物価高や光熱費の上昇を受けて、家計の見直しを考えている人も多いのではないでしょうか。
株式会社フェリクルーの調査によると、70%が家計の見直しが必要性と感じていることがわかりました。
家計の見直しをする際は、家計管理の「黄金比率」を目安にするとよいでしょう。
この記事では、家計の見直しに関する意識調査の結果をもとに、家計管理の黄金比率について解説します。
70%が家計見直しの必要性を実感。黄金比率「50:30:20」で理想のバランスを実現
マネーFix 編集部
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家計の見直しの必要性を感じている人は70%
株式会社フェリクルーが、30~50代の100名を対象に「これからのお金と給料に関する意識調査」に関する調査を実施しました。
出典:株式会社フェリクルー「これからのお金と給料に関する意識調査」(以下同)
家計の見直しの必要性を感じているかについては、「どちらかというと感じている」(43%)が最も多く、「とても感じている」(27%)と続きました。
70%の人が、家計の見直しの必要性を感じていることがわかります。
現在見直しに取り組んでいる、または取り組んだことのある項目については、「食費」(42%)が最も多く、「光熱費」(39%)、「娯楽費」(31%)と続きました。
節約や見直しが「難しい」と感じる項目については、「食費」(30%)が最も多い結果でした。
「食費の節約」は、取り組む人が多い一方、難しいと感じる人も多いようです。
家計管理の黄金比率
節約をするのであれば、生活費、娯楽費、貯蓄のバランスを意識するのがおすすめです。
家計を上手く管理するための目安として、「家計管理の黄金比率」というものがあります。
「50(生活費:30(娯楽費):20(貯蓄)」が黄金比率といわれています。
各費用の具体例は、以下の通りです。
- 生活費:食費、家賃(住宅ローン)、水道光熱費、携帯料金など
- 娯楽費:趣味、レジャーなど
- 貯蓄:預貯金、投資など
黄金比率を月収別にシミュレーション
黄金比率を使って家計を見直した場合、どのような項目にどれくらいの費用を使うことができるのか、手取り月収別にまとめました。
自身の手取り月収を、黄金比で分配してみると、優先して節約した方がよい項目が見えてくるのではないでしょうか。
なお、家計の見直しをするには、ファイナンシャルプランナー(FP)への相談も効果的です。
家計の状況に応じて、何をどう節約すればよいかなどのアドバイスをしてもらえます。
詳しくは、こちらの記事「ファイナンシャルプランナーに家計相談|あなたの家計を改善するための方法」を参考にしてください。
- 株式会社フェリクルー「家計の見直しに関する意識と実態」