2024年1月から、新NISAがスタートしました。
これからNISAを始めたいと思い、NISA口座の開設をしたものの、どの銘柄に投資をしたらよいのかわからない人もいるでしょう。
この記事では、つみたて投資枠の投資対象ジャンルについて解説します。
NISAの投資先は、結局何を選べばいいの?つみたて投資枠の投資対象を解説
マネーFix 編集部
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銘柄は大きく分類すると2種類
新NISAのつみたて投資枠で選べる銘柄は、投資信託に限られています。
その中で、大きく分類すると以下の2種類があります。
- 株式型
- バランス型
「株式型」とは、株式のみに投資をする投資信託のことです。
一方、「バランス型」とは、株式や債券、不動産といったさまざまな商品に投資をする投資信託のことです。
一般的に、債券は株式に比べてリスクとリターンが低く、株と逆の値動きをする傾向(株式が下落する場面では債券が上昇、株式が上昇する場面では債券が下落)があります。
NISAで投資できる商品のジャンル
つみたて投資枠の対象商品は、長期・積立・分散投資に適しているとして金融庁が定める「公募株式投資信託」と「上場株式投資信託(ETF)」に限定されています。
代表的なジャンルは、以下の通りです。
- 全世界株式
- 米国株式
- 日本株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- バランス型
全世界株式
「全世界株式」は、世界中の株式の値動きを示す指数に連動するものです。
全世界株式に投資をすると、世界中の株に分散投資をしたのと同じ効果を得ることができます。
全世界株式は長期的なリターンを狙えるため、投資初心者にもおすすめで「米国株式」と並んで人気のあるジャンルです。
全世界株式には「日本株を含むタイプ」と「日本株を除くタイプ」の2つがあります。
日本にも海外にも投資をしたい人は日本株を含むタイプ、日本株をすでに持っている人や海外のみに投資をしたい人は日本株を除くタイプを選びましょう。
米国株式
「米国株式」は、アメリカ合衆国で取引されている株式に投資するものです。
アメリカ経済の規模の大きさ、成長性の高さから、世界中の投資家から注目を集めています。
また、米国株は世界に進出している企業が多く、競争力や成長力が高いことが特徴です。
日本株式
「日本株式」は、投資対象先が日本国内の企業になります。
国内企業なので、新聞やニュースで情報を集めやすく、初心者にもおすすめです。
先進国株式
「先進国株式」は、投資対象先が先進国である株式のことです。
「先進国」とは、国民の生活水準が高く、経済が大きく発展した国を指しています。
先進国株式は、新興国株式に比べて経済が安定していることがメリットです。
ただし、その分、期待できるリターンは新興国株式よりも低くなります。
また、先進国株式は米国株の比率が高いことが多いため、アメリカの経済情勢に大きく左右されます。
新興国株式
「新興国株式」は、投資対象先が新興国である株式のことです。
新興国とは、中南米、東南アジア、中東、東欧など、経済の急成長が期待できる国を指します。
新興国株式は割安な水準にあり、人口増加による高い経済成長が期待できるので大きなリターンが得られる可能性があります。
しかし、経済や政治、株式市場が未成熟な面があり下落のリスクも高いといえます
バランス型
「バランス型」は、株式だけでなく、複数の資産(株、債券、不動産)や地域へバランス良く投資する投資信託のことです。
例えば、株式と債券、国内と海外といった異なる資産や市場で運用します。
バランス型は、商品自体が複数の資産や地域への分散投資を行っているため、投資リスクの低減効果が期待できます。
分散投資によるリスク低減は、長期投資・積立投資と並ぶ投資の基本です。
本来は株式や債券などの配分を自分で考える必要がありますが、バランス型であれば購入するだけで分散投資になります。
バランス型は分散効果によってリスクが抑えられる代わりに価格の上昇幅も少なくなります。
そのため、得られる利益が少ないデメリットがあります。
どの商品を選べばよいかは、一概にはいえません。
本人がどのように資産運用したいかによって、変わってきます。
何を選べばよいか判断に迷う場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家に相談するとよいでしょう。
資産運用の相談先については、こちらの記事も参考にしてください。