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夫婦でお金の管理する方法!管理のコツや話し合うべきポイント・上手な貯蓄方法

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

夫婦にとって、日々安定した生活を過ごすため、お互いの仲を良好に保つためにも、お金をどのように管理するかは重要なテーマです。では、夫婦で上手にお金を管理するためには、どうすればよいのでしょうか。

この記事では、夫婦でお金を管理する方法や知っておきたいコツ、上手に貯蓄するポイントなどを紹介します。

夫婦でお金を管理する方法

夫婦が共通認識を持ってお金を管理していくことは、家計管理するうえで重要なことです。ここでは、夫婦でお金を管理する3つの方法を紹介します。

  • 家計担当を決めて一括管理
  • 項目ごとに役割分担
  • 共通の銀行口座で管理

家計担当を決めて一括管理

夫婦でお金を管理する際、どちらか一方が「家計担当」となり、収支を一括管理する方法があります。

この場合、家計の財布は1つで、1人が家計に関わるすべてを管理するため、家計担当者が収支の流れや家計の全体像をしっかりと把握できます。特に、世帯主の収入で家計をやりくりする家庭におすすめの方法です。

この方法を採る場合は、お金の管理が得意な人が家計担当者になるとよいでしょう。その方が、家計のやりくりも貯蓄もスムーズに進めることができ、結果としてお金が貯まりやすいからです。

なお、家計の管理をどちらかに任せるのなら、余計な口出しをしないことが重要です。相手を信頼して任せることで、夫婦関係も良好になります。

項目ごとに役割分担

家計の項目ごとに役割分担をして管理する方法があります。

この場合、家計の財布は2つになります。たとえば、住居費や光熱費など固定費は夫が管理し、食費や日用品など変動費は妻が管理するといった具合です。

家賃や住宅ローン、光熱費などはそれらを契約する人が引き受け、日々の暮らしに関する支出はもう1人が担当する方法がおすすめです。

項目ごとに役割分担を決めると、自分の担当分だけを管理すればよいので、気軽に取り組めます。ただし、相手の管理分がどうなっているのかわからず、家計の全体像を把握しにくいというデメリットはあります。

共通の銀行口座で管理

夫婦で共通の銀行口座をつくり、その口座を家計用として利用する方法があります。これは共働き夫婦におすすめの方法です。

具体的には、お互いの収入から家計用のお金を共通の銀行口座へ入金し、共通口座を光熱費などの振替口座や、クレジットカードの引き落とし口座として設定します。

インターネットバンキングなどでお互いが共通口座の収支を把握できるようにしておけば、夫婦で家計状況を共有しやすいです。

ただし、口座からお金を引き出したときに、その使い道を明確にしておかないと、使途不明金が発生する可能性があります。共通口座から引き出したお金の用途を記録するなどの工夫が必要です。

また、夫婦の収入に差がある場合、お互いが同じ金額を共通口座へ入金するのは難しいでしょう。夫婦間に収入差がある場合は、収入の割合に応じて共通口座への入金額を決めるのがおすすめです。

夫婦でお金を管理するときのコツ

夫婦の考え方にズレがあると、お金の管理が上手くいかなくなります。夫婦といえども他人どうしなので、金銭感覚に違いがあるのは仕方がないことかもしれません。

ここでは、夫婦でお金を管理するときの5つのコツを紹介します。

  • 定期的に収支を見直す
  • 毎月の収支を共有する
  • クレジットカードを活用する
  • 個人が自由に使えるお金も確保する
  • 夫婦でお金に関して話し合っておく

定期的に収支を見直す

夫婦で安定した家計を維持するためには、定期的に収支を見直すことが重要です。使い過ぎている項目はないか、もう少し減らしてもいい項目はないかなど、問題点を挙げて改善策を話し合うことをおすすめします。

収支状況を一覧で見るのにおすすめなのが、家計簿です。いつ、何に、いくらお金を使ったのかを記録することで問題点を把握しやすくなります。

家計簿はエクセルなどで自作してもよいし、市販の家計簿を購入してもよいでしょう。手軽に記録するなら家計簿アプリがおすすめです。スマホで手軽に記帳でき、アプリによってはレシートを撮影するだけで項目を自動的に分類してくれるものもあります。

家計簿は長く続けることが重要なので、夫婦で使いやすいものを探してみてください。

毎月の収支を共有する

家計管理も夫婦のうちどちらか一方が管理していたり、自分の担当項目だけを管理していたりすると、毎月どれくらいのお金を使っているのかがわからなくなります。お互い家計状況をきちんと把握するためにも、毎月の収支は共有するようにしましょう。

