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9~10月も食品値上げは続く。食費の見直しをするなら、エンゲル係数の確認を

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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帝国データバンクの「価格改定動向調査」によると、9~10月にかけて6,000品目以上の食品値上げが予定されています。

2023年の食品値上げは10月時点で、累計3万品目に到達する見通しです。

株式会社RJCリサーチが実施した「お買い物に関する調査」によると、約半数が「1年前と比べて食料品の買い物の仕方(選び方)が変わった」と回答しています。

この記事では、食費の適正金額の算出方法や、食費の節約方法について解説します。

食費の適正金額

総務省の「家計調査」によると、2022年の1ヵ月あたりの食費は平均6万3597円でした。(世帯人数2.22人)

あくまで平均値ではありますが、2人暮らしの食費の平均が約6万円というのは、家計を見直す際の1つの指標となるでしょう。

もう一つの指標として、エンゲル係数があります。

エンゲル係数は、世帯における消費支出の内、食費が何%を占めているかを表す数値です。

エンゲル係数=食費÷消費支出×100

総務省の家計調査によると、2人以上の世帯におけるエンゲル係数の平均値は27.5%でした。

家庭のエンゲル係数を計算してみて平均よりも高い場合、一般家庭よりも食費にお金を回しすぎの可能性があります。

買い物の仕方の変化

株式会社RJCリサーチは、30~69歳の女性323名を対象に「お買い物に関する意識調査」を実施しました。

出典:株式会社RJCリサーチ「お買い物に関する意識調査」(以下同)

1年前と比べて、食料品の買い物の仕方が変化したかについては、約半数が「変わった」と回答しています。

買い物の仕方がどのように変わったかについては、「より安く購入できるお店を探すようになった」が、13品目中10品目で1位に選ばれました。

そのほか、「いつものお店で安いときだけ購入するようになった」「見切り品・値引きシールのある商品を選ぶようになった」という回答に票が集まっていることがわかります。

食費の節約方法

ここでは、効果的な食費の節約方法を5つ紹介します。

  • 安いスーパーを利用する
  • コンビニを利用しない
  • まとめ買いをする
  • 冷凍保存を活用する
  • キャッシュレス決済を利用する

安いスーパーを利用する

上記のアンケート結果でも1位に選ばれていましたが、節約の基本は、より安く食材を手に入れることです。

スーパーによって肉が安いところ、野菜が安いところなどそれぞれ得意なジャンルが異なります。

品目ごとに安い店舗を把握しておくのもおすすめです。

しかし、何件も買い物をするのは時間がかかります。

また、移動手段に車を利用した場合は、節約できた食費よりもガソリン代の方が高くつく可能性もあります。

自分にとってどこで買うのが1番お得になるのかを把握することが大切です。

コンビニを利用しない

コンビニは、幅広い商品がそろっておりとても便利ですが、スーパーやドラッグストアに比べて、商品の販売価格が高い場合が多いです。

クーポンやポイントを活用する場合は、お得に購入できるケースもありますが、基本的にコストパフォーマンスが良くありません。

コンビニへ立ち寄る回数を減らすだけでも、節約効果が期待できます。

まとめ買いをする

食費を減らす方法で最も簡単なのはまとめ買いをすることです。

1週間のうちに何度も買い物をすると、冷蔵庫の在庫を把握しにくくなるうえに、必要でないものをつい買ってしまう原因になります。

「買い物は週に1回」のように回数を決めることで、余計な出費を避けることができます。

また、買い物リストを作っておくことも効果的です。

買い物リストに書いてあるものだけを買うようにすることで、無駄な出費を減らすことができます。

冷凍保存を活用する

まとめ買いをした食品は、下味をつけて冷凍保存をしておくことがおすすめです。

朝、冷凍室から冷蔵室へ移して解凍をしておけば、夜に加熱するだけで料理ができます。

仕事などで疲れているときは、総菜を買ってしまうこともありますが、この方法であればそれほど手間もかからず、食費の節約になります。

また、冷凍保存をしておくことで、食材を傷めずに使い切ることができるので、腐らせて無駄にしてしまうことも防止できます。

キャッシュレス決済を利用する

毎月必ずかかる食費は、キャッシュレス決済での支払いがおすすめです。

キャッシュレス決済するとポイントが貯まり、貯まったポイントを決済金額に充当したり、商品券等と交換したりすることができます。

例えば、1%分のポイントがつく場合、月6万円の食費をすべてキャッシュレス決済で購入すれば、600円分のポイントがもらえます。

ポイント還元率が高い商品や、ポイント倍増キャンペーンなどをねらえば、さらに多くのポイントが得られます。

なお、こちらの記事「失敗しない食費の節約術」では、世帯人数や収入別の食費の平均額や食費の節約方法について解説しています。

出典
  • 株式会社RJCリサーチ「お買い物に関する意識調査」

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