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投資するなら知っておきたい「ポートフォリオ」。投資の目的別、おすすめの割合を紹介

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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ポートフォリオとは、金融商品の組み合せや比率のことです。

自分の資産を増やしていくためには、ポートフォリオはとても重要です。

テクニカル分析の解説サイト「テクニカルブック」が実施した調査によると、現在のポートフォリオに課題を感じている人が65.2%にのぼることがわかりました。

この記事では、資産運用の目的に合わせたポートフォリオの作り方を紹介します。

ポートフォリオとは

投資対象を1点に絞っていると、万が一の事態が生じたときの損失が大きく、リスクが高くなります。

そのため、資産運用をする際は、複数の商品に分散投資をすることが大切になってきます。

分散投資をする際に重要になるのが、ポートフォリオです。

ポートフォリオの考え方は、資産運用の目的によって異なります。

ここでは、次の目的に合わせたポートフォリオの例を紹介します。

  • 住宅資金や教育資金など中期的な支出に向けて、確実に運用をしたい
  • 老後資金など将来への備えが目的で、長期的な運用をしたい
  • 余剰資金や大きな臨時収入があり、リスクをとってもリターンを狙いたい

住宅資金や教育資金など中期的な支出に向けて、確実に運用をしたい

住宅資金や教育資金など、中期的に必要な資産を作ることが目的の場合、できる限り元本割れのリスクを抑えたいところです。

リスクを抑え、安定的な投資をするには、比較的価格の変動幅が小さくリスクが低い資産に分散投資するのがおすすめです。

具体的には、国内債券の比率を大きくして、残りも比較的リスクの低い国内株式や国内REIT(不動産投資信託)などに投資します。

  • 国内債券70%
  • 国内株式15%
  • 国内REIT15%

特に国内債券は、リターンは少ないですが、リスクが低いのも特徴です。

また、国内の金融商品であれば、為替リスクを避けることもできます。

リスクを抑えつつ、もう少しリターンを求めたい場合は、国内債券の比率を下げることで、ある程度のリターンが期待できるようになります。

  • 国内債券50%
  • 国内株式30%
  • 国内REIT20%

老後資金など将来への備えが目的で、長期的な運用をしたい

老後資金など将来への備えが目的で、長期的な運用が可能な場合、短期・中期で投資をするよりもリスクが下がります。

その分、リターンが期待できる金融商品の割合を増やすとよいでしょう。

より確実にリターンを求める場合は、値動きによるリスクをある程度抑えつつ、リターンを得る機会を多くすることが大切です。

そのため、さまざまな金融資産に広く分散投資することがおすすめです。

例えば、株式と債券の比率を7:3にし、リスクとリターンのバランスを図りながら、外国の株式や債券を組み込みます。

  • 国内株式30%
  • 先進国株式40%
  • 国内債券10%
  • 海外債券20%

これにより、国内の金融商品のみに投資をするより、積極的にリターンを求めていくことができます。

もしくは、為替変動のリスクをとって、リスク・リターンがやや高めの先進国株式、先進国REITを組み入れたポートフォリオも有効です。

  • 国内株式20%
  • 先進国株式30%
  • 国内REIT10%
  • 先進国REIT20%
  • 国内債券20%

国内債券も組み入れておくことで、リスクを抑える効果も期待できます。

余剰資金や大きな臨時収入があり、リスクをとってもリターンを狙いたい

余剰資金を増やすことが目的で、リスクをとってでも大きなリターンを求めるのであれば、海外株式の比重を高めるとよいでしょう。

一般的に株式は、債券やREITよりもリスクが高い金融商品といわれています。

また、国内株式よりも海外株式に投資することもリスクが高いといわれています。

その分、高いリターンを求めることができます。

高いリターンを求めてリスクをとりにいく場合には、海外株式を中心とするポートフォリオがおすすめです。

  • 先進国株式60%
  • 新興国株式40%

比較的変動幅が大きく、大きなリターンが狙える可能性があります。

ライフステージによって、リターンがどこまで必要か、それに応じたリスクはどこまで許容できるかは人それぞれです。

そのためポートフォリオは、「必ずこれがよい」という正解はありません。

まずは投資の目的と期間を決め、リスクの許容度を考えたうえで、自分に合ったポートフォリオを考えてみましょう。

資産運用のポートフォリオ作成については、専門家に相談するのも有効です。

こちらの記事も参考にしてください。

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