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8月から国の教育ローンの保証料が大幅値上げ。どのくらい高くなった?

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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奨学金と国の教育ローンの併用を検討している人も多いのではないでしょうか。

国の教育ローンでは、連帯保証人を立てる以外にも、教育資金融資保証基金へ保証料を支払うことで代わりに保証人になってもらうことができます。

しかし、2024年8月から教育資金融資保証基金へ支払う保証料が、大幅に値上げされました。

この記事では、国の教育ローンや教育資金融資保証基金の概要、保証料の値上げについて解説します。

国の教育ローンとは

国の教育ローンとは、日本政策金融公庫が提供する教育資金のための融資制度です。

子ども一人あたり上限350万円まで借入することができ、学費や生活費に充てることができます。

金利は2.4%固定(令和6年5月時点)と比較的低く、多くの家庭にとって利用しやすい条件になっています。

教育資金融資保証基金とは

国の教育ローンを利用する際には、原則として連帯保証人が必要です。

諸事情によって連帯保証人を頼めなかったり、そもそも頼める人がいなかったりする場合に助けとなるのが、教育資金融資保証基金です。

教育資金融資保証基金とは、国の教育ローンを利用する際、連帯保証人に代わって融資の保証を行うことを目的とした公益財団法人です。

融資金額の一部から教育資金融資保証基金へ保証料を支払うことで、代わりに保証人になってもらえます。

保証料は、融資額と返済期間、元金据置期間(利息分のみを返済している期間)によって決まり、融資額から一括して自動で差し引かれます。

国の教育ローンの保証料が値上げ

2024年8月から、教育資金融資保証基金に支払う保証料が値上げされました。

100万円の融資を受けた場合における、保証料の目安額は以下の通りです。

【2024年8月1日以降】
 

【2024年7月31日まで】
 

元金据置期間なし5年返済の場合、これまで1万5572円だった保証料が2万6035円と、約1.67倍に値上げされました。

また返済期間18年で、元金据置期間を設定した場合、保証料は10万円を超える金額になっています。

このように、保証料は大幅に引き上げられ、特に長期返済の場合にその影響が顕著です。

保証料を含めた資金計画を綿密に立てて、ローン利用を検討するようにしましょう。

教育資金の計画については、ファイナンシャルプランナー(FP)などへの専門家に相談することも1つの方法です。

家庭の状況に合わせて、適切なアドバイスをもらえるでしょう。

なお、FPに相談する場合は、マネーキャリアなど無料で相談が受けられるサービスがおすすめです。

教育資金の必要金額とその対策の相談なら

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