自動車保険を毎年変えるのはお得？手間はかかるが安くなる可能性は高い

自動車保険は毎年コロコロ変えても大丈夫！

自動車保険の見直しをしたいけれど、毎年コロコロ変えるのは不安だと感じる人もいるでしょう。

結論からいえば、自動車保険の保険会社は毎年変更しても問題ありません。

保険会社を変更しても、等級は契約者に紐づいているため、引き継ぐことが可能です。いままで無事故で積み上げてきた割引が、リセットされることはありません。

例えば、満期日で保険会社を変更した場合、現契約で無事故であれば、他社に乗り換えても等級が上がります。

毎年自動車保険を見直せば、より良い条件の保険会社に乗り換えられるため、むしろお得といえるでしょう。

車の保険を毎年変えるメリットとデメリット

自動車保険を毎年見直すことには、メリットとデメリットがあります。

車保険を毎年変えるメリット

自動車保険を毎年変えると、以下のメリットがあります。

• 保険料を節約できる
• 割引を活用できる

毎年、保険料の安い自動車保険に乗り換えると、保険料を節約できます。

同じような補償でも、そのときの条件によって保険料の安い保険会社は変わるからです。

例えば、昨年の条件で最も安いA社の保険に加入したが、今年の条件で見積もりをとってみたらB社の方が安かった、ということはよくあることです。

毎年、複数の自動車保険を比較することで、より安い保険料の保険を選べます。

また、自動車保険を毎年見直すことで、同じ保険会社で継続するよりもお得になる可能性があります。

これは、新たな保険会社に乗り換えると、新規契約として扱われるためです。

多くの保険会社では、新規契約者に対して、継続契約よりも高い割引率や割引額を提供します。

そのため、毎年保険会社を変更し、新規契約の優遇された割引を受けることで、同じ補償内容でも保険料を抑えられる可能性があります。

車保険を毎年変えるデメリット

自動車保険を毎年変えることにはメリットだけでなく、デメリットもあります。

• 手間と時間がかかる
• 等級の引き継ぎが上手くいかないこともある

まず、毎年複数の保険会社から見積もりをとり、比較するには手間と時間がかかります。

自動車保険を変更するには、契約内容の確認や保険会社の選定、新たな契約手続きなど手間が発生します。

また、保険を変更する際は、変更前後の契約の保険満期日と保険始期を合わせなくてはいけません。

日付を間違えると、無保険期間が発生したり、変更前の等級を引き継げなくなったりする可能性もあります。

現在の保険契約を継続するメリット

毎年自動車保険を見直さず、いまの契約をそのまま継続することにもメリットがあります。

まず、手続きが簡単で時間がかかりません。

保険会社から届く「継続手続きの案内」に従って手続きをするだけで、契約を続けられます。

保険を見直しする時間や手間が省けるでしょう。

また、いままでの契約内容や保険会社のサービスに慣れているため、手続きや問い合わせがスムーズに行えるというメリットもあります。

しかし、何も調べずに毎年同じ保険会社で継続を繰り返すと、結果的に保険料を損してしまうことになりかねません。

補償内容は現状に合っているか、保険料が割高になっていないかなど、他社と比較することが大切です。

自動車保険を毎年変える方法

実際に、自動車保険を変えるには、以下のステップで進めましょう。

まずは現在の保険契約の満期日を確認し、次の契約開始日と合わせるための計画を立てます。

満期日の約2カ月前に満期案内が届くため、そのタイミングで他社に見積もりを依頼しましょう。

次に、複数の保険会社から見積もりをとります。

複数の保険会社に依頼するのは手間がかかるため、一括見積もりサイトを利用すると効率的です。

見積もりが届いたら、満期案内に掲載されている継続保険料と比較検討します。

契約するプランが決まったら、保険会社や代理店に連絡して申し込み手続きに進みます。

ダイレクト型自動車保険なら、見積もりからそのままインターネットで申込み手続きが可能です。

最後に、満期日以外のタイミングで解約して他社に移行する場合は、現在の契約の解約手続きをします。

満期日で他社に切り替える場合は、解約手続きは不要です。

ただし、中には継続しない旨の報告をしないと、自動的に継続される特約の付いた保険もあります。

必要に応じて、いま契約している保険会社や代理店に、他社に移行することを連絡してください。

自動車保険を毎年変える際のポイントと注意点

自動車保険を毎年変えるなら、保険の満期日で切り替えることをおすすめします。

自動車保険の等級は、1年経過しないと次の等級に進まないためです。

例えば、10月1日が満期日の15等級の契約を、9月1日に他社に変えた場合、翌年の9月1日まで15等級のままです。

一方、満期日の10月1日に他社に変更すれば、新しい契約は16等級からスタートします。

満期日に合わせて切り替えないと、等級の進行が遅れ、結果的に保険料を損してしまう可能性があるのです。

また、複数の自動車保険を比較する際には、補償の違いにも注意が必要です。

例えば、ある保険会社ではロードサービスが付帯されているのに対し、別の保険会社ではオプション扱いとなっていることがあります。

同条件だと思っていても、付帯サービスが違うこともあるため、しっかり確認しましょう。

自動車保険選びでは、各社のお得な割引もポイントの1つです。

自分が利用できる割引がある自動車保険を選べば、補償を変えずに保険料を抑えられます。

例えば、早期契約割引や子育て応援割引など、提供している割引は保険会社によって異なります。

それぞれの自動車保険にどのような割引があるのか比較するためには、一括比較サイトを使うのがおすすめです。

現在の契約内容をもとに希望の条件を一回入力するだけで、簡単に複数社から見積もりがもらえます。

いまの自分に合った自動車保険を選びたい人は、ぜひ活用してみてください。

まとめ

自動車保険は毎年見直すことで、保険料を安くすることができる可能性があります。

保険会社を変えても等級が引き継がれるため、毎年変更しても不利になることはありません。

自動車保険を乗り換える場合のデメリットや注意点については、下記の記事を参考にしてみてください。最適な乗り換えタイミングや注意点についても紹介しているので、乗り換えるべきか迷っている人は参考にしてください。

手間がかかって面倒という場合は、一括見積もりサイトを利用すると、効率的に自動車保険の見直しをすることができます。