近年、資産運用が注目されており「貯金だけでなく、投資をしよう」と考える人も多いでしょう。
中には、貯金と投資のバランスをどうすべきか迷っている人もいるのではないでしょうか。
1つの指針として役立つのが「エイジスライド方式」です。
エイジスライド方式では、年齢に応じて投資へ回すお金の割合を調整できるので、ライフステージに応じた無理のない資産配分が可能になります。
この記事では、エイジスライド方式について解説します。
預貯金と投資のベストな割合とは?エイジスライド方式で年齢に合った配分がわかる
マネーFix 編集部
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エイジスライド方式とは
エイジスライド方式では、年齢に応じて投資へ回すお金の割合を以下の計算式で決定します。
[投資の割合]=120-[自分の年齢]
例えば、30歳であれば90%(120-30)、40歳の人であれば80%(120-40)を投資に回し、残りを預貯金に充てます。
エイジスライド方式のメリットは、年齢に応じて無理なく投資と貯金の割合を決められるという点です。
20代や30代のような若い世代は、長期間にわたって投資を続けられるので、ある程度リスクをとっても、あとから挽回することが可能です。
一方、年齢を重ねると退職や老後生活が近づくため、蓄えた資産を守る優先度が高まります。
したがって大きなリスクを取って資産を増やそうとするよりも、安定的に運用する方が望ましいです。
預貯金と投資の割合をシミュレーション
25歳から60歳までの各年齢について、月5万円と月10万円ずつ資産形成をする場合の具体的な割合を一覧表にまとめました。
月5万円の場合
月10万円の場合
上表はあくまで目安です。
年齢だけでなく、家庭の状況や個人のリスク許容度、ライフステージ、将来の目標などに応じて、割合を調整することが大切です。
エイジスライド方式を参考にしつつ、自分に合った投資割合を探してみてください。
なお、投資を始めたいと思っているが不安がある人は、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家に相談することをおすすめします。
家計の状況を把握したうえで、投資や預貯金に回すのに適切な金額をアドバイスしてもらえます。
初めてFPに相談する場合は、マネーキャリアなど無料で相談が受けられるサービスがおすすめです。
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