以下の行為は、生活が苦しくても絶対にやってはいけません。
- 一攫千金を狙ったギャンブル
- 闇金からの借入
- リボ払いなどで借金を重ねる
一攫千金を狙ったギャンブル
一攫千金を狙う方法として、宝くじを例に考えてみましょう。
ニッセイ基礎研究所の資料によると、2023年の年末ジャンボ宝くじで100万円以上の当せん金を当てられる確率は、0.002055%でした。
宝くじ1枚の価格は300円のため、計算上は1459万8600円分を購入すると100万円以上の当せんが期待できます。つまり100万円が1本当選しただけでは1000万円以上の赤字です。
ギャンブルは一気に状況を解決できる策に見えるものの、実際には回収できる期待値が低く、結果として資産を失ってしまう可能性があります。
闇金からの借入
闇金からの借入は違法です。法外な金利で返済総額が大きく膨らみ、支払えなければ厳しい取り立てにあうことになるため、たとえ生活が苦しくても絶対に手を出してはいけません。2010年に判決が出た裁判では、顧客5人は闇金業者に対し法定金利の約83~166倍にあたる利息を支払っていました。
同判決では、闇金業者が悪質で厳しい取り立てをしていたと明らかになっています。金銭面以外の負担を負うリスクもあるため、闇金からの借入は絶対にしないようにしましょう。
リボ払いで借金を重ねる
リボ払いはクレジットカードの支払方法の1つで、利用金額にかかわらず毎月の支払金額が一定になります。「毎月2万円ずつ支払う」といったように、毎月の支払金額は自身で設定可能です。
リボ払いは短期的に見ると、一括払いに比べて月々の返済額を軽減できます。しかしリボ払いを重ねると、返済が長期化するにつれて手数料の負担が増加するため注意が必要です。
60万円を毎月1万円ずつリボ払いで支払った場合をシミュレーションすると、以下のようになります。
利用金額(元金) |
60万円 |
月々の支払額 |
1万円 |
手数料(実質年率) |
年15.0% |
手数料(合計) |
22万7332円 |
支払い合計金額 |
82万7332円 |
リボ払いの完済が難しくなると、新たな借入やキャッシングの利用で借金を重ねる原因になります。たとえ短期的に資金が不足したとしても、リボ払いによる支払いは控えましょう。