【11月の住宅ローン金利】固定金利が4ヵ月連続で上昇。今後の見通しは

執筆者:マネーFix 編集部

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10月31日の国債市場で、長期金利の指標である10年国債の利回りが一時0.955%となりました。

長期金利の上昇は、固定金利型の住宅ローン(フラット35や10年・20年固定など)の金利上昇につながります。

住宅ローンを組んでいる人や、利用を検討している人にとって、住宅ローンの金利上昇は家計の支出に大きく影響します。

この記事では、直近の住宅ローン金利の推移や今後の見通しについて解説します。

固定金利の推移

日銀が2023年7月下旬に金融政策の変更を発表したことにより、長期金利の上昇を容認することになりました。

これを受けて、金融機関の住宅ローンの固定金利は上昇傾向にあります。

大手銀行の住宅ローン固定金利(固定10年、最も優遇された場合)の推移は、下表の通りです。
 
3行とも4ヵ月連続で固定金利が上昇しています。

8月に比べて、三菱UFJ銀行0.26ポイント、三井住友銀行は0.4ポイント、みずほ銀行は0.35ポイント上昇しています。

今後の見通し

今後も金利が上昇していくかは、日本銀行の政策が大きく影響します。

11月6日、日本銀行の植田総裁は「賃金と物価がバランスよく上昇するため、金融緩和を粘り強く継続する」と発言しました。

金融緩和とは、市場に出回るお金の供給量を増やし、経済を活発化させる政策のことです。

日本銀行はこれまで、短期金利をマイナス0.1%、10年の長期金利を0%程度に抑えることを柱とした大規模な金融緩和政策を進めてきました。

これによって、金利を低く抑えて景気の回復を支え、安定的に2%の物価上昇を達成することを目指しています。

固定金利の見通し

固定金利の指標となる10年物国債の利回りは、今年7月に日銀が金融政策を修正し、上昇傾向が続いています。

日銀は10月31日の政策決定会合で、1%を「上限のメド」に修正し、金利を低く抑えるための国債買い入れの運用を柔軟化させました。

その結果、長期金利はさらに上昇する可能性があります。

住宅ローンの固定金利上昇にも影響が出る可能性があるといえます。

変動金利の見通し

変動金利は2016年から続くマイナス金利政策の影響で、低金利に抑えられてきました。

変動金利は短期プライムレートという指標に連動するため、現在の長期金利の上昇には直接影響を受けません。

しかし、賃金上昇を伴う物価上昇が実現されると、マイナス金利政策が解除される可能性があります。

また、変動金利は低いところだと0.5%未満になっており、下がる余地はほとんどなくなってきています。

これらを踏まえると、将来的には、変動金利が上昇する可能性も考えられます。

マイナス金利政策が解除されると、住宅ローンをはじめ、さまざまなローンの金利が上昇する可能性があります。

将来の金利を正確に予測することは難しいですが、金融政策などのニュースに注目しておくようにしましょう。

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