※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

NISAで積立投資は50代からだと遅いですか?―――50代は最後のお金の貯め時です

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。

今年はNISA制度が新しくなり、投資に関心を持ち始めた人も多いでしょう。

しかし、「いまから投資を始めるのは遅いのではないか」と考える人もいるのではないでしょうか。

この記事では、50代からでもNISAで積立投資を始めたほうがいい理由について解説します。

NISAでの積立投資とは

NISAは、投資で得た利益に税金がかからない制度です。

通常、株式や投資信託で得た利益には20.315%の税金がかかります。

しかし、NISAを活用すれば非課税になるため、投資をする人にとってお得な制度です。

2024年からNISAは新しい制度になり、非課税保有期間が無期限化、投資可能期間が恒久化され、より長期的な運用が可能になりました。

NISAには成長投資枠とつみたて投資枠という2種類の投資枠がありますが、どちらの枠でも積立投資をすることができます。

積立投資とは、定期的に一定額のお金を投資する方法です。

毎月決まった日に、自動的に株式や投資信託などに投資します。

積立投資は、一度に大きな金額を投資する必要がなく、少額から始めることができ、少しずつ時間をかけて資産を増やすことができる点がメリットです。

投資にはリスクがつきものですが、積立投資で長期的に運用をすることで、リスクを減らすことが可能です。

また、NISAは、国民に積極的に「投資」をしてもらう目的で始まった制度です。

特につみたて投資枠では、初心者でも安心して投資ができるように、金融庁のチェックのもと、リスクを抑えた商品が選ばれています。

NISAで積立投資が50代からでも遅くない理由

NISAで積立投資が50代からでも遅くない理由は、以下の通りです。

  • 50代からでもお金を増やすことが期待できる
  • 50代は最後のお金の貯め時

50代からでもお金を増やすことが期待できる

日本の平均年齢は、厚生労働省の「令和5年簡易生命表」によると、男性の平均寿命は81.09年、女性の平均寿命は87.14年です。

人生100年時代とも言われており、今後も平均寿命が延びていく可能性もあります。

そのため、50代からでも十分に資産運用をする年数はあり、お金を増やすことが期待できます。

50代は最後のお金の貯め時

一般的に50代は子育てがひと段落し、支出が落ち着く人も多いと考えられます。

さらに、年収はこれまでと同様、もしくは増える傾向にあります。

そのため50代は最後のお金の貯め時と言えます。

投資は、長期間続けることで複利効果を得ることができ、資産を増やすことが期待できます。

資金的な余裕が生まれやすい50代だからこそ、NISAで積立投資をすることで老後資金に備えることができるでしょう。

50代からNISAで積立投資を始めた場合

50歳から70歳までNISAで積立投資を始めた場合のシミュレーションをしました。

投資には株式や投資信託などさまざまな種類があり、投資する商品で想定利回りが異なります。

ここでは、年利3%、5%、10%で毎月5万円積立投資を続けた場合でシミュレーションしました。

年利3%の場合

  • 元本:1200万円
  • 運用益:約441万円
  • 合計:約1641万円

年利5%の場合

  • 元本:1200万円
  • 運用益:約855万円
  • 合計:約2055万円

年利10%の場合

  • 元本:1200万円
  • 運用益:約2596万円
  • 合計:約3796万円

50歳からでもNISAで積立投資をすることで十分に資産を増やせる可能性があります。

ただし、投資には元本割れのリスクがあります。

生活ですぐに必要な短期的な資金は貯金で確保しながら、余剰資金で長期間運用を始めることが大切です。

投資について不安がある場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)などへの専門家に相談することも1つの方法です。
 
投資状況や、市場の動きを客観的に把握し、的確なアドバイスをもらえるでしょう。
 
なお、FPに相談する場合は、マネーキャリアなど無料で相談が受けられるサービスがおすすめです。

投資を始めたいがどうしたらいいかわからない

キーワードで記事を検索