2024年1月から新NISAが始まります。
新NISAに関するニュースや記事を目にする機会が増え、NISAについて気になっている人もいるのではないでしょうか。
「NISAという言葉を初めて聞いた」「難しくてまったくわからない」という初心者に向けて、NISAについて解説します。
第1回目は「そもそもNISAとは何なのか」について解説します。
【誰でもわかるNISA解説】第1回:NISAって何?―――貯蓄口座のことです
マネーFix 編集部
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NISAって何?
NISAはNippon Individual Savings Accountの頭文字を取ったものです。
直訳すると、「日本個人貯蓄口座」のことです。
つまり、NISAとは「口座」を指します。
口座といったら「普通預金口座」や「定期預金口座」が思い浮かぶでしょう。
それらと同じように、「NISA(日本個人貯蓄口座)」という口座があるのです。
普通預金口座は、使いたいときにいつでもお金を引き出せます。
NISAも、預けたお金はいつでも引き出しができます。
NISAは資産形成に向いている口座
いろいろな口座がある中で、NISAは「資産形成したい人に向いている口座」です。
なぜNISAが資産形成に向いているのかというと、利益が出ても税金がかからないから。
通常は、投資をして利益が出ると、約20%の税金がかかります。
例えば、投資で100万円の利益が出たときに受け取れる金額はこんな感じ。
- 税金:100万円×20%=20万円
- 受け取れる金額:100万円-20万円=80万円
税金が20万円かかり、受け取れる金額は80万円です。
しかし、NISAを使って運用した場合、税金がかかりません。
- 税金:0円
- 受け取れる金額:100万円
つまり、NISAで投資をした方が、20万円得になるわけです。
NISAの口座はどうやって作るの?
NISAの口座を作れる場所は、以下の通りです。
- 銀行
- 証券会社
銀行や証券会社の窓口に行って、「NISAをやりたいです」といえば作れます。
ネット銀行やネット証券で作りたい人は、オンラインでの申込みも可能です。
ただし、NISAの口座を作れるのは、1人1つまでです。
普通預金口座のように、いろいろな銀行で複数の口座を作ることはできません。
普通預金口座を持っている銀行で作ってもよいですが、投資したい銘柄がある場合は、ちょっと待ってください。
銘柄とは「投資をする商品」です。
銀行や証券会社によって、取り扱っている銘柄が違います。
もし投資したいと思っている銘柄があるなら、その銘柄を取り扱っている銀行や証券会社で口座を作りましょう。
不安がある場合は、銀行や証券会社の窓口で、取り扱っている銘柄を聞いてみてください。
おすすめの銘柄まで、丁寧に教えてくれるでしょう。
次回は、「いくらまで投資できるのか」について解説します。
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