金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、1人暮らし世帯の金融資産(預貯金や株式など)の平均は871万円とされています。
預貯金額の平均値として、目安にはしたいところですが、自分とはかけ離れていると感じるかもしれません。
ただし、ひとくちに「1人暮らし」といっても、新社会人になったばかりの世代もいれば、退職金を受け取った世代もいます。
この記事では以下の内容について解説します。
- 統計上の「年代別」金融資産
- 預貯金額の「理想」と「現実」
- 希望の金額を貯めるコツ
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マネーFix 編集部
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金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、1人暮らし世帯の金融資産(預貯金や株式など)の平均は871万円とされています。
預貯金額の平均値として、目安にはしたいところですが、自分とはかけ離れていると感じるかもしれません。
ただし、ひとくちに「1人暮らし」といっても、新社会人になったばかりの世代もいれば、退職金を受け取った世代もいます。
この記事では以下の内容について解説します。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」のデータから、単身世帯の金融資産を見てみましょう。
出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和4年調査結果」をもとに作成
1人暮らしの金融資産は、年代により大きな差があることがわかります。
また、平均値と中央値でも開きがあることがわかります。
数値の格差が大きくなると平均値は押し上げられる一方、中央値の方が実態に近い数字になります。
次に、1ヵ月あたりの預貯金額の理想と現実について見ていきましょう。
株式会社AlbaLinkが1人暮らしをしている506人を対象に「貯金額に関する意識調査」を実施しました。
出典:株式会社AlbaLink「貯金額に関する意識調査」(以下同)
1ヵ月の貯金額については、平均で2万7812円、中央値は「1万~2万円」でした。
1ヵ月の理想的な貯金額については、平均が6万526円で、中央値は「4万~5万円」でした。
中央値で比較すると、1ヵ月に「4万~5万円」の預貯金をしたいと考えているのに対し、現実の預貯金額は「1万~2万円」であることがわかります。
1ヵ月あたりの預貯金額として、理想と現実では3万円程度の開きがあることがわかりました。
理想の金額を貯めるにはどのようにしたらいいのでしょうか。
ここでは、3つの方法を紹介します。
お金を確実に貯めていくには、先取り貯蓄が適しています。
財形貯蓄や、口座振替による預貯金が一般的です。
また、毎月定額を積立投資するという方法もあります。
月々の給与から先取り貯蓄をするのが難しい場合は、「ボーナスを全額貯蓄する」と決めて、月々の給与のみで生活するという方法もあります。
いずれにしても、一定額を「使えないお金」として先に貯蓄口座に入れてしまう方法が有効です。
水道・光熱費や住居費、保険料などの見直しを行うことで、毎月の支出を削減することが可能です。
例えば、電気料金と電話代、インターネットプロバイダ料金がセットになったプランなどもあるので、割安になるプランを探してみましょう。
また、昨今ではサブスクリプションサービスも固定費として定着しています。
あまり使っていないサービスや、内容が重複しているサービスがないかを見直してみましょう。
あまり意識せずにサブスクを利用していることもあるため、サブスクの見直しは比較的簡単に削減効果を実感できます。
いかに家計を見直しても、支出を抑えるのも限界があります。
どうしても預貯金するお金を捻出できない場合は、副業で収入を増やすことも検討しましょう。
クラウドソーシングなどを利用して、収入アップにチャレンジしてみましょう。
中には、アンケートに答えるだけのような簡単な仕事もあるので、そういったものから実績を積んでもよいでしょう。
預貯金するお金を捻出するには、ファイナンシャルプランナー(FP)への相談も有効です。
無料相談を実施している所も多いので、利用してみてください。
FP相談については、こちらの記事「ファイナンシャルプランナーに家計相談|あなたの家計を改善するための方法」も参考にしてください。
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