2024年1月から新NISAが始まり、投資への注目度が高まっています。
株式会社LENDEXの調査によると、20~50代のサラリーマンの半数以上が「投資を行っていない」ことがわかりました。
投資を始めない理由として最も多かったのは、「投資の知識がないから」でした。
この記事では、サラリーマンの投資状況や、サラリーマンにおすすめの投資方法について紹介します。
投資をしていないサラリーマンが半数以上。NISAなら初心者でも低リスクで始められる
マネーFix 編集部
マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。
投資を行っているサラリーマンは約48%
株式会社LENDEXが、年収400万~600万円台で20~50代のサラリーマンを対象に、「サラリーマンのお財布事情」に関する調査を実施しました。
出典: 株式会社LENDEX 「サラリーマンのお財布事情」(以下同)
現在投資を行っているかについては、「行っている」(48.2%)が最も多く、「行っていない(やろうとも思っていない)」(29.9%)、「行っていない(やろうと思っている)」(21.9%)と続きました。
またiDeCo、NISAを行っているかについては、「行っている」(39.7%)が最も多い結果となりました。
「やろうと思っている」人を含めると、約7割の人が投資に前向きであることが伺えます。
投資をしていない理由については、「投資の知識がないから」(62.8%)が最も多く、「投資する資金がないから」(35.1%)、「損をするのが怖いから」(28.6%)と続きました。
「お金がない」という現実的な課題を抱えている人が一定数いる一方、「知識不足」や「恐怖心」などの心理面で踏み出せない人が多数派のようです。
サラリーマンに向いている投資方法
NISAの「つみたて投資枠」での投資は、投資初心者でもわかりやすく、少額から始められて、かつ損失のリスクが少ない投資方法といえます。
新NISAの「つみたて投資枠」で取り扱われる商品は、「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」のみです。
投資できる商品は、専門家が運用をしてくれる「投資信託」のみなので、専門的な知識は必要ありません。
また、投資信託は少額から始められるので、まとまった投資資金が必要ありません。
さらに、長期にわたって積立投資をするので、損失のリスクも低くなります。
資産推移をシミュレーション
例えば、30歳から60歳までの30年間、毎月1万円、3万円、5万円ずつ投資した場合のシミュレーションをしてみましょう。(年利3%を想定)
毎月1万円からのつみたてであっても、元本よりも大きく増やせることがわかります。
サラリーマンが投資を始める際の注意点
サラリーマンが投資を行う際は、必ず余剰資金で投資を始めるようにしましょう。
短期間で利益を得ることを求めて投資資金を増やしたり、生活資金を投資に充てたりするのは禁物です。
長期的な視野を持って投資を取り組むことで、知識がない投資初心者であっても、低リスクで、安定したリターンをねらうことができます。
なお、NISAについて初歩から学びたい人は、こちらの記事「【誰でもわかるNISA解説】第1回:NISAって何?」も参考にしてください。
NISAについて、連載で解説しています。
- 株式会社LENDEX 「サラリーマンのお財布事情」