NISA口座は1人1口座しか保有できません。
そのため、すでにNISA口座を持っている人は、ほかに気になる金融機関が見つかった場合、乗り換え手続きをする必要があります。
しかしNISA口座を乗り換える際には、必要書類を取り寄せて、乗り換え先へ送付するといった手間がかかります。
楽天証券では、2024年10月1日から、NISA口座の乗り換えをオンライン上で完結できるようにし、手続きが便利になります。
NISAの乗り換えが楽に!10月から楽天証券ではオンラインで手続きが完結

マネーFix 編集部

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楽天証券がNISAの乗り換えをオンライン化
楽天証券では、2024年10月1日から、NISA口座の乗り換え手続きをオンライン上で完結できるようになりました。
通常NISA口座を乗り換えるためには、NISA口座を保有している金融機関から必要書類(「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」)を取り寄せ、それを乗り換え先の金融機関に送付する必要があります。
楽天証券は、オンラインでの手続きに対応したことで、必要書類に関する情報をWeb上で入力するだけでよくなりました。
必要書類を送付する手間がなくなることで、楽天証券への乗り換えが便利になります。
オンラインで楽天証券へNISA口座を乗り換える手順
オンライン上でNISA口座を楽天証券へ乗り換える手順は、以下の通りです。
- NISA口座を保有している金融機関から必要書類を取り寄せる
- 楽天証券のWebサイトで乗り換えを申請する
楽天証券はオンライン化へ対応したものの、乗り換えに必要な書類は、各金融機関から取り寄せる必要があります。
まず、NISA口座を保有している金融機関から「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」を取り寄せます。
必要書類が手元に届いたら、楽天証券のWebサイトにアクセスし、NISA口座の乗り換え申請を行います。
Web上での手続きが完了すると、楽天証券でNISA口座が開設されます。
楽天証券から他社へNISA口座を乗り換える際はまだ手間がかかる
2024年10月時点では、NISA口座の乗り換えをオンラインで完結できる金融機関は限られています。
したがって楽天証券からほかの金融機関へNISA口座を乗り換える場合、書類送付が必要になるため、手間がかかります。
具体的には、楽天証券のWebサイトから必要書類をダウンロードして印刷し、その書類を乗り換え先の金融機関に送付します。
ただし、今後、ほかの金融機関でもオンライン化が進めば、書類の取り寄せや送付の手間が省け、乗り換え手続きの利便性が向上するでしょう。
なお、NISA口座の金融機関の変更は年に1回まで可能で、変更したい年の前年10月1日から翌年9月30日までに手続きを済ませる必要があります。