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【東京都】QR決済でポイント還元10%。決済サービス1つにつき最大3,000円で複数利用も可能

執筆者:川辺 拓也

【記事執筆】FP川辺 拓也

3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。

東京都による、新たな物価高騰対策が発表されました。

都内の店舗でQR決済を使って買い物をすると、1回の決済につき10%のポイントが還元されます。

子育て世帯への給付金や、高校の授業料を実質無償化するなど、東京都ではさまざまな支援が実施されます。

この記事では、QRコード決済でのポイント還元政策の概要と、東京都のさまざまな取り組みについて解説します。

QR決済で10%のポイント還元

東京都は、2024年3月から、QR決済を使った買い物に対してポイント還元する事業を開始する予定です。

QRコードを利用して都内の店舗で買い物をした場合、支払金額の10%が、ポイントとして還元されます。

小売店や飲食店のほか、宿泊施設や美容院などのサービスも対象となる予定です。

還元されるポイントの上限額は、QRコードサービス1つにつき3,000円です。

例えば、9万円分を、3つのQRコードサービスに分けて利用すれば、9,000円分のポイント還元を受けることができます。

全国の自治体でもポイント還元施策が実施されていますが、東京都の施策が消費の喚起につながるのか、引き続き注目が集まります。

東京都の支援策

東京都は、ほかにもさまざまな支援策を実施予定です。

  • 018サポート
  • 学校給食費の負担軽減
  • 高校の授業料を実質無償化

018サポート

「018サポート」は、児童手当とは別に、子ども1人あたり月5,000円の給付金を支給する制度です。

給付対象は、18歳以下の子どもがいる世帯で、所得制限はありません。

受給には申請が必要で、2024年1月から給付が開始されます。

詳しくは、こちらの記事「東京都【018サポート】受付開始。子ども1人最大6万円を支給。申請期日は12月15日」を参考にしてください。

高校の授業料を実質無償化

2024年度から、都内に在住している高校生を対象とし、公立・私立問わず、高校授業料を無償化する予定です。

現行制度では、所得制限が設けられていますが、2024年度から所得制限が撤廃されます。

詳しくは、こちらの記事「東京都が高校の授業料を無償化。所得制限の撤廃で全世帯に恩恵。私立高校も対象」を参考にしてください。

学校給食費の無償化

東京都では、公立小中学校の給食費を無償化する方針です。

東京23区では、2023年11月時点で、渋谷区を除く22区で給食費の無償化が実施されています。

無償化されていない自治体に関しても、今後支援をしていく方針です。

東京都だけでなく、自治体でも独自の支援策が実施されています。

お住まいの自治体でどのようなサポートが受けられるのか、チェックしてみてください。

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