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【最大600万円】能登半島地震被災者の生活再建に向けた給付金。家財や車の購入にも利用できる支援

執筆者:川辺 拓也

【記事執筆】FP川辺 拓也

3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。

能登半島地震から1ヵ月が経ちました。

被災地では徐々に生活再建に向けて動き始めています。

政府は、能登半島地震におる被災地支援のため、給付金の支給を実施する方向で検討を始めました。

この記事では、被災地支援を目的とした制度について解説します。

被災者生活再建支援制度

政府は、被災地支援の制度として「被災者生活再建支援制度」に上乗せして、給付金を支払う案を新たに検討しています。

「被災者生活再建支援制度」は、自然災害によって家屋に被害を受けた世帯を対象に、住宅を再建するための給付金を支払う制度です。

被災者生活再建支援制度は、「基礎支援金」と「加算支援金」に分かれます。

基礎支援金は、住宅の被害程度に応じて最大100万円が支給される給付金です。

加算支援金は、住宅の再建方法によって最大200万円が支給されます。

 出典:内閣府「被災者生活再建支援法の概要」

被災した状況によって受け取れる給付金は異なりますが、基礎支援金と加算支援金を合わせて最大300万円が給付されます。

申請は、各自治体の窓口で行います。

必要な添付書類は、以下の通りです。

  • 基礎支援金:罹災証明書 振込口座のわかる物(通帳・キャッシュカード)の写し
  • 加算支援金:再建方法がわかる契約書等の写し

申請期間は、以下の通りです。

  • 基礎支援金:災害発生日から13ヵ月以内
  • 加算支援金:災害発生日から37ヵ月以内

以上に加えて、政府は、高齢者や障害者のいる一定の用件を満たす世帯を対象に、追加で給付金を支給することを表明しました。

対象となる要件は「住宅が半壊以上の被害を受けたか、家財や自家用車を失った世帯」です。

追加で支払われる給付金は最大で300万円で、内訳は以下の通りです。

  • 家財や車の購入:最大100万円
  • 住宅再建の費用:最大200万円

つまり、対象世帯は、最大600万円の支援が受けられることになります。

  • 基礎支援金(現行制度):最大100万円
  • 加算支援金(現行制度):最大200万円
  • 家財や車の購入(追加支援):最大100万円
  • 住宅再建費用(追加支援):最大200万円

対象の地域は、珠洲市、輪島市、七尾市、穴水町、志賀町、能登町です。

また、高齢化率や地理的な条件に加えて、上記の市町と同程度の被害があると判断された地域も対象です。

政府が実施する生活再建に向けたその他の支援

政府が2024年1月25日に発表した「被災者の生活と生業(なりわい)支援のためのパッケージ」でも、被災者を対象にした支援が実施される見通しです。

前術した「被災者生活再建支援制度」は、新たに住居を建設、または補修する場合などに給付金が支給されます。

「被災者の生活と生業(なりわい)支援のためのパッケージ」では、家屋の解体に関する費用について支援を行います。

全壊家屋と半壊家屋を対象に、解体にかかる費用を政府や自治体の公費でまかない、個人の自己負担をゼロにします。

「被災者の生活と生業(なりわい)支援のためのパッケージ」の支援を受けるには、罹災証明書が必要です。

出典
  • 内閣府「被災者生活再建支援法の概要」

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