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【新NISA】FPおすすめの活用方法。つみたて投資枠と成長投資枠で同じ商品を買う

執筆者:川辺 拓也

【記事執筆】FP川辺 拓也

3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。

2024年1月から新しいNISAが始まります。

資産を増やす手段として注目が高まるNISAですが、若年層にはどの程度、浸透しているのでしょうか。

この記事では、若年層における新NISAの認知度と、初心者向けの新NISAのおすすめ活用方法について解説します。

Z世代における新NISAのイメージ

株式会社バイアンドホールドは、18~25歳の3,000名を対象に「新しいNISA制度に対する認知や資産運用への意識調査」を実施しました。

出典:株式会社バイアンドホールド「新しいNISA制度に対する認知や資産運用への意識調査」(以下同)

NISA制度について「知っている」と回答した割合は、全体の40%でした。

「知らない」と回答した割合が60%で、Z世代にはNISAの認知が十分に進んでいないことが伺えます。

Z世代で「預貯金以外に資産運用を行っている」と回答したのは、全体の20%でした。

NISAが十分に認知されていない、利用されていない理由として、資産運用をする必要性を感じていない、もしくは資産運用に回す資金の余裕がない可能性が考えられます。

今後もインフレによって、物価やサービスにかかる費用が上昇する可能性が高いです。

そうなったとき、預貯金をしているだけでは、お金の価値が目減りしてしまう可能性があります。

効率的に資産を増やすためには、NISAを有効活用し、投資をするのがおすすめです。

預貯金だけではお金の価値が目減りしてしまう理由については、こちらの記事「【誰でもわかるNISA解説】なぜ投資をやった方がいいの?―――銀行預金だとお金の価値が下がるから」を参考にしてください。

FPがすすめる新NISAの活用方法

では、具体的にはどのようにNISAを活用するのがよいのでしょうか。

FPがおすすめする活用方法は「つみたて投資枠と成長投資枠ともに同じ商品を購入」することです。

理由は、以下の2点です。

  • つみたて投資枠の上限を超えて資産運用ができる
  • 初心者でも成長投資枠を活用できる

新NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠があります。
 
出典:金融庁「新しいNISA」

つみたて投資枠は年間120万円まで、成長投資枠は年間240万円まで、合計360万円まで非課税で投資することができます。

資金に余裕があるのであれば、年間の投資枠を超えて投資をしたいと思うかもしれません。

成長投資枠は、上場株式も扱っていますが、上場企業の株式に投資をする場合は、株式を購入するタイミングや購入量など、一定の投資知識が必要です。

そのため、成長投資枠をどう活用すべきかわからないと感じる人もいるでしょう。

成長投資枠の商品の中には、つみたて投資枠の商品と同じものも含まれています。

同じ商品を購入することで、初心者でも成長投資枠を活用しやすくなり、年間360万円まで投資することが可能になります。

ただし、投資に絶対はありません。場合によっては、元本割れしてしまう可能性もあります。

新NISAの活用方法の1つとして参考にしてください。

なお、新NISAの利用にあたっては、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家に相談するのもおすすめです。

こちらの記事「ファイナンシャルプランナー(FP)相談サービスのおすすめ10選!」も参考にしてください。

出典
  • 株式会社バイアンドホールド「新しいNISA制度に対する認知や資産運用への意識調査」
  • 金融庁「新しいNISA」

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