おすすめの方法は、夫婦で共有して使える家計簿アプリを利用することです。同じアプリのデータを夫婦が共有して見られるので、家計の収支状況を把握しやすくなります。

クレジットカードを活用する

生活費の中には、電気代、ガス代、水道代、保険料、新聞代、通信費、ガソリン代など毎月支払うものがあります。これらをクレジットカード払いに設定するのもおすすめの方法です。

クレジットカードの引き落とし口座は、夫婦の共通口座など家計管理用の口座にしておくと、家計の収支状況を「見える化」できます。

クレジットカードの引き落とし口座は原則として本人名義の口座にしなければならないため、夫婦で同じ口座からの引き落としにするなら、家族カードを利用するのがおすすめです。

個人が自由に使えるお金も確保する

自分の人生を楽しみ、有意義に過ごすためには、夫婦それぞれが自由に使えるお金を確保することも大切です。自分の好きなことができる余裕があれば、前向きな気持ちでいられるでしょう。

夫婦それぞれが自由に使うお金については、お互い干渉しないようにしましょう。家計以外のお金をどう使うのかは個人の自由です。相手を信頼して口出ししないことも、夫婦関係を良好にするコツといえるでしょう。

夫婦でお金に関して話し合っておく

夫婦で上手く家計管理をしていくためには、家計の現状やお互いの夢や目標などを共有することが大切です。そのためにも、夫婦でお金に関する話し合いの機会を持つことをおすすめします。

夫婦で話し合っておきたい項目は、以下の通りです。

  • 現在の収入
  • 現在の貯蓄額
  • 現在の負債
  • 理想のライフプラン
  • 目標にする貯蓄額

共働き夫婦であれば、お互いの収入を明らかにしておきたいところです。世帯収入がわかれば、生活費として使える金額や毎月の貯蓄可能額が見えてきます。

ローンを抱えていたり、奨学金の返済が残っていたりする場合は、相手にも報告しておくことが大切です。

夫婦で共通認識として持っておきたいのが、理想のライフプランです。将来はどんな暮らしがしたいのか、仕事は続けていくのか、それとも転職や起業をしたいのかなど、お互いの理想の暮らしや働き方について話し合っておきましょう。理想のライフプランがはっきりすると、目標とするべき貯蓄額が見えてきます。

夫婦で上手に貯蓄するポイント

着実に貯蓄していくためには、夫婦が協力してお金を管理していくことが重要です。お互いが家計状況を把握し、同じ目的を持つことで、お金は貯まりやすくなります。

ここでは、夫婦で上手に貯蓄するためのポイントを3つ紹介します。

  • 貯蓄と生活費を分けて管理する
  • 負担のない金額を貯蓄する
  • ライフプランをしっかり話し合っておく

貯蓄と生活費を分けて管理する

確実に貯蓄を積み上げていくためには、貯蓄と生活費の口座を分けて管理するようにしましょう。

給料が入ったタイミングで、貯蓄分を貯蓄専用口座へ移すのが理想的です。その際、積立定期預金やつみたてNISAなど、自動的にお金が貯まる仕組みを利用するのもおすすめです。

負担のない金額を貯蓄する

貯蓄を行うなら、毎月の収入からコツコツと貯めていくのが理想的です。早く貯めたいからと貯蓄額を増やした結果、過度に生活費を切り詰める状況になるのは本末転倒です。

理想のライフプランを叶えるためには、いつまでにどれくらいのお金が必要なのか把握したうえで、無理のない範囲で継続的に貯めていくようにしましょう。

家計相談をお金の専門家にする

夫婦で貯蓄を増やしていくには、家計管理や投資などの知識が必要です。自分たちだけでは判断できないこともあるかもしれません。そんな時には、ファイナンシャルプランナー(FP)に家計相談するのもおすすめです。

お金の専門家であるFPに家計相談をすれば、夫婦のライフプランに合わせた適切なアドバイスがもらえます。夫婦での家計管理に役立つ知識が得られるでしょう。

無料でのFPによる家計相談なら、こちらから申し込むことも可能です。

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まとめ

夫婦でお金を管理する方法には、家計担当を決める、項目ごとに担当を決める、共通の銀行口座で管理するといった3つの方法があります。

定期的な収支の見直しや、収支状況の共有、クレジットカードの活用なども上手に家計を管理するコツです。夫婦でしっかりと話し合い、上手なお金の管理を実現できるようにしましょう。

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