から5年を限度に据え置きができます。
そのため、「教育資金と満期保険金と併せて受け取る」「満期後に教育資金や満期保険を併せて受け取る」など、柔軟な受け取りが可能です。
ただし、満期保険金の選択肢が少ないので、毎月の積み立て額があまり準備できない人や、逆にもっと積み立てたい人にとっては合わない可能性もあります。
ここからは、『つみたて学資』の祝い金、満期保険金の受取人のイメージ、保険料のシミュレーションについて、見ていきましょう。
『つみたて学資』は、受取総額が「200万円」「300万円」のいずれかのプランを選べます。
また、受け取りのタイミングは決まっており、18歳から20歳までは、毎年一般の学資保険の祝い金に当たる教育資金を、21歳には満期保険金を受け取ることができます。なお、受け取り回数は、教育資金が3回、満期保険金が1回の計4回です。
受取額200万円プラン | 受取額300万円プラン | |
---|---|---|
18歳 | 50万円 | 75万円 |
19歳 | 50万円 | 75万円 |
20歳 | 50万円 | 75万円 |
21歳(満期保険金) | 50万円 | 75万円 |
総受取金額 | 200万円 | 300万円 |
『つみたて学資』の受取総額と保険料の関係を一覧表にしてみました。
学資保険の保険料は、子どもの年齢が高ければ高いほど、月々の保険料が高くなり、また、保険料払込期間が短ければ短いほど、保険料が高くなります。
ただし、保険料払込期間の短い方が総支払額は少なくなるため、返戻率が高くなります。
払込期間10歳まで | 払込期間15歳まで | 一括(※4) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
受取額200万円 | 受取額300万円 | 受取り額200万円 | 受取額300万円 | 受取金額200万円 | 受取金額300万円 | |
毎月の払込保険料 | 1万5,910円 | 2万3,640円 | 1万814円 | 1万5,995円 | - | - |
払込保険料総額 | 190万9,200円 | 283万6,800円 | 194万6,520円 | 287万9,100円 | 185万1,139円 | 274万9,776円 |
受取金額 | 200万円 | 300万円 | 200万円 | 300万円 | 200万円 | 300万円 |
返戻率 | 104.7% | 105.7% | 102.7% | 104.1% | 108.0% | 109.0% |
(※4)一括払いのみ、契約者の年齢25歳、子どもの年齢 0歳(男の子)で試算
以下、『つみたて学資』の良い口コミ、悪い口コミについて、まとめてみました。学資保険選びの生の声として、ぜひ参考にしてください。
まずは、『つみたて学資』の悪い口コミについて、紹介します。
38歳・会社員・男性・未婚
悪い所はあまりありませんが、強いて言うなら大手の人気のある保険会社の商品であることなので保険会社に電話してもつながらなかったり、その保険会社のスタッフの方に相談しても回答が遅れることもあります。
またその保険会社の他の商品のパンフレットを送付されたり、電話などで強くセールスをされることがあり困っています。支払いも遅くなることもあります。
商品がシンプルな設計で、病気やケガの保障は付帯されていないという点に、後から不安を感じたというコメントがありました。
また、問い合わせに関するレスポンスの遅れや他の商品に関する営業についての声も見られましたが、7件のコメント中1件でした。
一方で『つみたて学資』の良い口コミについても、たくさん寄せられています。
38歳・男性・会社員・未婚
有名な大手の保険会社で、スタッフの方のサポート体制やアフターケアもしっかりしていて安心できます。
保険料の支払いも安くて支払われる金額も多くとても良い商品かと思います。加入している人もとても多く人気のある商品でとても安心できます。
34歳・男性・会社員/技術系・既婚
良いところは、①返還率の良さ、②緊急時で学資保険を解約しなければならなくなった時の解約手数料がない、③月毎の学資保険金の支払い金額、④学資保険金の支払い期間、⑤万が一の時の補償内容、という5点のバランスが非常に良い。
特に解約手数料がかからないところが気に入っている。
28歳・男性・その他・未婚
しっかりした生命保険会社がやっていることです。
毎月決まった額の保険料を払うことで、教育資金が必要になるタイミングで進学祝金や満期保険金を受け取ることができ、 積立感覚で無理なく教育資金を準備することができ、安心しました。
大学に行く際も多少の足しになったような気がしています。大学も奨学金の利用を極力抑えられました。
明治安田生命の『つみたて学資』は、やはり返戻率に加えて、会社自体の知名度も人気ポイントのようです。
明治安田生命の『つみたて学資』は、特約などをなくし、返戻率の高さに特化したシンプルな学資保険です。
また、保険料払込期間は「10年」と「15年」で、短くするほど返戻率がさらに高くなります。
同商品のシンプルな設計内容や返戻率の高さは、明治安田生命の評判を見ても確認できます。
一方、悪い評判を見ても、十分な説明さえあれば商品に満足するケースが多いようです。忙しい人、些細な疑問のために店舗まで行くことをためらっている人、保険の営業に来てもらうのは気が引けるという人は、オンライン相談ページを活用すると良いでしょう。
納得して保険に加入するためには、加入前には商品に詳しい保険会社の担当者、FP(ファイナンシャル・プランナー)に相談することをおすすめします。
満期時点での返戻金の高さで選ぶ
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30歳・専業主婦・女性・未婚
学費のことを重点的に考えすぎて、病気や怪我の保障は用意されていなかったので常に不安はありました。
また途中解約すると確実に損をしてしまうため、何かあった時に続けられるかという不安も常に付きまとっていたため、その不安を拭いとらなかったことはデメリットであると感じました。
受け取りのタイミングなども柔軟性にかけるところがあったので少しデメリットに感じました。