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【マイナス金利解除】住宅購入で判断を間違えないためにすべきこと。金利の選択は慎重に

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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日銀が3月19日にマイナス金利の解除を発表しました。

マイナス金利が解除されたことにより、住宅ローンの金利が上昇する可能性があるため、マイホームを購入予定の人の中には、住宅を購入してもいいのか悩んでいる人もいるでしょう。

この記事では、マイナス金利解除されたいま、マイホーム購入時に注意すべきポイントについて解説します。

マイナス金利解除の影響

マイナス金利政策とは、日銀がデフレ対策のために行っていた金融緩和政策のことです。

マイナス金利政策は住宅ローンにも影響を与え、住宅ローンを借り入れる際の金利がとても低い状態が続いていました。

しかし、マイナス金利が解除されたことにより、今後は住宅ローンの変動金利が上昇する可能性があります。

2023年は、金融政策の変更により、住宅ローンの固定金利が上昇傾向にありましたが、変動金利はどうなるのでしょうか。

全国銀行協会の加藤会長は「急速な利上げは想定されず、当面は緩和的な金融環境が継続すると考えられることから、金利の急激な上昇や急速な円高に進む可能性は低く、経済や企業経営への影響は限定的と見込んでいる」と述べました。

この発言からもわかるように、急激な金利上昇はなく、段階的に上昇していくことが考えられます。

そのためマイホームを購入するとしても、金利が急上昇するという状況にはならないと予想されます。

住宅を購入する場合のポイント

とはいえ、マイナス金利政策が解除されたことで、今後変動金利が上昇する可能性はあります。

そのため、これから住宅を購入する場合には、以下のポイントを抑えて検討することがおすすめです。

  • 金利変動を考慮に入れる
  • 固定金利と変動金利の違いを理解する

金利変動を考慮に入れる

今後は、マイナス金利時代に比べて住宅ローン金利が上昇することが考えられます。

みずほリサーチ&テクノロジーズのリポートでは、2026年には短期金利が2.75%まで上昇し、住宅ローンの変動金利は4.0%になると予想されています。

変動金利で住宅ローンを組む場合は、金利の上昇を視野に入れたシミュレーションをしておくことが重要になります。

また、現在の収入や支出を把握するだけでなく、子どもの進学や転職など、家庭の状況が変わることも考慮に入れ、無理のない返済額を設定することが大切になるでしょう。

固定金利と変動金利の違いを理解する

住宅ローンの金利には、大きく分けて固定金利と変動金利の2種類があります。

固定金利は、一定期間市場金利にかかわらず金利が変わらないタイプです。

変動金利は、市場金利の動向によって金利が変わるタイプです。

今後の金利上昇リスクが不安な人は、固定金利を選択することがおすすめです。

固定金利であれば、あらかじめ決めた期間は金利が一定なので、利息負担が増えることなく家計の収支を把握しやすいでしょう。

ただし、固定金利は変動金利よりも高めに設定されています。

毎月の返済額を多くしてでも、固定金利を選んで金利上昇リスクを回避するのか、金利上昇リスクがあったとしても、現在金利負担の少ない変動金利にするのか、自身にあった選択をすることが大切です。

住宅ローンの金利の動向を正確に予測するのは難しいです。

そのため、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家に相談し、綿密な計画を立てておくことをおすすめします。

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