2024年度、新たに「住民税非課税」または「住民税均等割のみ課税」となった世帯に10万円の給付金が支給されます。
6月から各自治体で案内の発送を開始しています。
この記事では、1世帯10万円の給付金の対象世帯について解説します。
【2024年度】1世帯10万円の給付金!子ども1人5万円も。新たに「住民税非課税」になった世帯が対象
【記事執筆】FP川辺 拓也
3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。
2024年度の給付金
2024年度新たに対象となった世帯に、次の給付金が支給されます。
- 1世帯あたり10万円の給付金
- 子ども1人あたり5万円の加算給付金
どちらも低所得世帯を対象とした制度です。
1世帯10万円の給付金の対象世帯
給付金が支給される世帯の要件は、以下の通りです。
- 2024年度、新たに住民税が非課税となる世帯
- 2024年度、新たに住民税が均等割のみ課税となる世帯
2023年度にも、住民税非課税世帯と、住民税均等割のみ課税世帯には、1世帯7万円または10万円の「物価高騰対応重点支援給付金」を実施しています。
2023年度に給付金の対象だった世帯は、2024年度は対象外となります。
つまり、今回の給付金の対象となるのは「2023年度は住民税課税世帯」で「2024年度は住民税が非課税(または均等割のみ課税)」の世帯となります。
子ども1人5万円の加算給付金も
新たに10万円の給付金の対象となる世帯で、18歳以下の子どもを扶養している場合、子ども1人あたり5万円の加算給付金が受け取れます。
各自治体の最新情報
給付金に関する自治体の最新情報は、定期的に更新されるので、対象となる人は都度チェックしておきましょう。
支給時期はいつ頃?
給付金の支給時期は、まだ明確に決まっていない自治体が多いようです。
出典:各自治体のWebサイトをもとに作成
申請に必要な書類の発送は、6月から7月にかけて行われる見通しです。
そのため、給付金を支給するタイミングは、7月から8月以降になるでしょう。
手続き方法は?
給付金の申請は、自治体によって方法が異なるので、詳しくは住んでいる自治体に確認してください。
マイナポータル等を通じて「公金受け取り口座」を登録している世帯は、申請が不要な自治体もあります。
申請手続きが必要な世帯であれば、郵送かオンラインのどちらかで手続きができます。
申請期限は、9月末や10月末の自治体が多いようです。
出典:各自治体のWebサイトをもとに作成
期限を過ぎると給付金が支給されないので、対象となる場合は期限までに手続きを済ませましょう。