2024年10月から、児童手当が大幅に拡充されます。
中でも多子世帯にとって注目すべきは、第3子以降の支給額が1万5000円から3万円に増額される点です。
増額後の、初回の支給は12月に行われる予定です。
この記事では、第3子以降の児童手当について詳しく解説します。
児童手当の支給が3万円になるのはいつからですか?第3子の数え方に注意
マネーFix 編集部
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児童手当の支給が3万円になるのはいつから?
2024年10月から、第3子以降に対する児童手当の支給額が3万円になります。
現行の制度では、3歳~小学生の第3子以降に対して、1万5000円支給されています。
10月から支給対象が高校卒業までになり、かつ年齢を問わず第3子以降には3万円の児童手当が給付されるようになります。
第1子、第2子の給付額については、3歳未満であれば一律1万5000円、3歳以降は一律1万円となっています。
2024年10月以降の児童手当の給付額は、以下の通りです。(太字部分が変更点)
- 3歳未満:一律1万5000円(第3子以降は3万円)
- 3歳以上小学校終了前:1万円(第3子以降は3万円)
- 中学生:一律1万円(第3子以降は3万円)
- 高校生:一律1万円(第3子以降は3万円)
支給回数が年6回になる
2024年10月から、支給月も変更になります。
現在は、4ヵ月に1回(6月、10月、2月)と年3回に分けて支給されています。
10月以降は2ヵ月に1回、偶数月(2月、4月、6月、8月、10月、12月)に支給されます。
制度変更、初回の支給は2024年12月で、10月と11月分の児童手当が支給されます
第3子の数え方には注意
児童手当における第3子とは、必ずしも「家族の中で3番目に生まれた子ども」という意味ではありません。
児童手当においては、22歳になった年度末までが多子加算の対象となります。
例えば、子どもの年齢が以下のような場合、児童手当における第3子は4人目の子どもになります。
- 1人目:23歳
- 2人目:17歳(高校生)
- 3人目:15歳(中学生)
- 4人目:11歳(小学生)
この場合、2人目の子が22歳になった年度末を過ぎると、4人目の子は第2子とみなされるようになり、手当は月1万円に減ります。
なお、児童手当の増額を機に、ライフプランの見直しをするのもおすすめです。
ファイナンシャルプランナー(FP)に相談することで、児童手当の有効な使い方や、教育資金の貯め方について、適切なアドバイスを受けることができるでしょう。
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