新NISAの開始に伴い、昨年後半からNISA口座の開設が増加しています。
いざ投資を始めようと思っても、さまざまな疑問をかかえている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「MoneyFix LINE公式アカウントの友だち」から寄せられた「投資に関する悩み」に答えます。
第3弾では「投資のリスクにはどのように備えればよい?」という疑問に回答しました。
第4弾は「最初は何の投資をするべきですか?」です。
投資を始めたいと考えています。最初は何の投資をするべきですか?
マネーFix 編集部
マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。
「国内株式」「ETFや投資信託」から始めた人が7割以上
MoneyFixが実施した「投資に関するアンケート」によると、「最初に始めた投資」については、「国内株式」(39.3%)が最も多く、「ETFや投資信託」(33.7%)、「iDeCoなどの確定拠出年金」(7.1%)と続きました。
NISAでも投資ができる、「国内株式」「ETFや投資信託」から始めた人が7割以上という結果でした。
投資には色々な種類があり、リスクが異なる
一口に「投資」といっても、さまざまな種類があります。
- 株式
- 投資信託
- 債券
- 不動産
- 外貨預金
- 金
- FX
- 仮想通貨 など
投資方法によって得られる利益の幅やリスクが異なります。
例えば、「仮想通貨」や「FX」は投資の中でも価格の振れ幅が大きく、高利益が見込める反面、大損する可能性もあります。
「最初の投資先」として人気の高かった「株式投資」や「投資信託」は、投資の代表格であり、比較的リスクが低めの選択肢といえます。
また、投資の運用益が非課税になる「NISA」では、「投資信託」や「株式」が投資対象となっています。
株式投資
株式投資は、企業の株式に投資する方法です。
株式の価格はさまざまな要因によって変動します。
例えば、企業の業績がよく、株式を買いたい人が売りたい人より多ければ、株価は上昇します。
一方、業績が悪く、株式を買いたい人より売りたい人が多ければ、株価は下落します。
株式投資では、株式を購入したときよりも高い価格で売却することによって、利益を得ることを求めます。
投資信託
投資信託は、複数人の投資家からお金を集め、その資金を専門家がさまざまな資産に分散投資する方法です。
投資信託は、投資先が株式や債券など複数に分散されるため、比較的低リスクで投資ができます。
株式投資に比べて短期的に大きな利益を得られる可能性は低いですが、大損する可能性も少ないのが魅力です。
なお、ETFも投資信託の1つです。
ETFは上場しているため、証券会社でのみ取り扱っています。
NISAでは、成長投資枠のみETFの取り扱いがあります。
はじめて投資をするなら「投資信託」がおすすめ
投資による「元本割れ」のリスクを軽減するには、「長期・分散・積立」が基本です。
長い期間(長期)かけて、さまざまな資産に分けて投資し(分散)、定期的に少しずつ資金を投入する(積立)ことで、市場の短期的な変動に左右されず、資産運用の安定性が高まります。
投資信託に毎月決まった金額を投資して長期間保有することで、「長期・分散・積立」が実現します。
投資信託は、投資の専門家が運用をしてくれるので、投資を始めたばかりで、銘柄の選び方がわからない人でも安心です。
何から始めればよいかわからない人は、「投資信託」を選択するのがよいでしょう。
NISAの「つみたて投資枠」を活用してリスクをさらに軽減
投資信託に投資をするのであれば、NISAの「つみたて投資枠」がおすすめです。
NISAの「つみたて投資枠」にラインナップされている商品は、「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」に限定されています。
さらに、国内外の株式・債券などに幅広く分散している投資信託を、金融庁が厳選しています。
金融庁が認可した商品のみがラインナップしているため、初心者でも安心して投資することができるでしょう。
- 投資に関するアンケート
- 【調査実施会社】株式会社ウェブクルー
- 【調査期間】2023年12月4日(月)~2023年12月10日(日)
- 【調査方法】MoneyFixのLINE公式アカウントでのアンケート
- 【調査人数】816人