低所得世帯を対象に、子ども1人につき5万円の給付金が実施されています。
5月末が申請期日の自治体もあるので、早めの申請が必要です。
また、2023年12月以降に生まれた子どもについては、自治体によって給付対象になるかどうかが異なります。
この記事では、子ども1人5万円の給付金について、支給要件や手続き方法、5月末が申請期日の自治体について解説します。
【子ども1人5万円】2023年12月以降に生まれた子は、自治体によって給付対象かどうかが異なる
【記事執筆】FP川辺 拓也
3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。
子ども1人5万円給付とは
子ども1人5万円の給付金は、18歳以下の子どもがいる低所得世帯に対して支給されます。
以下のケースに当てはまる子育て世帯が、給付金の対象世帯となります。
- 18歳以下の子どもを扶養している
- 別世帯だが18歳以下の子どもの生計を維持している(単身で寮に入っているなど)
- 別世帯の18歳以下の子どもを税法上の扶養にしている
18歳以下の子どもがいるかどうかを判定する基準日は、2023年12月1日です。
もし、2023年12月1日時点で18歳以下の子どもが2人いるなら、10万円が支給されます。
また、2023年12月2日以降に生まれた新生児がいる場合も対象となります。
次に、低所得世帯に当てはまる要件と、給付金を受け取るために申請が必要なケースを確認しましょう。
給付金の支給要件
給付金は、以下の要件に当てはまると支給対象となります。
- 1世帯7万円の給付金を受け取る世帯
- 1世帯10万円の給付金を受け取る世帯
どちらかの給付金を受け取る要件を満たしていれば、子ども1人あたり5万円が追加給付されます。
7万円、10万円の給付金については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
>1世帯7万円給付金
>1世帯10万円給付金
手続き方法
支給要件に当てはまる場合でも、世帯によって手続き方法が異なります。
以下のケースに当てはまる場合は、給付金を受け取るために申請が必要です。
- 公金受取口座を自治体が把握していない
- 1世帯7万円の給付金を受け取っていない
- 2023年12月2日以降に子どもを出産した
- 別世帯で18歳以下の子どもの生計を維持している
自治体によって申請手続きが必要な要件が異なるので、詳しくは住んでいる自治体のWebサイト等で確認してください。
給付金は、申請手続きが完了したら、およそ1ヵ月で支給されます。
次に、申請手続きの期限を5月末に設定している自治体の一部を確認しましょう。
5月締め切りの自治体
2024年5月31日を申請期限としている自治体の一例は、以下の通りです。
- 札幌市(北海道)
- 仙台市(宮城県)
- 杉並区(東京都)
- 八王子市(東京都)
- 岸和田市(大阪府)
なお、2023年12月2日以降に生まれた子どもについては、加算対象になる期間や、申請期限が自治体によって異なります。
上記の自治体の対象期間は、以下の通りです。
2023年12月2日以降に子どもが生まれた場合は、対象期間や申請期限を確認するようにしましょう。